COJ阪神支部

旧「COJ山梨支部」。なお、中の人は巨カスの模様。

10/6カードランキング更新 ~Ver2.0_EX1最終シーズン/Ver2.0_EX2第0シーズン展望~

・前シーズンまとめ

 

 僕が前回の記事をアップしてすぐに、エメラルドランク追加という公式からのニュースがあった。

 

新ランク追加のお知らせinfo-coj.sega.jp | CODE OF JOKER -コード・オブ・ジョーカー-│SEGA

 

 「プラチナ勲章は10/13を以て無価値になる」という意味でもある。だが「ようやく大会用調整ができる」、と意気込んで普通のデッキを握って全国に潜ってみると【緑単S】の嵐。1000位争いとは無縁の位置にいるようなプレイヤーが【緑単S】を繰り出してくるのである。2位・キリンすまっしゅが1位・バナナジョーカーを抜くために【緑単S】ならまだ理解の範疇の内に入るのだが(物理的に抜けそうにない、という点には目を瞑る)。そんなこんなで、大会用の調整に全国対戦が使えない状況は続いている。

 

 COJとの関わり方そのものが人によって違うのかもしれないな、と考えさせられるのがここ昨今である。COJを完全に競技としてみなし、プレイヤーとしての強弱に拘る層。1種のライフワークとして、毎日プレイする層。このゲームをあくまで1つの手段とみなし、人脈を広げみんなでワイワイできればいい層・・・

 全国ランキングに君臨する人間たかが100人とっても、根っこの考え方はだいぶ違う。「万人を納得させるゲームバランスやランキングシステムの構築」は難しいのかもしれない。ただ、現行のDOB周りのシステムやランカーリプレイの選出基準については、不満の声しか聞こえないのが事実である。

 

 10/8に、新バージョン直前生放送が予告された。僕としては、「エメラルドランク実装とそれに伴うDOB関連のシステム変更」に関して説明責任を果たしてほしいというのが切実な願いである。8/25のシステム変更では、ユーザー自らが倍率値などを概算する羽目になった。根本のゲームシステムそのものについて運営から説明されない、というのは少なくともTCGとしては不適切であると思う。カードテキストを隠して新カードを追加するようなものだ。さらに言えば、当初やらないと言っていた「実質のランキングリセットをすることになった」ことについては土下座案件ではないか、というのが実際に《意気投合》《ライトステップ》で土下座するシーンを見た老害の心境である。

 今運営がどういう層をメインターゲットとしてCOJを作っているのかは知らないが、どうやらR&Dサポーターズ開設以降はここはしっかり監視されている模様なので、見られていることを前提に苦言を呈すことにした。

 

 Ver2.0_EX2の稼働日は、エメラルドランクが実装される10/13というのが最有力。その2日後の10/15には、アルカナカップの店舗予選が始まる。

 

 

 

 今回の集計期間は9/20~10/4。この期間中、中国に行ってたり腸炎で救急車で運ばれたり天気が悪かったりとわずか1日しか全国対戦ができていません。

 

 

・カードランキング:0pt帯

 

 《ドーバーデーモン》が1位をキープ。だがその使用ポイントは4200前後と、相変わらずJそのものの勢いに不安要素を感じる数値である。最も、前シーズンは「やり控え」が合法的に成立してしまうシーズンでもあるので致し方なし。

 

 新しく0ptになったカードで目立つのは【海洋】系。《天然魔導士ミーナ》《滅王アレキサンダー》2pt→0pt、《レヴィアタン》《デスパレート》4pt→0pt。ついでに対【海洋】の代名詞《盗賊の手》が0ptになっているのも面白い。「手札消費を荒くして成立条件を満たしてしまうために、TCGとしての大前提を破壊しているのでカードそのものを削除してほしい」という声が相次ぐ《女神の息吹》(【海洋】だけでなく【緑単S】でも必須)への対策にも一応使えるので、そこを評価された形か。

 

 紫系では《ルキフグス》《魔人の羽化》《ニードルレイン》が2pt→0pt。固定パックの影響と見られる。黄系では《オータムロイド》《ダークプリースト》《司令官テイアー》が2pt→0pt。

 

 また、《ゴールド・ダルマン》が超久々に0pt帯に。【ミリア珍獣】全盛期以来ではなかろうか。

 

 

・カードランキング:2pt

 

 《ラミエル》《聖夜のメリィ》《鳳凰》《火精フレイミー》と綺麗に【赤単トリガーロスト】パーツが並ぶ。全て0pt→2pt。昨今ではほぼ赤いカードとして扱われる《聖天使ニケ》も0pt→2pt。

 

 【猿】から《狂神アレス》、【緑単アグロ】から《ランスロット》《軍神アテナ》、両者で使える《開闢王伏羲》が全て0pt→2pt。これらを運用する上でキーになる《花の高原》は167位で2pt維持。

 

 《プロメテウス》《アークウイング》《ソードダンサー》《どきどきテイスティング》など、なぜか4pt帯にいた黄系の猛者が2pt帯に戻ってきた。一方で、《ユニコーン》が0ptから2ptに落ちている。

 

 

・カードランキング:4pt帯

 

 《泰山の侍》4ptは明らかに強すぎる。《赤誠の沖田》《闇法師弁慶》も2pt→4ptで【侍】はかなりオイシイ。

 

 【ティアマトギャンブラー】系では《トリックメイジ》《破滅のギャンブラー》《伝説の奇術師》《グレイスウルフィン》《ヒートドラゴン》が2pt→4pt。そういえば《ケルベロス》も0pt→2ptなので、前季よりはかなり余裕のあるポイントになりそう。"ティアマト四天王"のけさん&アワッホス曰く「今季は【ティアマトギャンブラーS】3rd Season」らしいのでざっくりこの世の終わり。

 

 《神弾・ストラ》《ファンガスガール》《アサルトガール》《大いなる世界》など、特定の目的意識があればptを問わずにデッキに投入したくなるカードが4pt帯に多いのも今季の特徴。

 

 《蜀漢の英雄・趙雲》が久々に4pt。無色のpt調整枠としては《繁栄の対価》と2択。《死神のランプ》は2ptに上がってしまった。

 

 

・カードランキング:8pt帯

 

 ここ最近のSP・PRである《貴公子ZERO》《月想の眠り姫》《道化師メイ》《リントブルム》が全て8pt。特に前者2枚は活躍が期待される。

 

 色別に見ると、赤は《ラッシュビートル》が白眉。《アリアンロッド》系が増えている傾向もあるのでメタとして活躍できる可能性がある。

 黄色は《ポメ錦》《残響のアレグリア》《マンドラゴラ》と、8/25~9/7シーズンを思わせる大盤振る舞い。当時とは4ptのメンバーが違うので完全に同じ構成にはできないだろうが、【黄単S】の可能性は十分ある。

 青は前述の《貴公子ZERO》が頭一つ抜けて強力だが、《サイボーグ死兵》《プリムラ》《紫電龍》と他にタレントがいないわけでもない。《サイレントウィッシュ》は4ptでも使用価値のある優良インターセプト

 緑は《風雲龍》1択。《プラウドドラゴン》をデッキからリクルートしてしまい効果使用機会を減らしてしまうという難点こそあるが、他とは明らかに格の違うカードパワー。《ライジングドラゴン》が赤ではあるものの8ptなので、《ニードルアリゲイター》などと組み合わせるとそれなりにシナジーのあるデッキになりそうではある。

 紫は《月想の眠り姫》以外何もないので諦めてください。 

 

 無色のトリガー・インターセプトでは《戦場の誓い》が優秀。【戦士】デッキはもちろん、《アリアンロッド》ピンポイントサーチが可能なのでそちらでの用途もある。【ブリギッドハンデス】が大流行するようなら《全ては計画通り》も視野に入る。

 

 

ジョーカーランキング

 

 0ptメンバーには変化無し。

 

 《パニッシュメントブレイク》《ライズアンドシャイン》が6pt→2pt。《デリートレイド》は10pt帯唯一の単体除去であったため2ptまで急浮上。また、《ターミネートコマンド》《リトルウォンド》が10pt→6pt。

 

 《ディバインシールド》《インペイルメント》《スターライト》がまとめて2pt→10pt。《インペイルメント》は定期的なアレなので放置。《ディバインシールド》《スターライト》はともに【ティアマトギャンブラー】レギュラー枠。

 

 

 勲章システムの根本が変わらないのであれば、プラチナランカーは「JPカンスト、あるいはプラチナ勲章を500の倍数直前で止めてエメラルドランク開放に備える」のが賢いやり方。僕はしっかりカンストで止めてます。アルカナカップに出たい方はイベントの完走も忘れずに(~10/11)。