DOB査定変更から見るVer1.2_EX第五シーズン展望
ここに書くネタがねえなあと思ってランキング見回したらあることに気付く。
そう、「アルカナカップ効果」である。
COJ高等戦術研究所 - 「第2回アルカナカップ全デッキリスト」
今回は第二回アルカナカップ後に始まった第四シーズンを受けての査定変更。
随所にその爪痕が見られる。
9位:戦神・毘沙門
同カード史上最高順位。
エンジェルビルダーだろうがジャンヌダルクだろうが、どんなクソクリーチャーでも
「覚悟せい」「往生せい」で吹っ飛ばせばOKというのは真理である。
【赤黄ミッドレンジ】での採用枚数は以前より明らかに増えている。
【黄緑ジャンヌ】も元気。今では数は減ったとは言え【らすき黄単】は【黄単コントロール】の系譜でもあるので毘沙門はフル投入。
《人の業》も21位まで伸びているのでイベント以外での無策のぶっぱは血を見る可能性も。
26位:サラマンダー
36位:テューポーン
サラマンダーは大幅アップでテューポーンが微減。
これはそのまま【赤黄ミッドレンジ】での枠争いの結果と言っていいだろう。
とにかくミラーでの影響力が違いすぎる。
後手が強くなるのも勝率を欲しがるCデッキ環境にはピッタリ。
50位:封印の壺
PR配布もありましたねこの期間は。同カード史上最高順位でしょう。
0ptになって落ち着くかと思えば全く使用率に陰りが見えなかった。
2シーズン前は2pt入ってたと思うと戦慄する。
56位:野生の衝動
58位:献身のフェリア
71位:サン・エレファント
獣軸【OC特化珍獣】が躍進。サン・エレファントは自身初の0pt帯。
つまり、だいたいあちゃます大先生が悪い。
今でこそ【猿】のほうが遭遇率は高いが、対【赤黄ミッドレンジ】で優位に立てるのは双方共通の大きなメリットと言える。
72位:ナイトメアシープ
これもあちゃますさんが悪いのでは・・・そうでもなさそうだ。むしろやまださんだわ。
すぐ上に書いたが、【OC特化珍獣】以上に【猿】が多いのが昨今。
チェインフレイムを撃ちやすくして、マーヤに耐性のつくこのカードは【猿】ではほぼ必須。
91位:封札の煉獄炎
封札サイクル初の0pt帯。
アルカナカップの【赤単】【赤黄】ミラーが面白いのはコイツの存在も大きい。
"正しい使い方"が全国放送された結果一気に普及したと言ったところか。
Cで抑える【赤黄ミッドレンジ】のDOB要員にもなっていたので同デッキの今後には注目。
0ptでも使用率が落ちないカードだとは思う。
99位:プリティベル
1pt→0pt。これ0pt帯は初じゃない?
【黄単ワンショット】系列の圧縮率に大きく寄与する。
らすき氏の大会当日のレシピに他の精霊がいないにも関わらず採用されていたのも印象的。
101位:魔将・信玄(0pt→1pt)
102位:ファントム(0pt→1pt)
103位:冥界の門(1pt維持)
1pt帯にページを動かして早々にこれがズラっと並ぶのはなかなかインパクトがある。
信玄は未だに【忍者】や【黄単ワンショット】でゴールキーパーやってるし、
ファントムもエンジェルビルダーにこそ当たらないもののサラマンダー・ジャンヌダルクと獲物に困らない。
久々に青系でDOBを活かした無理のない構築ができそうだ。
112位:獣忍狼牙(0pt→1pt)
ただ【忍者】というデッキそのものは減少傾向にある。
似たような先攻性を持つ【魔導士】ができた上、カンナ軸の【黄単先攻特化】も元気。
忍者関連が根こそぎ順位を落としているあたりにその影響が見え隠れする。
115位:蛮王ベリアル(0pt→1pt)
初代キングオブフィニッシャー、ついに1pt帯降格。
そもそもブレイブドラゴンの時点で相当カードパワー的に怪しかったのに
ここ最近のベルゼブブ&アザゼルなどに完全にトドメを刺された。
Ver1.1以前、ベリアル全盛期を経験した人間には信じられないだろうが、
Ver1.0のSRで最初に0pt圏内から降格したのはこのベリアルである。
122位:蒼海の魔導書
1pt帯に1シーズンで出戻り。
これが1ptに落ちるとたいてい青い【OC特化珍獣】が環境を荒らすんだけど、
今回は【魔導士】の影響もあって見習いリーナが0pt維持。
【K井珍獣】系クソゲーをBでやるには相当厳しい。
125位:ストラグラー(4pt→1pt)
あのさあ・・・
194位→346位→125位って何の冗談だよって話で。
もはやこのカードは"DOBシステムの闇"と言っても過言ではない。
例によってキラーヴィーナスが4ptに落ちているので今季も・・・
ん?見慣れないのが4ptにいますね?
131位:歴戦の勇士(0pt→1pt)
まあ0ptで使うかと言われたら使わないカードな気がする。
少し前に猛威を振るった"Lv2カンナ+10000"もめっきり見なくなった。
【黄単先攻特化】は行動権消費よりにシフトしつつある印象を受ける。
165位:禁じられた召喚術(2pt→1pt)
もう一生1ptでいいよコレ。
【猿】とか【赤黄ミッドレンジ】が簡単にDOB稼いで終わり、みたいな印象しかない。
今日から発売の悪魔パックにも2枚入ってるから絶対数増えるでしょ・・・
174位:世界創生(2pt→1pt)
どんなデッキでも、1枚までなら選択肢に入るカード。
頂上にも登場。何がタチ悪いって【黄単先攻特化】に搭載されていた。
"ライフ2まで削ったので後はヘレティックスカーを待つだけ"みたいなときに異様に強い。
186位:大いなる世界(2pt→1pt)
結局J帯ではこれほとんどいなかったんですけど、下のほうで遊んでた系ですかね?
世界を撃てるデッキを組もうとすると、武器商人を入れるスペースに困るのが難点。
緑単であろうと早撃ちや不可侵は欲しいしねえ。
192位:石川五右衛門
4pt→1pt。
今思えば第四シーズンは「五右衛門に殺された」という報告が多かった気がする。
地雷デッキとしてそれなりに知名度のある【五右衛門ワンショット】だけでなく
DOB要員としての【赤単】への搭載ケースが散見された。
203位:センターポジション
1pt→2pt。2pt帯は初のはず。
【センポジ精霊】も見なくなって久しい。毘沙門9位なら止む無しと言ったところか。
無色0CPインターセプトとしては破格の効果なのでDOB調整に使えるかも。
211位:ドラゴンボルケーノ
4pt→2pt。
第四シーズンに注目されたコンボに「自ターン開始時ボルケーノ爆発→聖女の祈り」というのがある。
例え自ターン開始時であろうとも"ユニット→トリガー→インターセプト"の処理順番が適用されるので可能なコンボ。
「人身御供被弾から聖女の祈りが発動できない」のとは逆の現象である。
212位:世界樹の祈り
1pt→2pt。
最近の【黄単ワンショット】はアリエLv3を作らないのだろうか。
プリティベルが0ptな今、同デッキのDOBの要になりそうだ。
221位:女神の息吹
1pt→2pt。2pt帯は初。
確かに巷でよくみる【青単ハンデス】系統にコイツが入っているケースは少ない。
1CPが重いんだよなあ・・・あと地下書庫で十分って話も。
272位:滅亡の未来都市
4pt→2pt。2pt帯は初。
PR配布の影響もあってついに4pt帯脱出。
これでもまだ【機械】はDOBSを狙えるのだから恐ろしい。
289位:竜の胎動
圧縮効率で勇名を馳せた《巨竜の島》ではなくこちらが2ptに昇格。
【赤青ドラゴン】以外にも搭載され、この場合はほぼサラマンダーピンポイント。
サラマンダーの現環境における重要性が見て取れる。
竜の咆哮も297位で4pt帯脱出です。
301位:一騎当千の神器
2pt→4pt。
一世を風靡した"加護信玄"コンボも時の流れに消え去った。
だいたいエンジェルビルダーが悪い。
304位:シルフの戦士
2pt→4pt。4pt帯は初。
乱立する黄色2CP5000シリーズの最古参。
効果の威力はストラグラーやキラーヴィーナス(2pt→4pt)を大きく上回る今季の注目株。
312位:執行官アーテー
2pt→4pt。おかえりなさい。
このカードはこの枠で一生軽減に刺さってるぐらいがちょうどいい気がしないでもない。
単体スピードムーブで考えればクリムゾンナース・五右衛門よりも遥かに軽いのはプラス要素。
316位:バックアップメンバー
2pt→4pt。4pt帯は初。
TLでも話題の今季オススメカード。
これ1枚がユニットカードになると考えれば4ptは破格。
コイツ如きにアザゼルが出張ってくるようなら逆においしい。
320位:一筋の光明
全国の壁撃ち系エージェントの皆様、お待たせしました。
"真・光明オブジョーカー"、ついに開幕です。
以前と違うのはやはりその条件。
気持ちよくなった結果毘沙門で即死は笑えないのでしっかり殺すか人の業。
343位:メガジョー
2ptでは見向きもされなくなってこの位置。
まさかとは思うが今シーズン中に《海洋の楽園》解禁されないよな?
"素出しする海洋ユニット"としては最高クラスだったりする。
「カード追加まだー?」の声は日増しに大きくなっているが
第五シーズンも張り切っていきましょう。