COJ阪神支部

旧「COJ山梨支部」。なお、中の人は巨カスの模様。

Ver1.3エラッタ後第0シーズンメタゲーム総括~カイム亡き世界のスピード~

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誰だか忘れたけどカイムエラッタのくだりでこれ持ってきたやつセンスありすぎ。

 

・世の中には素晴らしいものが

 

COJ頂上デッキアーカイブ

COJランリプデッキ再現集

 

最上位帯で流行りの厨デッキをまるっとお見通し、スーパー便利ブログ1号2号。

これで君のデッキもQランク!!

 

 

今週木曜日の更新前に、激変した環境についてちょっとだけ。

 

 

ハンデス系統の流行

 

エラッタ初日です - chomoshのブログ

 

ここにもある通り、【祈り御供】系統がガッツリ勢いを落として、代わりに【ハンデス】系統がめちゃくちゃ強い。

(弱体化のあった)《蒼炎の魔導士ヒトミ》を軸とする【蒼炎ヒトミ・プロメテウス】が強いのはもちろんのこと、新たに《浸食のミュウ》を軸とする【ミュウハンデス】が一気に流行した。

デッキの形自体はちょっと前からできてたけど、実際にトップメタに食い込むようになったのは明らかにエラッタ以降。

 

 

・カイム亡き黄色

 

カイム修正で黄色3CP帯は誰が出てくるのかな、なんて思ってたけど甘かった。

そもそも黄色系のデッキがめちゃくちゃ減った。

 

アヒル爆死で再起不能の【黄単祈り御供】、BPラインが崩壊した【魔導師】は置いといて、

 【スピム祈り御供】・【赤黄ミッドレンジ】もカイム修正で大幅に数を減らした。

"カイムがいるから他の割と強いカードが使われない"ではなく、"カイム以外は環境のインフレについていけてない"ということだったのかもしれない。

 

【黄緑】系統はカイムがいなくとも強固な盤面を作れるので現役。

他にもエンジェルビルダー全力投入の【黄単コントロール】なんかはまだ頑張っていて、黄色系デッキ減少に伴って《反逆の狼煙》+《白き調和》を使ってくるようになった。

カイムのいないCoJは俺にとってのこの世の地獄 - chomoshのブログ

自縛我道さんのせいなのかちょもすブログの影響かはわからないけど、俺も《反逆の狼煙》+《白き調和》喰らったんだよ。自縛我道さん以外から。

 

 

・黄色を含まないミッドレンジ

 

そんなこんなで、【ハンデス】系統をなんとか倒さなきゃならない。

未だに衰えぬデッキパワーで後手からでもブンブンできる【珍獣】系統や【海洋】が【ハンデス】系統に楽に勝てるのかって言うとそうではない。

ハンデス】系統を咎めてきた【祈り御供】系統はカイム修正で虫の息。次点の【赤黄ミッドレンジ】はまだマシとは言え厳しいことに変わりはない。

そこで、トップゲーできるような他のミッドレンジ系デッキが必要になってきた。主に赤緑・赤青・青緑。

 

中でも【赤青】系統は今回の修正とPR追加でもっとも伸びたアーキタイプ

根本的に赤という色を抑えようと思った際には、加護や秩序の盾などユニット能力で凌ぐ必要性がある。

それを全体沈黙でなかったことにできるツクヨミが大収穫で、もともと強かった先攻での押し付け能力にさらに磨きがかかった。

「後攻になった時に弱い」とはよく言われたが、それは"6000カイム"というパワーカードを持たないという相対的なものであって、

カイムが5000になった今、【赤青】系統の後攻でのデッキパワーというのは他とそれほど差がない。虹キャンウンディーネという荒業もある。

そうそう、《虹色のキャンバス》ってカードで青の次に効果が強いのは赤なんだよ。相手が青くなかったら6000マーヤとか6000ベルゼとか8000暴虐に不屈ついたら強いでしょ。青かったら即死するかもしれないけど。

 

虹キャンの有無、ツクヨミの有無、盗賊型、海洋型など、無数のバリエーションがある【赤青】系統。

「デッキの話をしているのに指定範囲が広すぎてデッキが特定できない」のが嫌だから【】内に色だけ書くのは嫌いだったんだけど(だから【赤黄ミッドレンジ】って言い始めた)、

しばらくはしょうがないから【赤青】って書くことになるんだと思う。【青緑】、【赤緑】も同様かな。

 

ツクヨミ

 

ツクヨミについて言及する流れになってるので僕も少し。

 

「明確な採用意図がないとデッキに入らないし、クリティカルな状況じゃないと場に出せないカード」だと思う。

 

最近こんな感じの【青緑】使ってるんだけど、

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まず「カイムが死んだから蠅魔王剣をドリアード・ティターニアで受けよう」ってところから始まって、緑系デッキを組むのはだいたい確定してた。獅子王も使いたかったし。

それで、緑ミラーになった時に相手のアテナだけをツクヨミでなかったことにすれば殴り合いに勝てるのではと考えた。

ツクヨミは魔法石から必要な時に引っ張ってきたいイメージなんだけど、必要ないときに素引きしちゃうと死ぬほど邪魔なカードでもある。天草と変わらんぐらいの時がある。

最初1枚だったけど、2枚に増やした。【ハンデス】系統相手にうっかり引いたツクヨミを出す前に落とされると死ぬってのが理由。

 

ツクヨミ出せば勝てる、系の相手は確かに多い。【ハンデス】もそうだし、【侍】とかもそうでしょ。

でもBPで勝ってないといけない。相手のティターニアがうざいからってツクヨミ叩いても、ツクヨミ単体じゃ沈黙したティターニアに勝てない。

これでツクヨミが4CP7000とかだったら単体で盤面制圧しちゃっただろうけど、そうでもないわけでしょ。5000しかない。

だから【青緑】にしてツクヨミからBP戦で勝てるようにしよう、ここまでがこのデッキの経緯。

 

なんでもいいから「ツクヨミから何をするのか」ってのが大事なんじゃないかな。

少なくともそのターンはほぼユニット効果(と人の業)に阻害されずに好き勝手できる。【赤青】で加護秩序消してバアルベルゼでヒャッハー、はいい例。

何も考えずに突っ込んで勝てる"史上最強カード"ではないよ、っていうのが単純な使用感。

 

 

明日DOB更新だよね、多分。

僕はフェニックス・ニケ入り【赤青】がやりたくてしょうがないんですよ。