3/18カードランキング更新&新DOBシステム導入 ~Ver1.4_EX3、システム改訂後第一シーズン展望~
・予告されてしまったAPリセットと、それに至るまでに僕に何ができるか
僕は、上海にいた半年間を除いて、DOBというシステムが導入されて以降その更新速報をこのブログで続けてきました。
少し考えればわかることですが、DOBというのは「勝つ」ために必要なものではありません。「APを盛る」ために必要なものです。大会なんかで勝ちたいのであれば、妙なカードを使わずにただただ最強のデッキを作ればよくて、こんな0/1/2/4/6の数字に意味はないわけです。
しかし、そう遠くない未来に、APのリセットが予告されてしまいました。
僕は今Q2で、Q1まで残り38000のところにいます。Q1の称号プレートが欲しくても、僕の生活パターンではおそらく間に合いません。全国ランキングがおおよそ180位ぐらいですが、107位の称号も厳しいです。
要するに、僕はもう、Ver2.0になるまで、COJをプレイする理由がなくなってしまったのです。
ゲーム、あるいは趣味としての刹那的な楽しさを追求するのであれば、僕の取る選択としては御伽の国でドローショットかクリスタルを守って不浄を照らすかのどっちかです。僕がCOJをプレイしていく上で、APという目に見える結果はモチベーションの維持に非常に大きなウェイトを占めていました。刹那的な楽しさではなく、「積み重ねる楽しさ」を追求してきたのです。究極的には僕のAPを目的として、こうやってブログを書くわけです。ガチガチのトップメタというよりかは割とDOBの高いデッキを使うタイプであるというプレースタイルの問題もあるかもしれません。
2.0の批判をするつもりは一切ありません。新要素、楽しみです。APリセットが運営の下した決断ならば受け入れますし、バージョンが上がったら時間の許す限りプレイすると思います。
ただ、「積み重ね」に一切の意味がない新バージョンになるまでの間、僕とCOJの関係性というのはかなり冷めたものになるのは間違いなくて、そうなるとこのCOJ山梨支部というコンテンツは僕にとって時間的、体力的負担でしかありません。APリセットの発表以降、とにかくキーボードに向かう気力が明らかに落ちているのです。
それでも、誰かここの読者がランク1個上の称号プレートが欲しかったり、1000位称号が欲しかったりするかもしれないので、やはり非公式ながらも半ば「定期的」になってしまった以上、「いつもあるものがそこにない」のは無責任かなとも思い、こうしてキーボードを叩いています。
ここから先、Ver2.0の稼働まではイベント戦でもない限りプレイ頻度は極端に落ちるものと思います。それでも「今COJを頑張りたい」「今COJを楽しみたい」誰かのために、以下の文章を託します。
使用率の集計期間は3/3~3/16。システムが大きく変わっているので、それなりに文体も変えています。
・3秒でわかる前シーズン
©SEGA
【カーバンくん育成デッキ】なるよくわからないクソゲー製造機のおかげで、若干流動性のあるメタゲームであったかと思います。
・新0pt帯
ほとんどお馴染みのメンバーが揃っているので詳しくは書きません。《三叉・トリシューラ》《ライオンハートガール》《丹花のリンリン》《ONI総長》あたりが新顔でしょうか。30位という枠に入るには、「複数のデッキで使われる圧倒的汎用性」「微課金でも手軽に手に取れるレアリティの低さ」が必要になりそうです。
・新1pt帯
31位:《蠅魔王ベルゼブブ》
新システム1発目、1pt帯の1番上に早くも超大物です。これまでとは閾値が違うとはいえ、「1ptの蠅魔王」なんて誰が想像したでしょうか。秩序の盾やウイルスシステムなどで逆風が吹き続け、【赤単トリガーロスト】【猿】【赤黄】といった真っ赤なデッキでさえも上位帯ではベルゼブブの採用率に陰りが見られる中、それでも31位にいるカリスマ性を評価しなければならないのかもしれません。
称号プレートの紹介でも真っ先に出てきたのはこの漢でした。近い将来に無料配布対象にはなりますが、まだまだ彼にはCOJを背負ってもらいます。
33位:《バンシー》
0ptでも全くおかしくない、破格の1ptカードです。《風紀委員マコ》との違いはそのまま現環境における赤と青の勢いの差かもしれません。《フープエンジェル》(こちらも1pt)と票を分けたという見方もできると思います。事実、【赤青魔手ハンデス】では《バンシー》、【青緑滅王】では《フープエンジェル》が優先される傾向にあります。
47位:《叢雲・クサナギ》
【武身】だけで見ると絶対に3枚入るこのカードも、他の武身と比較すると《三叉・トリシューラ》《聖槍・ロンギヌス》《雷鎚・ミョルニル》に負けています。緑系のわかりやすいデッキとして【緑単アグロ】が出現したこともあって、【武身】というデッキそのものの使用率は減っているのではないでしょうか。【赤黄】派生や【舞姫】派生で武身を投入するデッキで、ミョルニル→トリシューラ→ロンギヌスのみの採用パターンもそれなりに見ますね。
64位:《デストラクションスピア》
77位:《風雲龍》
91位:《狂犬の採掘》
100位:《大自然の仲間達》
旧システムなら「初の0pt帯」などと言って騒いだところですが、新システムなので1ptです。上3枚についてはもうなんかそのまま【舞姫アリアン】の隆盛に直結しています。《大自然の仲間達》も【緑単アグロ】【侍】だけではなく【カーバンくん育成デッキ】や3~4色構成の【天使】などで使われて、《丹花のリンリン》《原初神ガイア》から逃れようという動きが見て取れます。
104位:《宝石獣カーバンくん》
「効果破壊耐性バグ」以来の高順位です。コイツが頑張ってる時はロクな環境ではないような気がします。【カーバンくん育成デッキ】は神獣軸のA~Sデッキが多かったですが、その気になれば【侍】や【巨人】あたりとのハイブリッドが可能です。《滅王アレキサンダー》が出てきても折れない心とデッキ構成が重要だと思います。
116位:《ユグドラシル》
3桁順位も久々ではないでしょうか。緑単がアグロに傾いていくにつれてデッキから抜けて行くカードですが、尖りきった【緑単アグロ】は逆にユグドラシルを苦手としているのが面白いところです。9000まで育てば多くのデッキで処理が困難になるでしょう。
124位:《英雄の剣》
このあたりに4ptが付いたら調整も楽なのですがそんなに都合のいい世界にはならないようです。
137位:《エンシェントドラゴン》
《風雲龍》と一緒に頑張りすぎました。【舞姫アリアン】のポイントが辛そうに見えますが、実際に計算すると《風雲龍》のところに6ptカードを入れるとBまで行くそうです。
・新4pt帯
151位:《ゴーレム》
152位:《見習いシーフ》
157位:《圧殺のタウロス》
【青緑滅王】のメンバーですね。この3枚だけで36ptは流石に馬鹿げてますし、1pt帯にも《闇天使ネフィリア》《滅王アレキサンダー》《エリートシーフ》《早撃ち勝負》と必須カードが転がっているので、基本的にB確定であわよくばAもありえるといったシーズンでしょうか。ランダムハンデスを多用し《ミューズ》までいるので、【赤青魔手ハンデス】よりも【OC特化珍獣】への耐性があるのが魅力です。
156位:《ソードダンサー》
187位:《ケルビム》
2シーズン前に頑張ったおかげで2桁順位を記録していましたが、旧0pt帯だったために反動で使用率が低下。新4pt帯という美味しいポジションをゲットしました。【黄単】系統には朗報でしょう。1pt帯に無数のタレントを抱えるので、こちらもB到達は難しくなさそうです。
158位:《アーミーアント》
159位:《ギザルゴン》
161位:《ミノタンク》
コイツらがここにいるってことは昆虫は全部4ptってことです。Aデッキにはなるでしょう。
168位:《狂神アレス》
【猿】のスーパーフィニッシャーも4ptです。元々ドロートリガー類でポイント調整するデッキなので、Bまでは持っていけるのではないでしょうか。《学びの庭》《火精フレイミー》《トリックオアトリート》が1pt帯にいます。
160位:《獣王の威光》
167位:《土下座》
196位:《大いなる世界》
208位:《森の女神》
210位:《バーンカウンター》
259位:《狂気の決闘場》
デッキのアクセントになる良質な緑インターセプトが4pt帯に揃っています。これで《呉越同舟》か《潜在解放》のどちらかでもあれば言うことなしでしたが残念ながら1pt。《不可侵防壁》と《武器破壊》は0ptです。
170位:《微笑の占い師》
究極のポイント調整カードかもしれません。ある程度トリガーゾーンを埋めれるデッキなら常に採用の余地があります。《セレクトショップ》も195位で4ptです。
172位:《開眼のアヤメ》
173位:《心眼のナギ》
コイツらがこの順位ってことは侍は全部4pt・・・おっと、《光鷹丸》が1ptでした。こちらもA到達までは余裕でしょう。《三日天下》も4ptです。
179位:《虹色のキャンバス》
青系のポイント調整カードとしては真っ先に名前が上がることになりそうです。得点力を大きく上げてくれます。
186位:《侵撃の魔手》
前季の大ヒット作【赤青魔手ハンデス】のネームシップです。旧システムで2ptだったものがここまで順位を上げましたが、新システムでは4ptという裁定ですね。《ロキ》《大魔導士リーナ》《ONI総長》と0pt帯に重要カードを抱えるデッキで、実はB到達が苦しくなっています。
220位:《絶望の天魔アザゼル》
ベルゼブブ31位よりもこっちの方が全盛期を知っていると「絶望」を感じます。4ptなら久々にカッコつけて使ってみてもいいのではないでしょうか。
238位:《死神のランプ》
これもポイント調整としてはえげつないですね。少なくとも1ドローにはなりますし、アリアン系統の《追い風》にクリーンヒットさせれば試合終了です。《アリアンロッド》が憎くて仕方ない、という方はバリバリ入れましょう。
248位:《It's Showtime》
278位:《モロク》
今まで1ptだったこのセットが双方4ptになっているのも強烈です。使うならば3枚ずつだと思うのでこれだけで24ptですね。
250位:《ファントム》
《滅王アレキサンダー》系デッキが元気なのもあって活躍の場が増えています。たいていの場合《ロキ》が併用されますしね。他にも《大自然の仲間達》《現世のイザナギ》へのカウンターにもなっていて実は腐りにくいです。
304位:《龍将・政宗》
352位:《アイアンゴーレム》
こちらもセット運用できる4ptカードです。《原初神ガイア》との組み合わせが熱いですね。政宗のフォイル台詞はなかなかかっこいいので、運よく引けた方は使ってみるのも一興でしょう。
・新6pt帯
この枠を使わなければならないほどポイントに困窮しているかどうかをまず考えなければなりません。新4pt帯上位にはかなりカードパワーの高いものが存在していますので、6×3の18ptよりも4×4の16ptの方が総合的にデッキが強くなるということは頻繁に起こり得るはずです。それでも使えそうなものをピックアップしてみます。
564位:《紫電龍》
3枚投入というよりかは1枚だけ突っ込んで細かい数値の調整をする運用ですね。上手く決まれば強いのは相変わらずです。【青緑滅王】のA調整などで出番が来るでしょうか。
571位:《クマゴロウ》
赤1CPです。エラッタ前の《ドン・ペローネ》が重宝されていたことを考えるとかなり期待できるポジションではないでしょうか。【赤単トリガーロスト】B調整用ですね。
672位:《ガンスネーク》
黄色1CPです。【舞姫アリアン】B調整、【黄単】A調整などで姿を見ることができるでしょう。
721位:《キャタピワラシ》
青1CPです。複数枚入れるなら《紫電龍》よりこちらですね。【青緑天使】【赤青魔手ハンデス】のB調整担当になるでしょうか。《ロキ》《大魔導士リーナ》《闇天使ネフィリア》のセットは一生使ってるので、OC効果に辿り着きやすくなる《キャタピワラシ》は高DOB系青1CPユニットの中では多用しています。
・総括
当初の想像よりも1pt帯と4pt帯が遙かに広く、高倍率を確保するのは容易です。【赤単トリガーロスト】(《おおきくなるよ!》《聖夜のメリィ》etc)や【黄単】(《ゴールドクラウン》《司令官テイアー》etc)のように「そのデッキでしか使わないけど、そのデッキからは絶対に抜けないカード」を1pt帯に複数持っているようなデッキが美味しい思いをできるシステムと言えるでしょう。また種族デッキはA到達まで見えています。
これを書いていたせいで、まだ実際にデッキシュミレーターを弄ったわけではないのですが、環境、そしてデッキ構築自体は面白くなりそうです。APを得る意味さえ見いだせれば、ガッツリプレイしていたかもしれません。