COJ阪神支部

旧「COJ山梨支部」。なお、中の人は巨カスの模様。

7/14カードランキング更新 ~Ver2.0エラッタ後第一シーズン展望~

・前シーズンまとめ

 

7月13日の電アケ総研は『COJ』最新環境について語ります! ゲストには竹達先生&ジャンさん - 電撃アーケードWeb

 

 「環境アナライズは俺に任せろ!」というだけあって、この男圧巻のパフォーマンス。マジメな話をしている間は本当にアテになる回なのでまだ見てない人も是非。

 

 エラッタにより【ミリア珍獣】系と【緑単アグロ】が壊滅。上がってきたのが今まで【緑単アグロ】に狩られていた【ニケパズズ】系と、エラッタ前から上位陣を中心に一定の評価を得ていた【猿】。特に前者には《鳳凰》が入り、簡単に《ミューズ》で止めることができなくなった。赤系は《獣忍白狼》・《パイモン》以外はもはや苦にしなくなっているので、現在の全国対戦は【ニケパズズ】系統が圧倒的に多いのだとか。一方で、【海洋】は《デスパレート》の採用により未だに高いデッキパワーを誇る。

 

 

 

 今季のランキングです。集計期間が6/29~7/12なので、7/8に施行されたカードパラメータ調整の影響はほとんど出ていません。また、7/11にリリースされた《鳳凰》は集計対象外で、今季も2ptのままです。

 

 

・カードランキング:0pt帯

 

30位:《マーメイド》

34位:《呪いの贈り物》

 

 エラッタの影響がまだ出ないので0pt維持。

 そもそも《マーメイド》は代えが効かず、《呪いの贈り物》は【海洋】ミラーでの決定打になるので採用率の衰えはそれほどでもない。

 

 

39位:《デストラクションスピア》

45位:《アムネシア》

 

 1pt→0pt。

 《邪眼天使サリエル》《魔天ルシファー》《パズズ》など、最近のフィニッシャーのほとんどは攻撃時効果に重きを置いている。当然《現世のイザナギ》《パイモン》《聖少女ブリギッド》あたりの強力な置物にも対処できるので、この2枚はほとんど万能なカウンターカードと化している。

 

 

・カードランキング:1pt帯

 

68位:《大魔導士リーナ》

 

 0pt→1pt。今朝Agentlaboでデッキを弄っていたら目を疑った。

 とはいえ、《邪眼天使サリエル》が絶対に優先される【海洋】系では採用余地はなく、《聖少女ブリギッド》と共存させるにも素のBPの低さが脚を引っ張る。破壊効果自体は汎用的なものだが、同CP帯の《闇天使ネフィリア》の2枚ハンデスは代えが効かない。シナジーのある不死種族も《バンシー》が78位まで落ちてるあたりでお察し。

 しばらく0には戻れないんじゃねえかなあ。

 

 

122位:《プラウドドラゴン》

 

 4pt→1pt。

 《聖少女ブリギッド》系だけでなく【武身】でも姿が見ることのできる今回のエラッタの勝ち組。というか、コイツの影響で【武身】にブリギッドが入るようになった。ブリギッドも武身も放置するには厳しく、できれば《滅王アレキサンダー》あたりでまとめて対処したいのだがその滅王が3CPと重くなっている。

 

 

134位:《仮面舞踏会》

 

 2pt→1pt。

 【紫単】が手に入れた新しいおもちゃ。《竜魔人ドラゴニュート》にしろ《魔天ルシファー》特殊召喚効果にしろ、大規模なゲージ消費をしても次の瞬間には元通り。《パイモン》の場持ちが極めて良いので、ゲージ回収量には困らない。

 

 

177位:《ミノタウロス

 

 4pt→1pt。

 こちらもエラッタ上方修正組。《ライオンハートガール》《熱き青春》あたりと噛み合うと驚異の爆発力を見せる。前季10ptの《ターミネートコマンド》との相性も良好であった。

 

 

187位:《バーンカウンター》

 

 1pt維持だが、今後の注目カード。

 《ミューズ》他秩序の盾が《鳳凰》に潰されるようになった今、緑で赤を潰すための要になりつつある。現在は《原初神ガイア》《蠅魔王ベルゼブブ》といった単発大火力のカードよりも《パズズ》《炎剣・レーヴァテイン》などで細かい足し算をする方が主流なのでなおさら。特に《パズズ》は攻撃を介するので綺麗なクロスカウンターが入る。赤以外にも《聖少女ブリギッド》《ニードルレイン》《竜魔人ドラゴニュート》《インペイルメント》に当たるので、思ったより腐らない。

 

 

・カードランキング:4pt帯

 

261位:《ファンガスガール》

 

 1pt→4pt。

 【猿】が増えてきたから強そう・・・と思いきや、《ハッパロイド》と違って《ドーバーデーモン》は死んでくれない。【ミリア珍獣】系壊滅もあり単体運用ではパワー不足。なんとか枠を捻出して《ミイラくん》と併用したい。

 

 

299位:《熱き青春》

 

 1pt→4pt。

 【ニケパズズ】系がアツいっていう話をしているところになんでこういう劇物を投下するんですかねえ・・・

 詳しい使い方は冒頭の動画にもありますが「Lv1が戦闘勝利するところに使っての連続攻撃誘発」。《パズズ》《ミノタウロス》《暗黒機神ダークカイザー》の2連打は冗談抜きで人が死ぬ。《破壊少女シヴァ》はLv2→Lv3で動かしてみてもいいかも。

 

 

・カードランキング:6pt帯

 

 ほぼ見るべきものなし。

 【黄単】系統が辛いなら《虚空への回帰》が視野に入る程度。

 

 

ジョーカーランキング

 

4位:《ヘレティックスカー》 2pt→0pt

5位:《シャープリィスライヴ》 0pt→2pt

6位:《ルインリード》 6pt→2pt

10位:《ターミネートコマンド》 10pt→6pt

12位:《マッシヴサージ》 10pt→6pt

15位:《インペイルメント》 2pt→10pt

 

 

 どう考えても《インペイルメント》10ptがヤバすぎる。《始世姫ジョカ》の裏択として《邪眼天使サリエル》と同時に使うのがメジャーで青系のジョーカーという認識が強かったのだが、《鳳凰》の登場により赤系が秩序の盾を無視できるようになったので《デリートレイド》からこちらに移ることも十分考えられる。【海洋】だろうが【ニケパズズ】だろうがBにしてしまえる今季の主役。逆説的に加護の需要が高まるか。

 

 

・今シーズンはこんなのがあります

 

7/20(水)から開催!期間限定イベント『小学館コラボイベント』info-coj.sega.jp | CODE OF JOKER -コード・オブ・ジョーカー-│SEGA

 

 「Ver1.2・Ver1.2_EX・PRのみ使用可能」という驚異の縛りプレイイベント。《デビルウィンナー》などのSPカードは使用不可。スタン落ちカードの影響も含めて【赤黄ミッドレンジ】【ディナーハンデス】【OC特化珍獣】など当時のトップデッキがことごとく使えない。【昆虫】と【スペリオルジャッジ】(《ジャッジメント》→《ゴールドクラウン》)がトップメタの予感。【巨人】も悪くないかな。

 

 

 綾花がえっちすぎる。リナもなかなか。上海出張で去年の水着を買い逃してるのでここは全力。

 

 

 

 ここ数か月、東京・横浜・大阪・神戸・岡山などいろいろなゲーセンから顔を出しましたが本業の出張ラッシュは終わりました。しばらく甲府社畜の予感。エラッタ直後にいろいろ遊んでたら普通にシルバーまで落ちたので、そろそろ全国ランキングから消えます。

7/8カードパラメータ変更とその前後期間に関するまとめ更新

1. はじめに:6/30カードランキング更新

 

 本業が忙しい期間も終わろうとしています。8月半ばからはいつもぐらいのペースに戻ればいいなあ。

 

 

1-1. 6/16~6/29シーズンまとめ

 

 シャドウバースが面白い。

 

 ランカーリプレイが実装。どいつもこいつも【海洋】ばっかり・・・な日もあったけど、全体的にDOBの低いデッキで勝率を上げていく、というのがプラチナ帯では重要というのが見てとれる。【緑単アグロ】ですらCなのだから、上位陣の戦いは熾烈だ。

 

 

1-2. ジョーカーランキング

 

 今シーズンの集計期間は6/15~6/28。今回の更新の目玉であるジョーカーランキングをピックアップ・・・というか、カードランキングは真面目に見るべきものがない。

 

 

0pt帯・・・1~4位

 

 《サイレンスビロウ》《冥札再臨》《ブレイブシールド》《シャープリィスライヴ》とおなじみの面々が並んだ。【ミリア珍獣】や【青緑ブリギッド】などここから2つ採用するようなデッキでは小さくない打撃。

 

 

2pt帯・・・5~9位

 

 《ヘレティックスカー》《ライズアンドシャイン》《ワンダフルハンド》《インペイルメント》《インサイトストライフ》。今までと使用感が変わらないのでノーコメント。

 

 

6pt帯・・・10~14位

 

 これまでの2人で4ptよりも大きい数値が1人で稼げる。注目は【海洋】での採用実績がある《ルインリード》《明天凶殺》。Bまで上げるなら必須に近いが、BとCでデッキパワーに露骨な差が出てしまうという研究結果が出たのも前シーズンである。

 

 

10pt帯・・・15~18位

 

 圧巻の2桁pt。この中では《ターミネートコマンド》が白眉。【武身】【紫単】などで使える。《ディバインシールド》も専用デッキこそ必要だが悪くない。

 

 

 

2. カードパラメータ調整

 

 

 

・《マーメイド》

 

 CP2→3、4/5/6→5/6/7。

 

 【海洋】の立ち上がりを遅くする修正。捨札を一気に増やすという意味で限りなく重要なポジションに居ること、《海底の楽園》のトリガーとして《レヴィアタン》を使いたくないことなどを考えると序盤が厳しくなりそうだ。

 初手として2CP4000というフィジカルも重要だった。これが《バンシー》のような3000サーチャースタートになると《炎剣・レーヴァテイン》や《パズズ》(+《おおきくなるよ!》)に焼かれてしまう。

 

 

・《ドラゴンゾンビ》

 

 3/2/1→4/3/2。

 

 不滅担当として《獣忍白狼》が強敵すぎるのは否めないが、除去効果の弾に自己再生軍団を使用できるのは環境的追い風。

 

 

・《ペルセポネー》

 

 CP5→4。

 

 普通に4CP7000メリット効果なんだけど「ユニットを特殊召喚するギミックにCPを払うのはナンセンスだ」って話に帰着しそう。

 

 

・《常夏のサンビスタ

 

 不屈追加。

 

 自身が《大自然の仲間達》をサーチできることから【侍】あたりでの利用が考えられている。《救いの神風》をサーチしてどうこう、みたいなデッキにはあまり関係のない修正。

 

 

・《アサルトエンジェル》

 

 CP3→4、特殊召喚対象が「CP2以下→CP3以下」。

 

 後述の《謀略の女王ミリア》《滅王アレキサンダー》の下方修正に合わせて、先手を打って【緑単アグロ】を潰しておく修正。だが、これで【緑単アグロ】はおそらく環境から消滅する。

 Ver1.4_EX2で出現した「1枚のカードで2体のユニットを出せるシリーズ」だが、唯一3CPだった《アサルトエンジェル》は先攻1ターン目での召喚が可能であった。これは【緑単アグロ】の基本ムーブであり、強みである。これが4CP化することで、《叢雲・クサナギ》《光明神アポロン》と同じCPになった。こうなると、この2体に比べての《アサルトエンジェル》の本体性能の弱さが浮き彫りになる。「【緑単アグロ】を使わなくとも、【武身】でよくね?」となるわけだ。貫通は後から《ターミネートオーダー》でも付与できる。なぜCP増に伴ってBPが増えないのか・・・《ヒュプノス》《シャドウメイジ》でもそうだったが、懲罰修正によく見られる雑な調整である。

 特殊召喚の効果対象が広がり、《ストライクナース》《セレニティナース》などが出てくるようになった。しかし貫通付与と無限成長の《天空のアイテール》、特殊コンボ目的での《聖天使ニケ》を超えるようなパワーカードは3CP帯にも存在しない。

 

 

・《獣王の威光》

 

 CP1→CP2。

 

 【緑単アグロ】で《ブレイブシールド》と合わせてフィニッシュブローとして採用されていたが、ここにもメスが入っている。軽減のできない3CP消費なので、《ランスロット》などを展開してからコンボに入るのが遅くなっている。この「遅くなった」というのは、同デッキにとっては致命的である。

 

 

・《謀略の女王ミリア》

 

 CP3→4、「サポーター:忍者(+1000)」追加。

 

 少し遅れて《丹花のリンリン》と同様の末路を迎えたことになる。こちらの本体BPは追加されたサポーター能力で補われている。

 【ミリア珍獣】系統は後攻初手で「《謀略の女王ミリア》+トリガー複数枚」というマリガン基準を持っていたが、後攻初手で出しにくくなった。《丹花のリンリン》が4CP化以降環境から消え去ったことを考えると、【ミリア珍獣】系統もそう長くはないだろう。

 

 

・《ミノタウロス

 

 スピードムーブ追加。

 

 7000スピードムーブで、極めてブロックのしにくい能力持ちということになる。狂戦士というデメリットを考えても使いたくなる、魅力のあるカードになった。新時代の「はかせ」になるかもしれない。

 

 

・《創世竜ティアマト》

 

 OC能力が「敵ユニット全てに相手の手札×1000→相手の手札×2000ダメージ」。

 

 ・・・違う、そうじゃない。そこの火力は足りてた。欲しかった修正は「本体BP増加」か「本体CP減少」のどちらか。

 

 

・《TA-YU》

 

 CIPでのデッキ破壊2枚まで→3枚まで。

 

 《始世姫ジョカ》や《邪眼天使サリエル》、《幽世のイザナミ》など「捨札へ送りたくないカード」も複数ある【海洋】などにとってランダムデッキ破壊は結局手に余るもの。《マーメイド》ですら人によってプレイするしないの最適解が違うほどである。

 この手の「捨札肥やし」は、結局のところ《デスパレート》で安定。

 

 

・《パンダティーナ》

 

 連撃達成条件:2CP→1CP。

 

 結局のところデカイユニットが出るだけなので大したことない。

 

 

・《プラウドドラゴン》

 

 連撃達成条件:3CP→2CP。

 

 こちらは無視できない上方修正。2CP帯には《ドーバーデーモン》《聖少女ブリギッド》がいる。特にブリギッドは「3コストサーチで引いてきて、連撃効果で基本BP-6000した後に5000早撃ち」を流れるようにキメられるのでかなりアツい。

 先攻1Tなど、ターンを分けて使うには連撃が出ないので別の相方は必要。緑に相方がおらず"実質青"に近かったブリギッドだが、ようやく緑らしいデッキも組めるか。

 

 

・《呪いの贈り物》

 

 インターセプトドローが自分だけから双方に。

 

 【海洋】を中心に暴れすぎたので本当に「贈り物」をするようになってしまった。《幽世のイザナミ》なら実はインターセプトを使わせると回収効果が効いたりするのだが、ようやく復権の兆しが見えた《イシュタル》への風評被害がすごい。

 

 

・《ダークプリズン》

 

 CP0→CP1。

 

 「ゲージとか関係なく本職赤にも存在しない高性能カード」だったので仕方のない調整。《魔天ルシファー》で詰め切る際に、《アムネシア》《デストラクションスピア》などのトリガーゾーンからの介入を排除しようとすると従来よりもCPがカツカツになり、《ニャザード》などを追加したり《ブレイブシールド》で1点増やしたりが難しくなる。

 

 

・《届かない声》

 

 CP1→CP0。

 

 《ルクスアーマー》を単体化した代わりに追加効果がついた、という立ち位置に。この項目を書いている途中に《ライトシールド》のスタン落ちに気がつくなど。

 

 

・《暗黒機神ダークカイザー》

 

 貫通追加。

 

 既に【赤黄】系統などで一部の使用者から熱狂的な支持を受けていたが、まさかの上方修正。殴る度に1点は少なくとも削れるしブロッカーもそもそも焼かれると、7CP消費に見合った破壊力となった。既に言われていることだが《ブレイブシールド》との相性は抜群。

 

 

・《滅王アレキサンダー

 

 2CP→3CP。

 

 早急に沈黙を付ける必要のあった《天空のアイテール》《謀略の女王ミリア》は今回のエラッタで出足を遅くされているので、CP増によって「滅王自体の出足が遅くなりキツイ」というのは少なそう。《聖少女ブリギッド》ぐらいかな。

 CPが2から3になって《天帝インドラ》《天龍のレイア》《アサルトガール》の圏外になった代わりに《ゴールドクラウン》圏内に。「滅王+沈黙ウイルス」盤面だとアディオスがモロに直撃することになる。

 BP下げろ、という声もあったがコイツの高いBPはそもそものカードコンセプトでありアイデンティティーなので修正してはいけないところ。まだ《闇神・ツクヨミ》という2CP全体沈黙付与が別にいることも忘れてはならない。

 

 

3. 修正点まとめとこれからの展望

 

 「出る杭を叩いただけで、面白みのない調整」というのは今のところよく見られる感想。Tier1であった【海洋】【ミリア珍獣】、その2者が消え去った後に覇権を握るはずだった【緑単アグロ】の下方修正が主なポイントだからである。

 

 【海洋】については、自己再生軍団や《邪眼天使サリエル》といった終盤の強さはそのままに、序盤を徹底的に脆く、そして遅くする修正。「《マーメイド》でなんとか《滅王アレキサンダー》を探す」、みたいな凌ぎ方ができなくなっている。

 【ミリア珍獣】は《謀略の女王ミリア》の立ち上がりが遅くなったためにこれも最序盤の除去能力が消滅。そして【緑単アグロ】に関してはもはやアーキタイプの存続が不可能なレベルである。

 

 こういった「強いデッキの序盤を脆くする」という調整に対して、相対的に強化されたとみなせるのが赤系。【赤単トリガーロスト】、【道化師】(2者合わせて【ニケパズズ】とも)、【猿】など最序盤のスピードに自信のある面々は好スタートが切れそう。天敵《滅王アレキサンダー》の下方修正で【武身】もアツい。《聖少女ブリギッド》系のデッキも序盤の押し付けに定評があると言える。

 

 赤系は《ミノタウロス》《暗黒機神ダークカイザー》などスピードムーブ方面での強化が顕著なので、久々に《ミューズ》が存在感を見せるかも。《邪眼天使サリエル》《魔天ルシファー》対策にもなる。一方、"ミューズ殺し"を目的に作られた《鳳凰》のリリースも、7月で予定されていたはず。

 

 

 

 今から寝て起きたらエラッタ適用です。

6/16カードランキング更新 ~Ver2.0第二シーズン展望~

・前シーズンまとめ

 

万物は海に還る - chomoshのブログ

 

 もはや【海洋型蘇生青単】(・・・というか、単純に【海洋】で通じる。以降この表記で)が環境最強であることに疑いの余地はなさそうだ。対面有利の【ミリア珍獣】、ブン回りのある【緑単アグロ】【道化師】【黄単】【紫単】あたりならまだまともなゲームになりうるが、他はもう単純にデッキパワーとスピードでついてこれない。

 強いプレイヤーがそのデッキパワーを評価してメインに使っていく過程でどんどん構築も先鋭化していき、手の付けられない状況になりつつある。

 

 

 

 今季のランキングです。集計期間は6/2~6/14、《魔力解放》《コロポックル》は2ptスタート。ジョーカーのpt変動とランカーリプレイはまだみたいです。

 

 

・0pt帯

 

8位:《炎剣・レーヴァテイン》

 

 赤いデッキにはなんでも入る利便性。「ベルゼブブでベルゼブブは倒せる」のに「レーヴァテインでレーヴァテインは倒せない」ってどういうことやねん。

 前Verで《魔槍のリリム》《丹花のリンリン》あたりが担当していた最序盤の火力除去を1人で担っている状態。セット運用されることの多い《三叉・トリシューラ》よりも遥かに順位が高いのは、《聖少女ブリギッド》系統で単独運用されるからか。

 

 

10位:《レヴィアタン

22位:《獣忍白狼》

23位:《海底の楽園》

24位:《ヴォジャノーイ》

30位:《マーメイド》

37位:《天然魔導士ミーナ》

41位:《呪いの贈り物》

48位:《亡霊を喚ぶ街》

 

 全て【海洋】パーツ。1pt→0pt。

 当然とも言える流行度ではあったが、最も恐ろしいのは一覧からあえて省いた《盗賊の手》18位(1pt→0pt)ではなかろうか。アンチ【海洋】のメタカードではあるが、【海洋】にも平然と複数枚投入されている。

 我々は、嫌でも海と生きていかねばならない。

 

 

40位:《ターニングポイント》

44位:《愛しき訪問者》

50位:《学びの庭》

 

 1pt→0pt。【ミリア珍獣】は対【海洋】の一番手。《破壊少女シヴァ》の有無に始まり、最近は《春忍の桃花》《ケロルド・ハンゾウ》の忍者型、《強欲の代償》《幻想のメロディー》の代償型など構築パターンにもバリエーションが出てきたが、高DOBを得るために基本形から回転率かライフを犠牲にしていることに留意。ちなみに至極普通に基本型を組むとB到達できないので、弱いカードを入れるか亜種に行くかの2択になる。

 それでも当の《謀略の女王ミリア》本人が1pt維持なのが意味不明という声は多い。あと、《ゴールド・ダルマン》も1pt維持。

 

 

26位:《パズズ

 

 【道化師】だけでなく、最近は【赤単トリガーロスト】にも入り始めた。横並びへの圧力が高く【ミリア珍獣】はもちろん【海洋】にも一定の効果を示す。《熱き青春》との高威力コンボの被害報告も絶えない。

 《滅王アレキサンダー》《ONI総長》のタッグとの戦いは「後出し有利」。何か別のカードで釣りだそう。

 

 

36位:《聖少女ブリギッド》

 

 1pt→0pt。

 「先攻初手」は本当に相手をよく見て。【海洋】確信なら行くべきだが、《炎鬼・レーヴァテイン》《謀略の女王ミリア》に瞬殺されると被害が大きすぎる。

 むしろ熱いのが「後攻初手」。即座に《ONI総長》《獣忍白狼》《サイクロプス》《神人ヤマトタケル》に繋ぎ"実質先手"とも言えるテンポの取り方になる。2体まとめて処理するには《天帝インドラ》あたりを待たねばならない。

 

 

・1pt帯

 

51位:《人の業》

 

 0pt→1pt。

 史上初。《天空神機ゼウス》も前よりは増えた。主な仮想敵が《邪眼天使サリエル》に移った感は否めず、それならもっといいカードがいくらでもある。

 

 

54位:《ダークプリズン》

57位:《舞踏のクロエ》

59位:《狂鬼イフリート》

74位:《なすカウ》

87位:《竜魔人ドラゴニュート》

88位:《封札の紫呪印》

92位:《魔導女学院生エリン》

121位:《スピリット》

 

 0pt→1pt。

 紫関連カードが随分落ちてきた。今季の【紫単】は無理すればBにならなくもない程度。【ミリア珍獣】ユーザーが口を揃えて「ツラい」と言うのが【紫単】。《パイモン》《舞踏のクロエ》《封札の紫呪印》の3本柱が堅い。

 

 

55位:《テューポーン》

56位:《おおきくなるよ!》

60位:《蠅魔王ベルゼブブ》

61位:《裁きのマーヤ》

77位:《原初神ガイア》

 

 0pt→1pt。

 古来からの赤系エースが苦戦している。無限に湧いてくる《レヴィアタン》《天然魔導士ミーナ》と戦うために、継続的な火力除去が可能な《炎剣・レーヴァテイン》《パズズ》に帰着するというのはわからなくもない気がする。

 

 

76位:《人身御供》

 

 0pt→1pt。【ミリア珍獣】に《人身御供》は入らないらしい。《ミューズ》《統制者ヴィシュヌ》が環境から激減したのもあるし、どうしようもなくなっても《サイレンスビロウ》でいいのも大きい。

 

 

133位:《ブラックケルビム》

164位:《雪忍の六花》

 

 4pt→1pt。【海洋】でpt調整用に使われた。両者の違いは《獣忍白狼》を引けるか否かなのだが、「引いた先から全部《マーメイド》で切るんだから狼はサーチャーから引きたくない」「《マーメイド》あるかどうかわかんないし引けるに越したことはない」と上位陣でも意見の分かれるところであった。今季は双方不要、理由は後述します。

 

 

・4pt帯

 

284位:《人柱のシズク》

 

 1pt→4pt。

 思い出すべきは最大の相方《創造神機ブラフマー》である。ブラフマーは6CPで6000の本体のオマケに「捨て札から大量に特殊召喚できる」のだが、現代COJにおいて捨て札から特殊召喚するのに必要なCPは0である。となるとこの《人柱のシズク》のように出てくるユニットの質で差別化していかねばならないのだが、《レヴィアタン》《ドラゴンブリザード》には質でも十分に勝負できるテキストが書いてある。

 余ったCPで現代【海洋】が何をしているかと言うと《邪眼天使サリエル》なのだ。《創造神機ブラフマー》と愉快な仲間達が置かれた現状は、もしかしたら《海神ポセイドン》よりも厳しいのかもしれない。

 

 

298位:《グローリードラゴン》

 

 2ptスタートから4ptへ。

 9000不屈なんて普通は止まらない。現環境が極度な青環境なので、この手のただデカいだけのユニットがあっさり死にやすいだけなのだ。

 

 

・6pt帯

 

 重要なお知らせがあります。

 

 

 【海洋】のDOBは、6pt青ユニットが存在する限りBから落ちることはありません。

 

 「デッキに詰め込んだ異物」の有効利用という点において、《マーメイド》と《邪眼天使サリエル》を擁する【海洋】に勝てるデッキはない。《無限の魔法石》《聖少女ブリギッド》よりも、遥かに効率よく異物をリソースに変えていく。そして、青いカードを捨札に送ることにも意味がある。その異物がユニットならば、2枚揃えばオーバーライドで1ドローに変わり、捨札の青いカードが1枚増える。

 なんでもいい、とまでは言わない。一応今季なら《アクアランサー》と《魔侯アンドラス》がオススメ。ただ環境最強である【海洋】がランキング更新の影響を受けずに一生Bで出てくるということは、この環境から流動性が消えたと言ってもいいほどの事案である。

 

 青以外?・・・《ラッシュビートル》とか、どうすか?

 

 

 

 

 

 

・俺は人間だ、人間でたくさんだ

 

 

 僕は全自動でブログを更新する機械じゃない。更新日に「はよ」って言ったところで僕の都合が悪ければ記事は出て来ない。16日の朝はまだ大阪にいて、J筐体はあってもパソコンがなかったんですよ(パックの関係でネカフェ追い出されたし)。16の昼にもう1つ案件があったから、それまで大阪にはいなきゃいけなかった。

 僕はこれを書くだけじゃ生きていけないんですよ。だから僕の生きる都合は山梨支部より優先されるんです。怒ってますってのはそれだけです。前日にプラチナカンスト決めときながらその日のうちにゴールドに落ちてたこととは一切関係ありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 遅くなってごめんなさい。

全国ランキングの話(暫定)

 

 

 いえーい(棒)。

 

 とりあえず1番上の世界が見えたところまで来ました。Ver2.0の全国ランキングの制度についてなんとなくわかってきた部分が多いので、それをまとめてみようと思います。例によって山梨支部は非公式なので「これで確定」という訳ではありませんが、8割ぐらいは正確な内容であるものと思われます。

 結論から言いますと、COJSは「勝率を維持しつつの回数ゲー」です。Ver1.xとはランクの価値やAP/JPの意味がまるでまったく違うということを、我々は理解しなければなりません。

 

 

・ランキングはどうやって決まっているのか

 

 以下の優先順位で決まります。

 

①プラチナ勲章の数

②ゴールド勲章の数

③シルバー勲章の数

④ブロンズ勲章の数

 

 ぶっちゃけ③と④は無視して大丈夫かと。

 大事なのは、ここにJPは一切絡んでいないということです。

 ゴールドからシルバーに1度だけ落ちたことがありますが、その過程で1人だけプラチナを倒してプラチナ勲章を1つ獲得したら、ランクが落ちた翌日に全国ランキングが上がっていたということがありました。

 

 

・プラチナ勲章をゲットするには

 

 2つの方法があります。ゴールド以下も一緒です。

 

a. プラチナランクに在籍し、全国対戦で勝利する(1勝で10個以上。DOBによって変動?)

b. 自分がゴールド以下の場合、対面に出てきたプラチナランクを倒す(1勝で1個)

 

 aの方が圧倒的に効率がいいことはおわかりいただけるでしょう。更に言うと、aは相手を限定していません。ゴールド、あるいはシルバー以下との対戦でも、勝てば同数のプラチナ勲章が手に入ります。

 つまり、全国ランキングを上げようと思ったら、プラチナランクの維持が必要不可欠です。ここで問題になるのが、Ver1.xの、そしてエージェントリーグでのAPに相当するJPです。

 

 

・セミブロンズ~プラチナ各ランクJP査定

 

 SS以下に関してはもう忘れましたが、セミブロンズ以降のJP査定は全部覚えているので列記します。全て基本値で、勝利時にはDOBに応じた倍率が加算されます。

 昇格・降格の際はそのランク毎の原点からスタートします。+5000したら上のランクに昇格し、-5000したら下のランクに落ちます。

 

セミブロンズ:+500/-500

ブロンズ:+500/-550

 

 B以上なら適当に遊んでいてもJPが増えるレベルです。Cで負け越すと打撃が大きいかもですね。セミブロンズとブロンズで貰える勲章は変わりませんが、1勝するとブロンズはセミブロンズの2倍勲章がもらえます。

 

シルバー:+500/-600

 

 ここから「勝率5割」が明らかに必要になります。Cで+600/-600、Bで+750/-600と、Bまで上げればDOBのチカラで一応はJPが増えますが、勝率5割に届いていないと「+5000」までに大変な回数が必要になります。

 

ゴールド:+500/-1000

 

 ようこそ魔界へ。ゴールド維持に必要な勝率はCデッキ(+600/-1000)で62.5%、Bデッキ(+750/-1000)で約58%です。これを超えるとJPが増え始めて、「+5000」でのプラチナ昇格の希望が見え始めます。Sデッキ環境でも来ない限りは、勝率50%ではいくら回数をこなしてもいずれは「-5000」に捕まり降格します。

 このゲームは基本的に「誰かが勝ったら誰かが負ける」ので、プレイヤー全員が勝率50%を越えることは不可能です。長期的な目で見れば、ほぼ全てのプレイヤーは「ゴールド~シルバーループ」に捕まります。

 

プラチナ:+500/-1500

 

 辿り着いた最終地点。当然過去最悪クラスの査定です。プラチナ維持に必要な勝率はCデッキ(+600/-1500)で約72%、Bデッキ(+750/-1500)で約67%です。ここで勝ちまくると全国ランキングがグングン上がって俺tueeeeeできるのですが、トップオタクでも普通に維持できるか怪しい勝率を要求してきているので落ちるのは当たり前の世界です。

 唯一の救いは、Ver1.4末期のK帯などよりもマッチングがめちゃくちゃ緩いことです。m○ndialがSl○rと1日5回当たるような狭い狭いマッチングシステムはVer2.0になく、プラチナ帯は普通にゴールドやシルバーとそれなりの頻度で試合ができます。目の前に某COJ開発とかびっくりマークとはてなマークだけ書いてあるヤツとかが、10戦9勝かつプラチナ勲章1000個以上を引っさげて現れて、為す術無く「処理」された方も少なくないのではないでしょうか。無論、唐突に降って湧いたプラチナランカーをぶちのめせばプラチナ勲章を1個とは言えゲットできるので、明日の全国ランキングが結構楽しみなことになります。

 「査定は恐ろしく厳しいが、マッチングはそこまででもない」という特性は、例えるならばVer1.0~1.1期に似ています。

 

 

・勲章昇格

 

 一応、頑張って回数をこなした人にはご褒美があります。ブロンズ~ゴールド勲章を500個集めると、シルバー~プラチナに昇格できるのです。

 これを応用すると、「勝率5割未満のプラチナランク」が誕生することがあります。勝率が不足しているためにゴールドでの1度の滞在期間は短いものの、「ゴールド~シルバーループ」を繰り返していずれはゴールド勲章を500個集めることです。

 しかし、この勲章昇格は500個ごとです。500個使って昇格した場合、次にこのシステムを使えるのは1000個溜まった時です。あくまで抜け道でしかありません。勝率5割のプレイヤーがゴールドとシルバーをループし、たまにプラチナに来ることがあっても、勝率7割のトップオタクはその間に10倍以上の速度でプラチナ勲章を集めていきます。勝率7割出すぐらいのCOJ大好きマンの10倍のプレイ頻度を確保できるでしょうか?無理ですよね。

 

 断言します。Ver2.0において、回数だけでは全国ランカーにはなれません。

 

 

・「勝率を維持しつつの回数ゲー」

 

 なんとなーくこれまでの癖でランクが上がった時にドヤツイートしたくなってしまいますが、ランキングの観点から行くとプラチナに上がってもその後4連敗して即降格とかしてしまうともはや上がった意味もありません。昇格したことよりも、その後にどれだけプラチナで維持できるかが勝負です。「プラチナカンスト」はさすがにドヤですね。

 また、「丘る」ことにも意味はありません。勲章は減ることはないからです。自分より上にいるヤツがゴールド落ちして"伸びが止まる"ことはあっても、"落ちてくる"ことはありません。抜くには、自分が勲章を増やすしかないのです。

 

 

 

 以上Ver2.0のランキングシステム仮解説でした。多分だいたい合ってると思います。

 

 

 

 本当は僕じゃなくて、公式がやるべき内容です。

"S"tartdash in new battlefield ~Ver2.0最序盤雑感~

 

【第22回】 電アケ総研 【2016/06/01】 COJ(ゲスト:ちょもす、竹達先生) - YouTube

 

 竹達先生とちょもすはめちゃくちゃ大事なことを言っています。必見です。

 

 

・これがVer2.0環境だ

 

 6/2現在126戦でエージェントリーグ・ゴールドランクです。体感として強いデッキは

 

Tier1

【蘇生青単】

【緑単アグロ】

【ミリア珍獣】

 

Tier1.5

【紫単】

 

Tier2

【黄単】

【道化師】

【赤単トリガーロスト】

【青黄魔手ハンデス

《聖少女ブリギッド》系統 

 

 

 個別に話をしましょう。前季仕様のデッキレシピも多いですが、単純にB~A環境だったのがC~B環境になったので、「オリボを気にしないでデッキを組もう」という根幹は前季も今季も変わらないと思います。

 

 

・海のみんな~~~~~!!

 

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 通称"プリキュア"。コイツがVer2.0屈指のぶっ壊れカードだと気付けた人が何人いたのだろうか。《レヴィアタン》《天然魔導士ミーナ》を軸とした【蘇生青単】は、特殊な対策をしない限り"0CPで無限にユニットが湧き続ける"という特性において容易に他のデッキを完封する。「捨札に青10枚」からプリキュア変身モード。無限の物量を以て、悪を滅ぼす。

 

 【蘇生青単】、とひとくくりにされるケースも多いが、【青単レベルコントロール】系・【海洋】系・【魔手ハンデス】系と3パターンに大別できる。勢いがあるのは前者2種。

 

・レベルコントロール系【蘇生青単】

 電アケ総研にもおそらくこの形で登場。無限再生モードに入る前の安定感やシナジーを突き詰めた形。《封札の死壊石》や《呪いの贈り物》が大量に採用されるのが特徴。ジョーカーカードも《冥札再臨》《サイレンスビロウ》以外には《インペイルメント》など、押し付けるよりかは受ける立場の考え方である。まれに《シャープリィスライブ》も見るが。

 

 

・海洋系【蘇生青単】 ~【プリキュア認知ビート】~

チラシの裏 デッキからサーチする時代はオワった【マーメイド息吹海洋】

 今年最強のパワーワード【プリキュア認知ビート】の正体がコレ。「プリキュア」=《レヴィアタン》、「認知」=《幽世のイザナミ》。「ビート」はTCG界でよく使われる「殴り倒す/Beatdown」ではなく、単純に「キュアビート」。

 ただでさえ《海底の楽園》でめちゃくちゃ引ける仕様になっているのに《マーメイド》によって捨札が増えるのがとんでもなく速い。早期にプリキュア変身モードに入れるのはレベルコントロールと比較した際の確かな利点。メインの除去手段は墓地肥やしも兼ねる《邪眼天使サリエル》で、《幽世のイザナミ》用のサポートカードの枠は少ない。無限再生に素早く繋がるからこそ、《冥土の献上品》のようなそれを見越した高威力インターセプトが光る。

 それでもイザナミが採用される理由は《シャープリィスライヴ》にある。《レヴィアタン》を1ターンでも放置してしまうと《シャープリィスライヴ》→《幽世のイザナミ》で壊滅するので、無限に再生する《レヴィアタン》への対処を毎ターン強要できる。そもそも除去できるようなユニットを出していると数が並ばないので、今度は《邪眼天使サリエル》がガード不能に。抜け道であるサーチ珍獣系ユニットの横並びを狩るために《弱肉強食》、というロジック。

 現全1、ちゃみがコレで俺の目の前に出てきたんだから、ざっくりそういうことでしょ。ジョーカーは《シャープリィスライヴ》の相方に《ルインリード》《インペイルメント》《冥札再臨》が選ばれることが多い。

 

 

プリキュアをやっつけろ

 

 というか、【蘇生青単】系にこれほどの文章量を割いたのはこれ以外のデッキが「【蘇生青単】系をどうやって倒すか」を焦点としているからである。「いい年こいてプリキュアは見ねえよ」というオタクのためのプリキュア対策法、ざっくり分けて3つ。

 

1. 貫通して本体を殺す

2. 捨札に送らずに除去する

3. 捨札からカードを除外する

 

 1と2についてはアーキタイプレベルでの話になるので各デッキの項で。3.については全デッキ共通で使用可能な手段として《盗賊の手》と《文明崩壊》がある。《盗賊の手》は相手が1枚引くデメリットがないが、3枚しか除外できず《レヴィアタン》本体にクリティカルヒットしなければモード抑制の効果としてそれほど高くない。《文明崩壊》は確実に捨札を0枚にする上《ONI総長》なんかで再利用が容易だが、相手も1枚引いてしまう。【蘇生青単】系は手札を全て投げ捨てて《女神の息吹》、みたいな動きをすることも少なくないので、なるべくなら《盗賊の手》を取りたい。どちらにせよ、【プリキュア認知ビート】のような相手だと捨札が増える速度が速すぎて間に合わないこともある。

 

 電アケ総研でちょもすも言っているが、こういったなんらかの対策プラン・対策カードが入っていないともはやデッキとして呼べない状況になりつつある。

 

 

・【緑単アグロ】

 

 いつもの。貫通と強制防御でオタクパンチ。《ドーバーデーモン》が《ハッパロイド》の穴を埋めてしまったのでVer1.4_EX3からの弱体化要素無し。そして上方修正要素としてW-JOKERシステムへの適応力の高さが光る。

 《ブレイブシールド》が複数回使用可能になったことについては電アケ総研でも言及されているが、もう1つ見逃せないのが《ヘレティックスカー》が従来よりも使えるようになるのが早いこと。「残ライフ2だけど盤面は立て直したので後はジョーカーゲージを溜めさせずに殺すだけ」、というプランはもはや不可能になった。《ブレイブシールド》《ヘレティックスカー》《サイレンスビロウ》からどれか2つ、がメジャー。

 なんでもいいので最序盤で突っ走って相手殺せば勝ち。むしろこの「最序盤に限られたCPでどういう選択ができるか(そして最適解を実現できる"引き"を持っているか、マリガンができているか)」が重要なデッキであり、今日もヘイトを稼ぎ続ける。

 《人身御供》以外にも《獣忍白狼》は最序盤でモタつく原因になるので天敵。《聖少女ブリギッド》も強制防御で処理しないと危ないので、人読みができるのなら《ライオンハートガール》+《開闢王伏羲》でマリガンしたい。一応《ドリアード》なら除去はされない。

 

 

・【ミリア珍獣】

 

 ミリ珍全1を目指して

 《丹花のリンリン》こそ死んだが、《謀略の女王ミリア》は健在である。

 《KP》から《ゴールド・ダルマン》になったことで構成が変わり、前Verでの忍者型はほぼ消滅。最近は更地をOC《献身のフェリア》が走るケースが多い。《紅蓮の命》でトリガーを割れることと、《サイレンスビロウ》で固着や秩序の盾を消せることから本当の意味でのガード不能デッキとして勇名を馳せる。有効な対策はごく少数のランダムハンデスに限られると言ってもいい。そもそもオールバウンスなので無限再生が関係ないどころか《文明崩壊》を普通に戦略に組み込めるので、【蘇生青単】系を苦にしない。

 揃えば無敵という意味では、【蘇生青単】系と同様に環境のスピードを上げた。揃う前に《謀略の女王ミリア》と珍獣達を乗り越えて殺せるデッキはおそらく【緑単アグロ】(《大自然の仲間達》)、【赤単トリガーロスト】、【猿】(《裁きのマーヤ》)、【道化師】(《パズズ》)程度。

 《サイレンスビロウ》の優先度は高い。相方に《冥札再臨》か《ブレイブシールド》。稀に《インサイトストライフ》のケースも。《サイレンスビロウ》を切れるのなら《ルインリード》も強い。

 

 

・【紫単】

 

明日、紫デッキにわからん殺しされないために - chomoshのブログ

明星と共に進みたい紫単攻略 - chomoshのブログ

 

 《魔天ルシファー》でワンチャンすればざっくりなんでも勝てる、という1点特化デッキ。得点力が高い上"貫通"なので、ある種「何にでも勝てる」を実現している。

 

 そこまで行く過程が結構な苦行であることはTier1の面々と戦ったことがある方はわかるでしょう。【緑単アグロ】の最序盤を凌ぐにしても、《レヴィアタン》+《シャープリィスライヴ》を止めるにしても「気軽に使える除去がない」という欠点が響く。《謀略の女王ミリア》や《聖少女ブリギッド》相手に《パイモン》《舞踏のクロエ》で「必死に耐える豚」している光景も少なくない。

 ただそれ以外の点は非常に器用。《ダークプリズン》の理不尽さも光る。対【ミリア珍獣】以外でも《封札の紫呪印》がそれなりに強いことから複数枚投入可能で、結果的に【ミリア珍獣】に対してある程度のプレッシャーを持っていることになる。

 《サイレンスビロウ》への依存度は極めて高い。相方は《ブレイブシールド》《冥札再臨》とこれまた分かりにくいメンバーが多いが、《ターミネートコマンド》見たらまず【紫単】で確定。前季はA確定だったが、今季はCも一苦労とDOB面ではかなり厳しい。

 

 

・【黄単】

 

 実は《ヘレティックスカー》を有効利用できる。最序盤からの《ジャンプー》連打や、《司令官テイアー》からの《ゴールドクラウン》《天龍のレイア》など「除去を介さない得点力」に優れ、5点取るだけなら実は簡単。特に【蘇生青単】系相手にこのルートは決めやすい。《盗賊の手》での遅延は入れておきたいところだが。

 スピードを追求したほうが強い関係上、受けに回ると脆いのもこの系統特有か。【緑単アグロ】相手は前々から不利で《ライブオンステージ》→《天帝インドラ》頼み。【ミリア珍獣】系も《アンフェア・タックス》に祈ることになる。生息数が少ないがゆえに、《天空神機ゼウス》はあまり警戒されておらず環境に《人の業》は多くない。

 《ヘレティックスカー》+《冥札再臨》なんかは【黄単】特有の組み合わせかと。《聖少女ブリギッド》派生については後述。

 

 

・【道化師】

 

 前Verからお馴染み、【ニケバアル】シリーズ。《パズズ》が珍獣系に強く、縦にデカイなら《クラウンクイーン》で無視できるので、マリガンと序盤の引きさえ噛み合えば速やかに人を殺せる。【蘇生青単】系と【ミリア珍獣】が要求してくる「揃う前にケリを付ける」のが得意。例によって《盗賊の手》も欲しい。

 元々《ミューズ》対策で《聖槍・ロンギヌス》(←《三叉・トリシューラ》)が入っていたが、それがそのまま《獣忍白狼》対策にも転用できる。またその系譜に《炎剣・レーヴァテイン》が入り単純に強化された。

 最序盤から《パズズ》《クラウンクイーン》と《おおきくなるよ!》《インペリアルソード》のコンボを要求されそれをサーチする手段もないので、マリガンとドローに自信のあるニュータイプ向けのデッキではあるが、唯一の自慢であるスピードを以て環境に残存している。

 《ブレイブシールド》は確定。相方に《サイレンスビロウ》か《インサイトストライフ》。

 

 

・【赤単トリガーロスト】

 

 スピード自慢その2。同じ赤系高速デッキとして【道化師】と比較すると理不尽さに欠ける代わりに安定感がある。【猿】と比較するとスピードがあるが手札枚数が少ない。【猿】を今回外しているのは、人を殺すまでのスピードにやや欠けるため。《盗賊の手》で【蘇生青単】系を遅延させつつお馴染みのルートで勝ちきろう。

 新戦力で特筆すべきはやはり《炎剣・レーヴァテイン》。ターン開始時に残っていれば《蠅魔王ベルゼブブ》に足りなかった火力を補うことすら可能なので、久々に蠅魔王入りのレシピが増えてきた。《火精フレイミー》との相性もいい。

 《聖夜のメリィ》→《テューポーン》で"トリガー割りに固執しない赤単"も見なくはない。秩序の盾並びに《獣忍白狼》対策が【道化師】よりも更に枚数の少ない《聖槍・ロンギヌス》、それと極少数の《魔軍総帥アスタロト》しかないので、火力除去との相性を考えてもやはり《サイレンスビロウ》が欲しい。またこのあたりを意識してか、赤単系特有のジョーカー選択に《デリートレイド》がある。

 

 

・【青黄魔手ハンデス

 

 

 基本的にVer2.0のカードが入らない、「今お金のない人」にオススメのデッキ(調整やメタ意識の結果《邪眼天使サリエル》《獣忍白狼》は入ることがある)。元々まるす氏がVer1.4_EX3期に「スタン落ちしないカードだけで組んだ」ものなので、当時からほとんどレシピが変わらない。

 最大の収穫は《シャープリィスライヴ》。従来はLv2《プロメテウス》+《ゴールドメイデン》で2種3枚必要だった全体消滅コンボが、ゲージ75%とLv1《プロメテウス》で良くなったので《ゴールドメイデン》を《ロキ》や《大魔導士リーナ》のために雑に使えるようになった。無論ゲージ節約などの観点で従来のルートで使うこともあるが、「意識して手札を残す必要がなくなった」ので、立ち回りやすさが随分改善された。

 《プロメテウス》が全体消滅なので【蘇生青単】系に強いと思いきや、実は平時のレベルコントロールの部分がそれなりに苦手。ついでに魔手ハンデス系の宿命として【ミリア珍獣】相手にハンデスで決定打を出すには《侵撃の魔手》固め撃ち+《闇天使ネフィリア》など無茶の要るプレイが必要で結局不利なのも相変わらず。デッキパワーはあるもののスピードがなくて環境的に辛いデッキその1。消滅領域を利用するので《盗賊の手》はむしろ歓迎、という利点はあるが《文明崩壊》は直撃する。

 《シャープリィスライヴ》確定で、相方は《インペイルメント》・《ルインリード》・《冥札再臨》・《サイレンスビロウ》など。

 

 

・《聖少女ブリギッド》系統

 

 大きく分けて3パターン。全てに共通するのは《冥札再臨》確定ってことと、「デッキパワーはあるがスピードがないので環境的に辛い」ってこと。一応【紫単】相手は強い。先攻1T《聖少女ブリギッド》に対しての後攻《炎剣・レーヴァテイン》はもはや様式美。《聖少女ブリギッド》では秩序の盾が消せないので、意外と《舞踏のクロエ》や《鏡盾・イージス》がめんどくさかったりします。

 

1.【青緑ブリギッド】

 

 

 前Verの【青緑滅王】から派生。基本的に《アジ・ダハーカ》はレギュラー格だがこのレシピでは採用されていない。《圧殺のタウロス》《エリートシーフ》などのランダムハンデスを唯一平時運用できるデッキで、【ミリア珍獣】に強く出れる。《獣忍白狼》をメタとは関係なく運用できるのも特長で、【緑単アグロ】相手はコイツが引き受ける。苦手な【蘇生青単】系を意識してか、《盗賊の手》3枚。

 

 

2. 【ブリギッド・レベルコントロール】

 

 

 前回言ってたデッキの原案とアレンジ先がコレ。【青単レベルコントロール】からの派生。《獣忍白狼》の常用など上の【青緑ブリギッド】と類似点は多いが、ランダムハンデスの要素が減って【ミリア珍獣】系が辛い代わりに、レベルコントロール要素でその【青緑ブリギッド】との直接対決に強いのと、《幽世のイザナミ》によって対【紫単】については磨きがかかった。僕とヤリザさん両方言ってますが、《文明崩壊》よりも《盗賊の手》の方がいいです。

 

 

3. 【黄単tブリギッド】

 

 

 《神人ヤマトタケル》が大活躍。《プロメテウス》を《シャープリィスライヴ》だけでなく2表の早撃ち要員としても活用できる。《天帝インドラ》が《聖少女ブリギッド》《神人ヤマトタケル》をも消してしまうが、おそらく仮想敵は《滅王アレキサンダー》なので問題なし。このレシピだと加護秩序無しで《アンフェア・タックス》1枚なので、確かに【ミリア珍獣】キツいっすね・・・

 

 

 

 

 

 

 ってなわけで新Verで勢いのありそうなデッキ解説でした。ほとんど前方確認せずにレシピやブログ引っ張ってきましたが、今回引用したメンバーはなんとなく自己主張したい系のオタクだと思ってるのでざっくり大丈夫だと信じてます。

 デッキ別に採用されやすいジョーカーについても一応まとめては見ましたが、「《サイレンスビロウ》+《冥札再臨》」や「《サイレンスビロウ》+《ブレイブシールド》」など判別不能なものもあるのでマリガンキツいっすね。気合と人読みです。

 

 

 書いている間にも環境は進んでます。まだ新しいデッキ出るかもしれません。

6/3カードランキング更新 ~Ver2.0第一シーズン展望~

・Ver2.0頑張ってます

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 6/2付けで50位です。たまたま時間取れたのと、対面からパクった強そうなデッキが自分の肌に合っててブロンズ~シルバー帯を瞬殺したのが大きいですね。

 デッキ公開については著作権が僕にないのでまたの機会に。原案と少なくとも7枚違いますけど・・・プラチナなったら考えとくか、程度ですね。

 

 

・前シーズンざっくりまとめ ~「2pt」について~

 

 どうやらVer2.0から新カードには2ptつくようになったらしい。

 「新カードは1pt」っていうのは0/1/2/4ptの旧システムの頃に作られた基準であり、0/1/4/6ptの現行システムにおいては1ptの価値が昔と違うので変えよう、ってのはわかる。ジョーカーも全部新しくなったし全部2ptでいいか、これもまだわかる。

 《デビルウィンナー》だの《カパエル》だの再録SPカードを全部2ptにするのはどうなんだSEGA。0ptから1回も動いたことないじゃないか。レアリティ変わったので新カードですとか随分環境荒らしてくれたなオイ。そもそも【紫単】は全部新カードだから確定でAだって言ってんのに。

 まあB~Aでなんでも組めるボーナスシーズンでしたね。

 

 Ver2.0最序盤の環境総まとめ、みたいなのも近日中に記事にしようと思います。【プリキュア認知ビート】に震えろ。

 

 

 COJS最初のカードランキング更新です。集計期間は5/26~6/1で、Ver1.4_EX3期を含まず。ジョーカーのptが変動するのはまた今度とのことですが、ランキング自体は見れます。

 

閾値変更

 

0pt:1~30位

1pt:31位~150位

4pt:151~550位

6pt:551位以降

 

0pt:1~50位

1pt:51~250位

4pt:251~550位

6pt:551位以降

 

 「新カード73枚(コンバート特典PR含む)」に対して「200枚以上がVer2.0以降時に使用禁止になった」という事実を忘れてはならない。Ver1.4_EX3のDOB査定と比べて単純にキツい・・・なにこれ、スタートダッシュしたもん勝ちってこと?

 

 

・カードランキング:0pt帯

 

4位:《魔性のペンダント》

5位:《ニャザード》

9位:《背徳の翼アザゼル》

11位:《パイモン

15位:《魔人の羽化》

16位:《魔天ルシファー》

18位:《舞踏のクロエ》

20位:《ダークプリズン》

25位:《なすカウ》

26位:《狂鬼イフリート》

 

 新カード1~10位。COJSが提示した新しい遊びは無事ユーザーに受け入れられたと考えていいだろう。前季A安定だった【紫単】はCがギリギリのラインに。器用なデッキではあるが何にでも勝てるタイプではないのでC査定で握れるかというと微妙なところ。

 

 

8位:《ロキ》

10位:《大魔導士リーナ》

12位:《ONI総長》

14位:《バンシー》

21位:《闇天使ネフィリア》(1pt→0pt)

30位:《ミイラくん》(2pt→0pt)

32位:《滅王アレキサンダー》(1pt→0pt)

 

 今青が強い。2.0稼働後数日の間一定数いた【魔手ハンデス】系、《レヴィアタン》などを使いまわす【蘇生青単】系、青系の《聖少女ブリギッド》デッキなど青いデッキほぼ全てに入り得るポテンシャルを持つレギュラーメンバー達。

 

 

39位:《邪眼天使サリエル》

 

 紫以外での新カードでは1位。青が得た新たな除去手段。《始世姫ジョカ》の裏択として優秀で、《インペイルメント》と合わせれば計7CPで3体だろうが問答無用。進化元は"無限再生"で確保できる。こちらの方が1点食らう分被害が大きいので、割り切ってジョカケアしないことの方がスタンダード。

 本領を発揮するには攻撃が必要。《アムネシア》《人の業》《繁栄の対価》と天敵は少なくない。

 

 

46位:《幽世のイザナミ

 

 4pt→0pt。《呪いの贈り物》《レヴィアタン》といったサポートカードの充実ももちろんだが、素で紫系にめっぽう強いのが見逃せない。インターセプトを多用せざるを得ない紫系相手なら回収効果を思う存分使える。《ダークプリズン》で2枚割られても余裕だ。

 

 

48位:《ドーバーデーモン》

 

 新カード緑1位。《ハッパロイド》からスターター補正を抜くとこの位置、ということだろうか。シーズンによっては1pt落ちもありそうだが・・・

 

 

33位:《裁きのマーヤ》

37位:《蠅魔王ベルゼブブ》

40位:《冥王ハデス》

41位:《テューポーン》

45位:《デーメーテール》

49位:《人身御供》

50位:《おおきくなるよ!》

 

 閾値変更によって1pt→0pt。《テューポーン》と《デーメーテール》はスターター組。

 

 

・カードランキング:1pt帯

 

52位:《レヴィアタン

109位:《天然魔導士ミーナ》

 

 Ver2.0が生んだ最大の問題児たち。無限に再生する魔法使いプリキュア。一応、《ドラゴンブリザード》も245位で1pt。

 「貫通・非破壊除去・捨札対策のいずれかがなければそれはデッキとは呼べない」とまで言われるようになった原因。《シャープリィスライヴ》が採用されている場合、《レヴィアタン》は「破壊してもすぐ再生するのにマスト除去」という理不尽極まりないユニットとなる。

 【蘇生青単】はレベルコントロール型・海洋型・魔手ハンデス型と構築も幅広く、現状のTier1に君臨する。海のみんな~~~~!!

 

 

60位:《白夜刀のカンナ》

103位:《天空神機ゼウス》

 

 今までなら0pt帯間違いなしだったこの2枚が1pt帯。確かにカンナを珍獣系で見ることはなくなったし、毘沙門からゼウスになったことで所持者が少なくなったのもそうだが、黄色があまり環境的に目立ってないのも事実。ゼウス以外にも《天帝インドラ》(72位)など広範囲消滅を多く持つので、【蘇生青単】には強く出れるのだが・・・

 

 

66位:《炎剣・レーヴァテイン》

 

 新カード赤1位。後攻1ターン目に着地して《聖少女ブリギッド》だの《天空のアイテール》だのを焼いていく。《三叉・トリシューラ》になってもならなくても対処が面倒で、【武身】だけでなく赤系にはほとんど入る。味方にする場合でも《聖少女ブリギッド》は相性が良く、サーチされてくる上に小物2体焼きか中型1体焼きを選べる。

 

 

71位:《聖少女ブリギッド》

 

 【青単レベルコントロール】、【青緑滅王】、【黄単】系統などを発展させ数多の新デッキを芽吹かせた。CIPでサーチできる3CP帯の相棒は緑よりも他の色に多い。

 特筆すべきは《アジ・ダハーカ》を擁する青。9000早撃ちなので《ロキ》ですら逃れられない。サーチはできないが1CP9000早撃ちの《サイクロプス》や、2CP《獣忍白狼》は6000早撃ちだが不滅により6000を一方的に落とせるし、こちらのユニットを落とすことなく巨大ユニットのBPを削れる。ブリギッドCIPでインターセプトを捨てながら《ONI総長》に繋ぐのもアドアドしいムーブ。

 赤は上記の《炎鬼・レーヴァテイン》が6000を1体か3000を2体かで選べる。直接流れるようにプレイできるわけではないが、《破壊少女シヴァ》をサーチできるのでかき集めてOCさせるのも面白い。

 黄色では直接サーチできるユニットでめぼしいものは《プロメテウス》程度。一応《シャープリィスライヴ》で汎用性は上がった。それよりもブリギッドが神であることを利用して《神人ヤマトタケル》で9000早撃ちするのでこれもこれでタチが悪い。

 ブリギッドは先攻1Tに出てくることも多く、対処に失敗すると一方的なゲームになることも。《炎剣・レーヴァテイン》などの3000火力で落とすのが手っ取り早いが加護・秩序の盾・不滅でも凌げる。変わったところでは《光明神アポロン》。複製されたブリギッドが最優先除去対象になるので、アポロン本体は生き残ることが多い。

 

 

74位:《学びの庭》

78位:《愛しき来訪者》

81位:《ターニングポイント》

95位:《ゴールド・ダルマン》

116位:《紅蓮の魔導書》

134位:《献身のフェリア》

139位:《雷光の魔導書》

144位:《謀略の女王ミリア》

 

 0pt帯が拡張される中でも、【ミリア珍獣】はそのパーツのほとんどが1pt帯。トリガーの種類が多いために見事に使用率がバラけている。《デビルウィンナー》《カパエル》こそ0ptになったが、《野生の衝動》《クローン生成》《紅蓮の命》など4pt帯にプレイアブルなカードが何枚かあるので「デッキ40枚で36pt」を達成しやすく、堂々のTier1でありながらも今季唯一のフルパワーBデッキとして初日から恐れられている。

 

 

82位:《海底の楽園》(4pt→1pt)

84位:《ヴォジャノーイ》(4pt→1pt)

138位:《マーメイド》(6pt→1pt)

 

 海洋セット。《レヴィアタン》も海洋。高速でデッキを回転させて、捨札をガンガン増やす。《マーメイド》は特にこの循環能力に優れ、1ターンで捨札が10枚溜まることも珍しくない。海洋型【蘇生青単】、通称【プリキュア認知ビート】はあらゆる意味で勇名を馳せる今年のJ界最強のパワーワード。詳しくは次回で!

 

 

94位:《ライブオンステージ》

 

 今最もアツいサポートカード。

 現状のTier1は【蘇生青単】【ミリア珍獣】【緑単アグロ】でほぼ間違いないと思われるが、これらは全て《ライブオンステージ》の回避が非常に難しい。発動できるチャンスが今までとは比較にならないぐらい多いので、遅めのデッキには是非投入したい。

 

 

102位:《獣忍白狼》

 

 【緑単アグロ】や【紫単】相手に「めんどくささ」を押し付ける新型遅延カード。

 《大自然の仲間達》・《パイモン》・《魔天ルシファー》で超BPを得てしまうとコイツが立ちはだかる。不滅なので当然貫通もできない。弱いヤツでいちいち触りに行かないといけないのだが、そのために《ライオンハートガール》を吐かされるのも馬鹿馬鹿しい。大抵は《サイレンスビロウ》されるその時まで場に残り続ける。

 【緑単アグロ】の序盤を誤魔化し、【紫単】の終盤の詰めを阻害する。当然ながら赤系でも排除は困難。マルチな活躍の見込めるナイスガイだ。

 

 

127位:《アムネシア》

 

 おそらく《デストラクションスピア》と並んで今最も守備範囲の広いカウンターカード。

 《魔天ルシファー》《邪眼天使サリエル》といった攻撃時に強烈な効果を持つもの、《謀略の女王ミリア》《聖少女ブリギッド》《パイモン》など危険な効果が継続するもの、《ゴールド・ダルマン》《破壊少女シヴァ》他OC能力。果ては《プロメテウス》→《ゴールドメイデン》or《シャープリィスライヴ》にも割り込める。

 CIPで物事を解決してくる赤や黄色が目立たないからこそ輝いている印象は否めないが、割られなければ安心感はかなりのもの。単純にアド損ではあるがそこは《ONI総長》でカバーできる。槍の回収連打は流石につらい。

 

 

147位:《文明崩壊》

161位:《盗賊の手》

 

 誰にでもできる捨札対策シリーズ。対《レヴィアタン》の最低限。

 【ミリア珍獣】など《文明崩壊》を普通に戦略に組み込めるデッキは素直にそっちを使おう。他は捨札対策の確実さとインターセプト故の再利用のしやすさでは《文明崩壊》が勝るが、相手1ドローのデメリットがキツく《盗賊の手》の方がいいデッキも多い。【蘇生青単】がミラー意識で入れるには自分の捨札を消したくない関係上《盗賊の手》。

 自分に合った方を選ぼう。これらを入れずにゲームできるのは【緑単アグロ】や【道化師】などの一部超高速デッキか、非破壊の広範囲除去を持つ【黄単】【青黄魔手ハンデス】ぐらい。海の世界は厳しいのだ。

 

 

196位:《創生竜ティアマト》

 

 いやあ、全国ではさっぱり見ない。

 「劣勢盤面をなんとかする」という使い方で行くと狂戦士で突っ込んできた紫系や緑系にBP強化で突破されて普通に死んだり、青系相手に2体討ち取ったはいいけど結局《幽世のイザナミ》されたりと散々な目に合う。《レヴィアタン》《天然魔導士ミーナ》を無理やり殴らせて捨札を減らすという意味では悪くないのだが・・・

 あらゆる効果が自軍に影響しないことを利用して、「膠着状態をこちら有利に引き寄せる」使い方をした方がいいのではないだろうか。赤が入りつつも膠着状態になりやすいデッキ、つまり【武身】や【赤青魔手ハンデス】にこそ居場所がありそう。

 また《破滅のギャンブラー》など被弾時効果を能動的に利用する方法についてはさらに研究が進み、ついに《世界創世》《忘却の遺跡》と組み合わせる猛者が現れたとか。友達無くすぞそれ・・・

 

 

カードランキング:4pt帯

 

 151位からではなく251位からになったことで、見るべきものが大幅に減った。

 要注目のものだけピックアップ。

 

259位:《神の救済》

 

 新SR最下位。そりゃな。

 やってることが遅すぎる。【緑単アグロ】相手には戦闘破壊されるがそもそもライフが怪しいし、紫系と赤系には割られる。青系と黄色系と【ミリア珍獣】はそもそも戦闘させてくれない。

 

 

261位:《丹花のリンリン》

 

 1pt→4pt。Ver1.4_EX2から約半年間環境の頂点に君臨したが、下方修正でついに散る。舞姫関連のカードも軒並みptが下がっている。

 似たような挙動を取ってくるユニットとしては《謀略の女王ミリア》と《聖少女ブリギッド》。後者の3000というBPはまだ対処しやすい部類だが、前者がヤバイ

 

 

272位:《熱き青春》

 

 4ptスタート。コンバート特典のカードだ。

 《おおきくなるよ!》に混ざって赤系のデッキから飛んでくることがある。「相討ちでいいか、なるよ使ってくれたらそれはそれで」と思ってブロックすると連続攻撃をキメられる可能性があるので要注意。OC能力が強烈な《破壊少女シヴァ》《テューポーン》あたりだと阿鼻叫喚。

 

 

428位:《大人買い

460位:《強欲の代償》

486位:《断罪のメフィスト

 

 ジョーカーシステムが変わってから、こういった「ライフコストが必要なカード」への見識が変わりつつある。

 《ブレイブシールド》はもはや1回切りの必殺技ではないし、《サイレンスビロウ》を使うのに必要なものはゲージだけであってCPは必要ない。能動的なペイライフによって有効にジョーカー能力を使い、早期に理不尽なムーブを決めて殺し切るという新しい考え方ができなくもないということだ。《幻想のメロディー》というそれ用のサポートカードもある。

 こちらは《オオヤマツミ》が大活躍する怪作。いや、本当にこれで人死ぬんだって。

 

 

カードランキング:6pt帯

 

 前々からそうだけど550位以下って何もねえんだって。

 Ver2.0新カード最下位は、689位の《ハードグラビティ》。

 

591位:《時の圧縮》

 

 一昔前は《明天凶殺》と共に大暴れしたが、システム変更によって全くもってプレイアブルではなくなったカード。

 それもそのはず。Ver1.xでは1試合で溜まるジョーカーゲージの最大は100%であり、それ以上増やすことに意味はなかった。故に、最もチャージの遅い《明天凶殺》を加速させつつ、"相手のジョーカーが手札に入ってから"使うことでジョーカー(あるいはジョーカーによって増えた手札)ごと全破壊。「相手のジョーカーゲージが20%増える」というデメリットを帳消しにしていたのである。

 しかしVer2.0においては、上手く消費していけばジョーカーゲージの1試合での上限値など存在しない。相方《明天凶殺》についても「ジョーカーが手札に入らない」という仕様変更とCP増をモロに食らって虫の息である。

 Ver2.0の特徴として、「ジョーカーゲージが無限に溜まる関係上常に最速での思考を強いられている」という問題がある。競技性が上がったと見ることも可能だが、甘えが許されないルールとも言える。

 

 

717位:《雄大なる間欠泉》

 

 5/31発売のカードゲーマーの付録。なんでこれ集計に入ってんだよwww

 しかし使うかどうかと言われると微妙。【緑単アグロ】に1枚だけ入れるとか?サクっと殺した方がはええ気がするけど・・・

 

 

 

ジョーカーランキング

 

 pt変動はまだ先ですが、一応ランキングは公開されました。

 

 

1位:《サイレンスビロウ》

 

 2位との差も圧倒的。異論を許さぬ完全勝利。

 CP0でとりあえず場の脅威を消し去っていると言えるので遅めのデッキには問答無用で合致する。秩序の盾や加護といった厄介な防御アビリティを消し去るので赤系でもほぼマスト。紫単も《サイレンスビロウ》→《魔天ルシファー》の必殺ルートがあるので必須に近い。

 オーバーパワー故の圧勝だろう。ただ誰もが全体沈黙を使えることで前Verでの「《宝玉獣カーバンくん》特化デッキ」などは組む理由がなくなった。受けて詰ませるタイプのクソゲーに終止符を打ったことは、素直に評価したい。

 

 

2位:《冥札再臨》

 

 「実際に使ってみたら想像よりもずっと強かった」と評判。

 5CP帯に強烈なカードを多く有する青との相性が抜群。《始世姫ジョカ》《大魔導士リーナ》《邪眼天使サリエル》《闇天使ネフィリア》を必要に応じて持ってきて、そのままぶっ叩く。

 またOCユニット作成のための1手としても優秀。OC《破壊少女シヴァ》には5CPとゲージ50%を吐くだけの価値が十分にある。

 他にも《聖少女ブリギッド》系デッキが一生ブリギッドを回収していることもある。

 

 

3位:《ワンダフルハンド》

 

 やはり強さを見せたが、現環境では「手札は回復できるもののターンをスキップしている」という印象が拭えない。その間に【緑単アグロ】やら【紫単】に殺されなければいいが・・・

 Ver1.4末期では《追い風》と併用されたが、《救いの神風》を多用するデッキがまだ出てきていないのも悩みどころ。

 

 

4位:《ブレイブシールド》

 

 上位陣からの評価が異様に高い。

 「殺せなそうなところを殺せるようになる」というだけで十分なのだろう。【紫単】でルシファー出した時に5点が6点になるとか。【緑単アグロ】での信頼性は言わずもがな。【道化師】でもアツい。

 《インサイトストライフ》と比較すると、1点取るために新しくユニットを出さなくて済むところで勝っているか。

 

 

5位:《シャープリィスライヴ

 

 《プロメテウス》または《レヴィアタン》との併用が大前提。【青黄魔手ハンデス】か【プリキュア認知ビート】かはわからないが対面にコレが出てきたら速攻で殺そう。どちらも「相手だけが壊滅する必殺コンボ」ではあるが、必要CPが多いので最序盤に押し込まれた場合は無力。逆に使う側は《ライブオンステージ》や《サイレンスビロウ》も採用して弱点を補わないといけない。

 

 

7位:《ヘレティックスカー》

 

 【緑単アグロ】をTier1たらしめる原動力は、《ブレイブシールド》よりもこちらではないだろうか。

 従来であればライフ2以下になっても「ジョーカーゲージが溜まらないように攻撃頻度を調整して、手札に入らないようにしながら一挙に逆転して殺す」プランがあったが、75%で使えるようになった上そもそもゲージの伸びるスピードが旧2速とは比べ物にならないほど速いので、ライフ2になったが最後《ヘレティックスカー》からは逃げられない。絶対に5点削らせないデッキ構築とプレイングが必要になってしまった。

 

 

18位:《スターライト》

 

 最下位。使用ポイントほんとにとんでもねえな・・・

 

 

 

・Ver2.0第一シーズン展望

 

 【ミリア珍獣】がフルパワーでB、他にギリギリB到達できそうなのが【緑単アグロ】【道化師】と頭を抱えるしかない環境。新Ver1回目のランキング更新はご祝儀めいた査定になることが多かったが、今回についてはそれが前シーズンだったということか。

 

 

 かなりシンドいシーズンになると予想される。イベントが併設されているので、そちらで新しい何かを試すのも一興。

"S"tandby for next creation ~Ver2.0直前特大号~

  CS本戦お疲れ様でした。

 

 この私、実は2.0ロケテ参戦しております。

 最近本業で都心に出ることが多いんですね。山梨・長野方面への窓口というと新宿になるわけですが、新宿西口セガのJに携帯充電器がついてるので、都内での時間調整によく使っていたのです。

 いつも通りに新宿西口セガに寄ったら、筐体がVer2.0に変わっているではありませんか。《サイレントウィッシュ》や《暗黒機神ダークカイザー》が欲しかったのでメインを飛ばすわけにはいかず、急遽手元の空Aimeを未来に飛ばし、雰囲気だけでも堪能したのです。

 

 資産がなさすぎて3戦で飽きましたけど。

 

 ほんの少しだけ未来を視た私ですが、5/22にあらゆることが明らかになったので、いつも通り新カード・エラッタレビューをやろうと思います。

  

 

1. Wジョーカーシステム

 

1-1. システム面

 

 結構変わるんですけど、ざっくり要点だけ説明します。

 

コード・オブ・ジョーカーS 特別先行動画 ゲーム/動画 - ニコニコ動画

コード・オブ・ジョーカーS 特別先行動画② ゲーム/動画 - ニコニコ動画

 参考動画としてコレでも貼っておきましょう。

 

 各キャラクターは2つの能力を持ちますが、「消費量・中」と書いてあるジョーカーゲージを50%消費するもの、「消費量・大」と書いてある75%消費のものに分けられます。新Verでも(引継ぎはできないと思われますが)ジョーカーレベルが存在し、このゲージ消費量がレベルアップによって減少します。

 

 ジョーカーゲージの上昇量が能力やキャラクターによって変動することはなくなりました。この関係で、ジョーカーゲージそのものの価値がVer1.xと大きく変わっているので、《ゴーストフェンサー》など一部のカードにエラッタが入っています。ターン終了時のゲージ上昇速度は、Ver1.xの2速と3速の中間ぐらいだと思います。

 

 また、対戦相手のキャラクターがどちらのスキルを装備しているのかわかるようになりました。左側のキャラクターに青で「1st」、右側のキャラクターに黄色で「2nd」と書かれていますが、ジョーカーゲージの上下にある青と黄色の三角が50%近辺にあるか75%近辺にあるかで、装備している能力を判別することができます。今後は対戦相手の《明天凶殺》と《冥札再臨》で迷う必要はないということです。

 

 Ver2.0において、ジョーカーカードが手札に入ることはありません。専用ゾーンにストックされ、そこからフィールドにフリックした際にゲージを消費し、能力が発動します。逆に、手札に貯めておくこともできません。「ゲージが100%を超えそうなので、50%消費して《ブレイブシールド》を手札に避難させる」などは不可能です。100%を超えた分は無駄ということです。

 

 ジョーカーの発動は1ターンに1回までという原則は変わりません。100%の状態から2人で50%スキルを2連打(例:《インペイルメント》+《スターライト》)は、おそらくできません。

 

 また、デッキ編集画面に行くとわかるんですが、ジョーカーにもDOBptがつくようになります。おそらく今後、「ジョーカー能力使用率ランキング」なるものができるのでしょう。ロケテ時点では全アビリティ同じポイントになっていますが、正式稼働時、あるいは稼動後最初のカードランキング更新のタイミングでpt変動が起こるものと予想されます。

 

 

1-2. ジョーカー能力個別レビュー

 例によって1~5で0.5点刻みで採点しておきました。カード基準でやっててジョーカーに拡張していいものかどうかはわかりませんが、以下全ての採点においてだいたいこんな感じです。

 

5:0pt安定級。「このゲームになくてはならない」。

4.5:0~1ptルーパー。「明らかに強い」 。

4:1pt帯中位、だいたい100位ぐらい。「弱い要素がない」。

3.5:1pt~4ptループレベル。「4ptで使えるなら掘り出し物」。

3:4pt中位。普通のカード 。

2.5:4pt下位。「面白い要素はあるけど何か問題を抱えている」。

2:4pt~6ptループレベル。「6ptで使えるなら悪くない」。

1.5:6pt上~中位。「強い要素が少ない」。

1:6pt下位。「使い道が見当たらない」。

 

リナ・ヴァレンタイン:新キャラ。いそうでいなかった赤属性2人目にして高飛車お嬢枠。PVで綾花から正ヒロインの座を奪ったと評判。

 

・《インサイトストライフ》 3.5

 

 CP1だが、いつでも使える《インペリアルソード》。原則的には《ブレイブシールド》と同じく「CP1で1ライフを奪える」ジョーカー。ゲージ50%に到達した時点で「確実に《インペリアルソード》を持っている状態になる」ので、守りを無理矢理意識させることもできる。

 【赤単トリガーロスト】【道化師】などでお馴染みのユニットにはすんなりハマるだろう(対象を選ぶので《聖天使ニケ》には使えないが)。ジョーカーになったことで全色で使えるようになったので、《白夜刀のカンナ》など他にも適性のありそうなキャラは少なくない。 

 

・《シャープリィスライヴ》 4

 

 小回りの効く《レイジオブデス》だが、小回りが効くようになったことでコンボ可能になった範囲に強烈なものが見え隠れする。

 なんと言っても《プロメテウス》だろう。トータル7CPで、消えてしまった《インペリアルクルセイド》の代わりになりうる。相手盤面によっては、自身も殴れて平時の汎用性に優れる《破壊少女シヴァ》に軍配が上がることも。軽減込みで4CPまで範囲を広げても《現世のイザナギ》《光神・アマテラス》《ロキ》など贅沢メンバー。単純に「2体にスピードムーブor行動権回復」でもあるので、ある種「4CPで2点取れるジョーカー」とも言える。

 総じて、《プロメテウス》《ロキ》《闇天使ネフィリア》《大魔導士リーナ》を擁する【青黄魔手ハンデス】ではかなりの活躍が期待できそう。足りなかった得点力を補える可能性すらある。Ver2.0のスターターデッキは【赤ヒトミ・デーメーテール】なので実は相性がよく、最初に育て始めるのもいいかもしれない。

 残念ながら敵ユニットには使えないので、《幽世のイザナミ》とのコンボは《レヴィアタン》を絡めたルートを経由する必要がある。

 

 

霧谷紫雨:体育会系おっさんである軍司に対して、こちらは理系のおっさん。判明当初から「まるでJくん(@shinadai_joker)」ともっぱら評判。唯一の紫担当で、ラスボス枠。

 

・《ルインリード》 3

 

 《冥札再臨》と並ぶ、50%消費で手札が1枚増えるジョーカー。"そうした場合"という記述がないせいで、手札0枚から使うと単純な3枚ドローになる可能性がある。《冥札再臨》と比較すると、手札消費の荒いデッキでの使用がベターか。また《人柱のシズク》《魔天ルシファー》など、青によくある捨札に置きたいカードが投入されているデッキにも適する。

  

・《サイレンスビロウ》 4

 

 《闇神・ツクヨミ》と《統制者ヴィシュヌ》の効果部分だけを切り出してCP0、は流石に何を言っているのかわからない。効果を潰してBPラインで盤面を掌握する、という意味では《滅王アレキサンダー》にも近い。尊師や滅王と違う点として巨大ユニットが残らない点についても、やはりCP0なのでどうにでもなってしまう。

 使った後には《原初神ガイア》なんかの全体火力を撃ちたいところだが、基本BPも下がるのでせっかくだから《蠅魔王ベルゼブブ》や《竜魔人ドラゴニュート》で一方的な虐殺を楽しもう。

 

 

緋神仁:なんだかんだでこのゲームの主人公はコイツらしい。他キャラの調整に伴い相対的に価値の上がる形に。

 

・《インペイルメント》 3

 

 火力低下こそ手痛いが、他の単体除去ジョーカーがCP増加している中で1CPを維持したのは評価したい。BP問わず除去できるが重い《デリートレイド》、バウンスであるために除去が一時的な《スターライト》とは相互互換。

 

・《パニッシュメントブレイク》 3

 

 懐かしい名前だ。しかしよく見るとCP5なので、Ver1.4_EX3の《クリムゾンブレイク》とのいいとこ取りになっている。一方的な全体除去としては《インペリアルクルセイド》が消滅したので対抗馬がいなくなった形。間違いなくこれまでの仁の中では"最大最強"の必殺技だが、流行のビジョンが見えないのはこの男の業か。

 

 

御巫綾花:ストーリー的には「正ヒロインの立場を追われた」など散々な言われようだが、新規イラストの評価は異常に高い。

 

・《ブレイブシールド》 3.5

 

 いつもの。Ver1.4_EX3の「6速100%」と比較すると若干溜まるまでの速度が遅くなったか。「1CPでライフを1点取るジョーカー」として、相変わらず【緑単アグロ】などに居場所を見出せるだろう。

 

・《ディバインシールド》 3

 

 なんで軽くなったの・・・あ、溜まるまでの速度が遅くなったのか。

 《聖天使ニケ》型ワンショットデッキやBP強化山盛りの【武身】などで殺意の象徴のごとく使われてきたが、今後もそれは変わらないだろう。用途こそ狭いが、純粋な上方修正はユーザーにはうれしいはず。ライバルは拡張性の高い《シャープリィスライヴ》。再行動、という観点で見たときにはこちらの方が効果量も大きくコストも安い。加護を起こせるのも重要。

 

 

星光平:CP増加が重くのしかかる。

 

・《スターライト》 2

 

 単純にCPが増えているし、コスト3以下という条件もついてしまった。1試合に2~3回の発動が可能になったからか。秩序の盾を相手にしない限りは、完全処理できる《インペイルメント》でいい。

 

・《ライズアンドシャイン》 3.5

 

 こちらもCP+1。今まで1度きりだったものが最大2回使えるようになったから?

 ほぼ無条件の全体除去、特に窮地から打開する力としては未だにオンリーワン。《パニッシュメントブレイク》よりもCP1軽いのは見逃せない。

 

 

鈴森まりね:お色気担当が綾花に移った感。

 

・《リトルウォンド》 2.5

 

 要するに《追い風》・・・新しい言い方をするならば《救いの神風》か。使用条件が6CPであるために、実際の動き始めはゲージ速度よりも遅い。《救いの神風》を使うようなコンボデッキで併用される形になりそう。

 

・《ワンダフルハンド》 4.5

 

 信頼と実績。《冥札再臨》の効果変更で2枚以上のハンドアドバンテージを稼げるジョーカーがこれだけになってしまった。もう1種に除去系やライフを削れるジョーカーを設定するような形で、今後も幅広く使われそうだ。

 

 

山城軍司:イラスト的にも痩せた?0CP化や他ジョーカーとの併用ができるようになったことで追い風が吹いているようにも見える。

 

・《ターミネートコマンド》 2

 

 貫通といえば【緑単アグロ】・・・と言いたいところだが奴らはほとんど自前で貫通を持っている。強制防御付与が簡単な緑系での利用をベースにしつつも別の用途を模索したい。すぐに思い浮かぶのは《鬼神・スサノオ》。今まで《戴冠式》でやっていたところだが、それをデッキから抜けるようになる。不屈貫通で押し付けれるようになると強力なので【侍】あたりでも有力な選択肢になるかも。

 

・《マッシブサージ》 2.5

 

 参考動画として貼った公式の【赤青魔手ハンデス】が《原初神ガイア》とのコンボを披露したが見事の一言。《バンシー》すら生還させて打点にできる。他にも《宝玉獣カーバンくん》特化デッキでは《三日天下》などと合わせて採用されるだろう。

 

 

京極院沙夜:仕様変更がほぼ全て逆風。

 

・《冥札再臨》 2.5

 

 「3枚回収」から《マジックブック》に効果が変更になっている。50%消費能力としては従来の3枚回収では強すぎたということだろうか。大きく手札を回復させるには《ワンダフルハンド》を頼るしかなくなった。

 「気軽に使える手札+1ジョーカー」として《ルインリード》と比較されることになるが、CPが1重いのがキツい。+1枚される手札の期待値がこちらの方が高いはずなので仕方ないといえば仕方ないのか。かつての【ジークブック】がそうであったように、OCユニットを確実に作れるのもこちらの利点。総じて、《ルインリード》よりも遅めであったり、手札を抱え込むデッキでの使用に向く。

 

・《明天凶殺》 2.5

 

 そもそも「ジョーカーカードが手札に入らない」という新仕様のおかげで《ワンダフルハンド》に対して明らかに不利になったのに、なんと4CPにまでコスト増加。《大天使ガブリエル》《始世姫ジョカ》との同時使用にCP増加カードが必要になった。鉄板の組み合わせであった《銀翼のクリス》も軽減が必要。「帰ってきた《KP》」こと《ゴールド・ダルマン》とのコンボならスマートに7CPで収まる。

 元が2速であることを考えると、ゲージ速度は上がったと言ってもいいのだが・・・

 

 

黒野時矢:うーん、最も厳しい立場に立たされているのでは。

 

・《デリートレイド》 2

 

 3CPになってしまった。《インペイルメント》《スターライト》よりも絶対確実で後腐れがないのだが、これらと比較して2CP重い。

 

・《ヘレティックスカー》 2

 

 「7CPで絶対に2点取れるジョーカー」。その気になれば2回使えそうなのは大したものだが、何らかのコンボでそれに近い戦果を4CPで出しかねない《シャープリィスライヴ》と比較されることになる。【トリガーコントロール】などでは替えが効かないのは事実だが・・・

 

 

2. 2.0移行時のカードパラメータ調整

 

f:id:icesuger:20160421020646j:plain(ⒸSEGA

 

・《アルカナブレイク》《ゴーストフェンサー》《時の圧縮》《アルカナジェネレーター》

 

 システム変更によってジョーカーゲージの価値が変わったので、この手のゲージに関連する効果を持ったカードというのが一斉に修正されている。《ネメシス》《時の門番》など、修正を免れたカードもなくはない。

 

 

・《パピヨンガール》 2.5→2.5

 

 4/5/6→5/6/7。

 《丹花のリンリン》とどこで差がついたかって、BPじゃないと思うんですよ。後続引いて来いとは言わないから、火力を上げないと追いつけない。昆虫は舞姫よりも数を出しやすい勢力だから難しいってのも理解はできますがね。

 

 

・《ヒュプノス》 2→2.5

 

 4/5/6→5/6/7。

 この修正はわかる。というかなんで3CP化した際にこれをやらなかったんだ。そして《シャドウメイジ》への同様のBP修正はまだなのか。

 

 

・《原初神ガイア》 5→4.5

 

 CP5→6。

 "毘沙門"系ユニットにしては軽すぎた。ジョカのよう特殊な条件が必要なわけでもないし。それでも替えが効くわけではないので、まだまだ現役。

アレがアレしてコレした奴をここに貼る話 - chomoshのブログ

 こちらも参考に。サイボーグ原初神、誰が為に戦う。

 

 

・《軍神アテナ》 3.5→4

 

 5/6/7→6/7/8。

 自身の効果込みで8/9/10に。《統制者ヴィシュヌ》よりも強いことになった。《繁栄の対価》《滅王アレキサンダー》などこちらならではの天敵も多く、BPで差別化してしまっても構わないとは思う。

 

 

・《流浪の剣士サツキ》 2.5→3

 

 侍全てに消滅効果耐性→CIPで侍1体に消滅効果耐性。

 効果追加:侍3体以上の時に自身にスピードムーブ。

 

 初見では意味がわからなかったが、今ならわかる。《天空神機ゼウス》前提の調整だ。【侍】相手にリセットができない、というのはおそらく「詰み」を意味する。今後侍全体に効果破壊耐性や秩序の盾を付与するようなカードは刷れないのだろう。《静御前》も条件付で、自身に秩序の盾は付かないわけだし。

 

 

・《幽世のイザナミ》 3.5→3.5

 

 6/5/4→6/7/8。

 戦闘させやすくなった。それによって、回収効果の方も使いやすくなったかもしれない。ただあくまで本質はLv3破壊&ライフダメージの方にあるのでサポートカード次第。

 

 

・《水精アクア》 2→2.5

 

 4/5/6→5/6/7。

 BPが他の色の面々に追いついた。それよりも、青が全体的に捨て札の枚数を参照し始めたことで、コイツもそれに乗っかっていけることのほうが大きい気がする。

 

 

・《丹花のリンリン》 4.5→3

 

 CP3→4、5/6/7→6/7/8。

 【舞姫】の圧倒的な支配力がなくなったと言ってもいい。CP3からリンリン→軽減静御前だとか、終盤のリンリン2連打などに大きな手札消費が必要になった。CPを増やしていける【舞姫アリアン】でも、4CPのユニットはそう簡単に連打できない。

 BP上昇とか《光明神アポロン》耐性を考えても、大幅な下方修正と言える。

 

 

・《マンドレイク》 1→2.5

 

 効果追加:PIGで消滅領域から1枚回収。

 もともとの効果で《選ばれし者》を引いて、PIGで消滅回収できるとなると「《ダークプリースト》+《光明神アポロン》+《選ばれし者》+《どきどきテイスティング》」のセットにこっそり混ざれるかもしれない。開幕6ptのはずなので調整用に。

 

 

 

3. 新カードレビュー

 

 お待たせしました。ここからが本番です。

 http://coj.sega.jp/information/index.html#news160523_1

 公式がカードリストくれました。ほんとありがとうな。

 

 

紫:「紫ゲージ」を独自に保有する新勢力。紫ゲージは特定の効果で増減し、高い状態を維持、あるいは一定数を消費することでCPに見合わない強烈な恩恵を受けることができる。イメージとしては、三国志大戦3の「国力」が最も近い。あっちも紫だし。紫ゲージを駆使することで既存4色ほぼ全ての特性を手に入れることができるが、インターセプトドローに関してはゲージがない状態でも本家青を大きく上回る。インターセプトを利用してデッキとゲージの両方を循環させていくのが基本コンセプトなのだろう。

 

・《なすカウ》 4

 

 どう考えても《カラスマドウ》よりずっと強い。CIPでドローできるので進化の土台としての性能が段違い(そもそも進化ユニットが《竜魔人ドラゴニュート》しか現時点でいないのだが)。通常のサーチ珍獣と違って1/2/3なので、Lv2以上にすれば《裁きのマーヤ》や《ファンガスガール》を耐えて《人身御供》できるが、このカード自体はサーチ先が紫に限定されており直接《人身御供》を引いてこれない。

 

 

・《ニャザード》 5

 

 説明不要だろう。《デビルウィンナー》《カパエル》《ブロックナイト》サイクルの紫担当。上の《なすカウ》と合わせて高速でデッキを回転させることができる。2匹まとめて珍獣種族であり、【OC特化珍獣】系のデッキに紫を混ぜることが可能な算段。

 やっぱり青にはこのサイクルが追加されなかった。最後のチャンスだと思ったんだが・・・

 

 

・《クラブゲイナー》 3

 

 消滅効果耐性は《天空神機ゼウス》のせいで従来よりもずっと重要な能力になってしまった。また「紫ゲージが3以上の時~」の部分はCIPではないので、出した後から達成することもできるし、ゲージさえ回収できるのなら《魔天ルシファー》での特殊召還でも構わない。

 

 

・《魔導女学院生エリン》 4.5

 

 魔導士サーチャー。サーチ先は同色では《紫燕のミヤビ》《パイモン》。

 しかしその真価を発揮するのは《魔導士の館》と合わせて多色化し始めてから。《白夜刀のカンナ》《見習い魔導士リーナ》《大魔導士リーナ》と強烈なOC効果持ちが大量に存在する種族でもある。《魔導の書》する上でも2CPサーチャーは強力無比。

 

 

・《タイニードラコ》 3.5

 

 《カラスマドウ》・・・と思ったら3/4/5とサイズが大きいし、紫ゲージの増加効果までついている。《光鷹丸》《天帝インドラ》されなければ安定した活躍が期待できる。

 

 

・《パープルバニー》 3

 

 2000ダメージ単発で焼けるものは多くなく、各種珍獣や《オータムロイド》《雷槌・ミョルニル》ぐらい。2CPで敵ユニットを落としながらのゲージ+2は是非成功させたいので、できることなら他のカードでサポートできるデッキに組み込みたい。

 

 

・《ブレイクハウンド》 4

 

 全盛期《赤誠の沖田》を彷彿とさせる「2CPのトリガーロスト内臓BP5000」。条件が紫ゲージ1つと明らかに緩い。紫には《魔人の羽化》や《魔装の騎士》があるので、トリガーロストさせれば戦闘面で大きく優位に立つことができる。

 

 

・《エンプーサ》 3

 

 帰ってきた《フレスベルク》・・・と見せかけて効果発動タイミングが攻撃時。紫ゲージで《ムーンセイヴァー》を撃っているような状態といえ、回りだせば明らかな脅威と言える。同色なら《狂鬼イフリート》《マスティマ》、あるいは青から《封札の死壊石》などを借りてきて、マウントを取れる状態にしたい。

 

 

・《舞踏のクロエ》 3.5

 

 回収効果で手札を減らさずにゲージが増える・・・と思いきや「ゲージ1以下」という条件が曲者。定期的にゲージを吐いていかないと、回収効果のありがたみを実感できる中盤以降に条件を満たせない事態に陥るかも。

 地味についている秩序の盾が曲者。Lv1の状態で《原初神ガイア》されて死なない紫ユニットは、コイツと紫ゲージ5の《パイモン》だけ。

 

 

・《狂鬼イフリート》 2.5

 

 カウンタークロック紫担当。CIPと自身のレベルアップで紫ゲージが増える。

 ここ最近のCOJでカウンタークロックが活躍したという話を大して聞かないのは不安材料。ゲージ増やすだけが特技だと、他の優秀な紫ユニットを押しのけられない。

 

 

・《スピリット》 3.5

 

 紫ゲージが必要な代わりに1CP軽い《ジャンプー》。先攻2Tからバウンスとは言え更地ゲーを仕掛けてくる可能性のある問題児。クソゲーされるくらいなら、後攻1Tは加護・固着を立てるか《アサルトエンジェル》などで2体出すか。対策はないわけじゃない。

 

 

・《レッサーデーモン》 3

 

 《エンプーサ》が《フレスベルグ》ならこちらは《テューポーン》。単体では極端に受けにくいので優秀なアタッカーかもしれない。紫ゲージ使用のアタッカーに共通することだが、紫の入っていないデッキに複製されても真価が発揮されないというのはありがたい。

 

 

・《激奏サラスヴァティー》 2

 

 不屈や本家《サラスヴァティー》と合わせればそれなりにいろいろなものを強化できそうだが、紫1CPは《ニャザード》《なすカウ》《タイニードラコ》が優秀すぎる。単純にアドバンテージを稼いでしまう彼らと比べると力不足。

 

 

・《ムーンリターナーかぐや》 1.5

 

 紫ゲージ+2は、わざわざそのためだけにCP2を払わなくても別の何かのついでで増えるものではないだろうか。

 

 

・《紫燕のミヤビ》 3

 

 どことなく《白夜刀のカンナ》を彷彿とさせるが、第二効果が発動してしまうと紫ゲージが+2されてしまうのでアンブロッカブルになる条件は「攻撃前に紫ゲージ0」か「攻撃時に他の行動権が残ったユニットがいない」のどちらか。つまり、カンナと同様に先攻1Tにぶっ叩いて"とりあえず1点"が簡単な使い方。

 

 

・《背徳の翼アザゼル》 4.5

 

 紫版《ロキ》。CIPのインターセプトドローに無条件でゲージ+1がついているのは狂気。第二効果の関係で積極的に攻撃していきたいことを考えると7/8/9が8/6/4よりも役に立つ場面も多いだろう。インターセプトサーチの対象は紫に限定されていない。ほぼ全ての紫デッキに入りうる逸材。

 

 

・《マスティマ》 3

 

 少しタイムラグはあるが第一効果をメインに考えよう。自ユニットのOC能力を発動させたり、敵ユニットを2から3にして連続攻撃を阻止したり。《ヘカテー》でも似たようなことはできるがこちらの方がコスト基準BPをクリアしている関係上単純に死ににくい。

 第二効果などを考えても、かなり青めのデッキで使うカード。紫ゲージの問題をクリアする必要はあるが、旧【青単レベルコントロール】系の挙動と合致する。

 

 

・《パイモン》 3.5

 

 単純に、この加護ユニットはかなりデカイ。出てくるターンを考えると《グレイスウルフィン》以上《エンジェルビルダー》以下ぐらいのはず。ビルダーと違って自身がデカくなることはないが、横にいる奴らが全部デカくなる。BP強化数値は紫ゲージを参照するが、強化対象は紫に限定されていない。

 攻撃時効果でゲージを消費しないこともあり、放置すると戦闘で勝てなくなってしまう。2体並ぶと地獄。全体除去・全体沈黙のどちらかで対処したい。

 

 

・《竜魔人ドラゴニュート》 4

 

 紫唯一の進化ユニット。CIPのランダム3体5000ダメージは早くも「スーパー蠅魔王剣」として話題。蠅魔王剣の信頼性が落ちた理由が火力か範囲かは定かではないがとりあえずコレは範囲を強化した形である。

 1度に複数体を除去できるユニットは紫ではコレだけ。「構えた相手を崩す」能力は紫内では屈指であり、カードプールが増えるまでは頼りになる機会が多そうだ。

 

 

・《魔天ルシファー》 4

 

 《突撃の合図》内臓とでも呼べばいいのか。《ミューズ》に関係なく単体でスピードムーブを投げられる画期的なユニット(特殊召還されたユニットは《ミューズ》から攻撃禁止にされないため。ルシファー自身が《アムネシア》《デストラクションスピア》された場合ですら既に「召還酔いを消す効果が処理された後」なので攻撃可能。《クリムゾンナース》参照。)。

 ルシファー自身が攻撃すればある程度の突破力は得られるが、そもそも特殊召還のために大量にゲージを吐いていることを考えるとやはりその本質は《突撃の合図》と同じく「一瞬の隙をついて大量点をもぎ取る」ことにあるだろう。紫を相手にした場合、《天空神機ゼウス》や《原初神ガイア》でリセットをかけても非常に殴りにくいことになっている。

 双方がユニットを並べあうような膠着状態でも、ゲージ3以下orユニット5体の状態からルシファーを召還(特殊召還によるゲージ-4を回避)し、第二効果での強烈なBP強化と貫通付与で《護剣・アロンダイト》のような役回りを担うこともできなくはない。

 

 

・《魔性のペンダント》 3.5

 

 紫のインターセプトによるデッキ・ゲージコントロールを象徴するような1枚。0CP、カード消費無しでゲージ+1。インターセプトの投入数はそう多くないはずなので、こういったインターセプトドローがデッキの底にあるとうまく回らない恐れがあるのは懸念材料。《文明崩壊》でも入れとく?

 

 

・《ニードルレイン》 3

 

 ゲージが3以上あれば3000オールがカード消費無しの1CP。是非《竜魔人ドラゴニュート》で・・・と思ったら、竜魔人がゲージ-3してしまうので同時使用にはもうワンクッション必要。味方にも被害が出るのが残念。

 

 

・《魔装の騎士》 3

 

 ゲージが3以上あれば《ナチュラルフルーツ》に1ドローがついてくる。素のBPはそれほどでもない色なので、使い道はありそう。

 

 

・《封札の紫禁印》 3

 

 封札サイクルの紫。レベル1~2は紫ゲージ+1以外は効果範囲と継続時間で《夢破れし者》の下位互換。レベル3の「デッキに戻す」は今までになかった除去の方法で、あらゆる除去体制を無視する。紫ゲージ+3も大きい。

 平時の運用では《魔性のペンダント》に分があるが、【OC特化珍獣】系が再び流行するようならこちらにも目はある。両方入れて回転率特化もナシではない。

 

 

・《ダークプリズン》 4

 

 そもそも0CPで簡単に1枚割るカードが赤にない。紫ゲージ3以上でまさかの2枚割りに変化し、しかもゲージ消費があるわけでもない。既存のトリガー破壊カードを鼻で笑える高性能カード。

 

 

・《毒の煙霧》 2.5

 

 紫ゲージ3以上で《ムーンセイヴァー》+1ドロー。・・・《エンプーサ》がいるので目立たない。

 

 

・《魔人の羽化》 4

 

 最低でも《英雄の剣》、紫ゲージ3以上で《不可侵防壁》超え。全色の特徴を併せ持つだけあってこういったところもぬかりはない。《どきどきテイスティング》もだいたい3000~4000なので、普通に殴り合える。

 

 

・《いにしえの錬金術》 2.5

 

 どことなく《ライブオンステージ》。「ゲージを増やすことが主目的のカード」はどうにも評価しづらい。

 

 

赤:「狂戦士」が追加。ターン開始時に1度だけ、強制的に攻撃しなければならない。

 

・《ヒートドラゴン》 3

 

 竜サーチャー。しかし、竜には既に《風雲龍》がいる。その《風雲龍》からリクルートされる選択肢としてかなーり弱いのは無視できない。《創世竜ティアマト》など、重めの竜と併用するのなら。

 

 

・《デモンフィスト》 3.5

 

 《魔槍のリリム》がジジイになってしまった・・・

 本家との重要な変更点として、「CIPで単体4000ダメージ」が「アタック時に全体2000ダメージ」になった。加護には強いが《ミューズ》に弱い仕上がり。

 

 

・《ケロール・レッド》 1.5

 

 自身の効果を合わせると5000とまで相打ちできそうだが、逆に言うとそれが限界で6000が出てくると自殺するだけ。いやあ、そんなことのために1枚使いたくねえよ。

 

 

・《ミノタウルス》 3

 

 攻撃時7000保障、ブロックされたらランダム5000ダメージが発生。ここまでやってくれるなら狂戦士使ってみようかなという気にもなる。むしろブロックされた方がオイシイまでありそうなので強制防御・・・と思ったら《ライオンハートガール》CIPでは間に合わない。事前に《狂気の決闘場》などの仕込みが必要か。

 

 

・《炎剣・レーヴァテイン》 4.5

 

 レーヴァテインが出るならグングニルも欲しいところ(東方的に考えて)。

 《丹花のリンリン》亡き後の「《天空のアイテール》絶対殺すウーマン」。《大自然の仲間達》を踏まない限りまず落とせる。そもそも2CP3000サーチャーを落とせるので、後攻1T担当としての適正が高い・・・《光明神アポロン》さえされなければ。

 今まで黄色しかいなかった3CP武身に赤が出たので、デッキ構築の幅が広がった。具体的には【赤緑武身】が組めるようになっている。

 

 

・《創世竜ティアマト》 4.5

 

 相手に狂戦士を付与し、ブロックして戦闘勝利しアドバンテージを得ていく・・・というデザインのカード。ざっくりと「CP3以下は全滅する」と書いてある。

 なのだが、「能動的にプレイヤーダメージをトリガーとするカードを使える」ということに一部のオタクが気づいた結果エラいことになっている。ターン開始時、回避不能の《破滅のギャンブラー》はもはやターンスキップと言ってもいい。他にもまだまだハメパターンはありそうで、今後の研究に期待のかかる1枚。

 

 

・《強運の狙撃》 3

 

 どことなく《微笑の占い師》。自陣との合計でなくなったので、単純に伏せすぎを咎めるカード。1~2枚なら《三叉・トリシューラ》などに頑張らせれば割り切れるので、【赤単トリガーロスト】にはありがたい新戦力。

 

 

・《ハードグラビティ》 2

 

 逆《チェインフレイム》。そういえば《絶望の天魔アザゼル》君元気ですかね。

 

 

・《魔炎の決意》 2.5

 

 再調整された《威圧》。アスタロトがイケメン。

 攻撃時に誰でも使えるようになった代わりに、修正値が2000に落ちてしまった。あれ?《英雄の剣》でいいんじゃ・・・

 

 

黄色:「神託」が追加。1回だけすごい能力を使える。でも目玉は「どこかで見たことのあるヤツら」。

 

 

・《朝空のニコラ》 3

 

 歩く《意気投合》・・・とでも言うべきか。《アンフェア・タックス》でハメるためのカード。英雄種族なので《ヴィヴィアン》で0CPになる。

 

 

・《ゴールド・ダルマン》 4.5

 

 我々は結局《KP》から逃れることはできなかった。珍獣種族になったことで《野生の衝動》でのピンポイントサーチ、といった馬鹿な真似はできなくなったが、《学びの庭》で2ドローする際に混ざってくるのは普通に脅威である。そもそも【OC特化珍獣】で今まで「《カパエル》+《白夜刀のカンナ》」だったところが「《カパエル》+《ゴールド・ダルマン》」になるだけなのでどうということもなく、といったところ。当然《謀略の女王ミリア》を使うようなタイプにも転用可能だろう。

 

 

・《白ずきんちゃん》 3

 

 1回だけライフダメージをなかったことにできる。《大天使ガブリエル》でおなじみの能力でもあるが、自身が消えてしまう向こうと違ってこちらはユニットとして残る。《創世竜ティアマト》+《破滅のギャンブラー》デッキなどでも使えるかも。

 

 

・《不知火玖式》 3

 

 侍特有の陽炎型駆逐艦シリーズ。再調整された《陽炎弐式》。《天剣の沖田》の系譜とも言える。

 【緑単アグロ】特有の貫通+強制防御コンボにめっぽう強いのは好印象。あっ、《開闢王伏羲》はダメですって!

 

 

・《ユニコーン》 3.5

 

 被弾時に1度だけ《無限の魔法石》。戦闘すると1枚だけだがトリガーバウンス。各能力にシナジーは感じられないが、BPまで含めて弱い要素があまりない1枚。真っ当な図体を持った神獣ユニットなので、《宝玉獣カーバンくん》+《黄金蝶の少女》とかやっちゃうデッキではレギュラー確定。

 ・・・これ、神託持った状態で《光明神アポロン》されたらやべーけど。

 

 

・《天空神機ゼウス》 5

 

 《戦神・毘沙門》、その魂までは消えず。

 全破壊から全消滅になり、PIG能力の発動を許さなくなったのはかなりの強化点。しかし、「効果破壊耐性」よりも「消滅効果耐性」持ちユニットのほうが数も質も上。《火炎将軍スルト》《魔軍総帥アスタロト》は普通に強いし、《ラッシュビートル》なんてのもいる。

 地味な変更点として進化禁止をデフォルトで持っている。「毘沙門の上に毘沙門」はできなくなった。

 

 

・《美しき彫像》 1.5

 

 えっと、一応最初の能力をメインで使えばいいと思います。《封印の壺》のほうが小回り効きそうですが、加護にも当たりますよ。

 以上です。

 

 

・《チョークスリーパー》 3

 

 《玉璽》調整版。自ターン開始時という発動タイミングは難儀ではあるが自ユニットの数に囚われなくなったので、《ディバインシールド》なり《シャープリィスライヴ》なりで大打撃をキメれる。5CP余りなので《魔天ルシファー》までは入るぞ。

 それにしても《オオヤマツミ》が何したってんだ・・・

 

 

・《パラレル・ワールド》 2

 

 どんなに強いユニットでも複製できる。《光明神アポロン》や《古びた日記帳》を考えると最低でも4~5CPクラスが欲しい。

 

 

青:捨て札の枚数を参照する能力群が追加。このうち3枚は自己再生能力持ち。

 

・《獣忍白狼》 2.5

 

 久々に「不滅」。《魔将・信玄》再調整版とも言えそうだ。

 戦闘に勝ってしまうと自壊するので、コイツ1人になんでもかんでも任せるのは無謀。《大自然の仲間達》みたいなのにはめっぽう強い。

 自壊しても《創造神機ブラフマー》で使いまわせるのはエラい気がする。

 

 

・《TA-YU》 1.5

 

 そんなことチンタラやってる場合じゃねえんじゃ2CPか6/7/8になって出直して来い!

 

 

・《天然魔導士ミーナ》 2.5

 

 最も緩い条件で自己再生し、また戦闘時の墓地コストも少なめ。壁として使いまわすのに向いている。

 《見習い魔導士リーナ》シリーズとはどういう関係なのだろう。

 

 

・《ドラゴンブリザード》 2

 

 くっそデカイ自己再生ユニット。自己再生の開始条件も戦闘時の墓地コストも強烈。せっかくここまでやるのだから、OC効果はもう少し派手でもよかったような。

 

 

・《レヴィアタン》 3

 

 超久々に海洋ユニット。いわゆる「リヴァイアサン」と呼ばれる海神をモチーフとしているのだろうが、FFやグラブルなどで見られるナマズめいたものではなくしっかり美少女にしてくるあたりが現代COJ。

 自己再生条件は《天然魔導士ミーナ》と同じだが、戦闘時の墓地コストは大きめ。フィールドOCで敵全体に《絶妙な挑発》がかかるが、おそらく《シャープリィスライヴ》でないと達成は困難だろう。自己再生した《レヴィアタン》を1ターン維持できれば、《シャープリィスライヴ》→軽減《幽世のイザナミ》までつながる。

 

 

・《邪眼天使サリエル》 4.5

 

 《海王ポセイドン》を攻撃寄りに再構成したらこうなった、という感じ。

 いらないカードを除去に変換できる、というのは同じだがこちらは「自身の攻撃」をトリガーとするので制御が容易。CIPの《マジックブック》で拾ったカードは必要だから拾っているはずなので平時のアドバンテージ獲得能力が高ければ高いほど活きる。

 ポセイドンと同じく珍獣系の全力横並びをやや苦手とするが、そこは《ファンガスガール》などでカバーしよう。安定した活躍の見込めるパワーカード。

 

 

・《呪いの贈り物》 3

 

 帰ってきた《絶妙な挑発》。インターセプトドローのオマケまでついているが、OC効果を発動されるようになったので《ロキ》《闇天使ネフィリア》《現世のイザナギ》あたりに使うときは覚悟を決めてからにしよう。

 

 

・《待ち合わせ》 2

 

 少し重いがこちらだけ対象の広がった《鏡合わせの祈り》。本家がまるでまったく流行っていないところを見ると厳しそう。

 

 

・《冥土の数え歌》 2

 

 3枚ドローは甘美な響きではあるが、我々は随分昔に《ハウリング》を卒業している。引くためだけに2CPは払えない。

 

 

緑:「連撃」が新しくキーワード化。指定コスト以上の緑カードを使った後ならば大きな恩恵を受けられる。こちらもどこかで見たカードのオンパレード。

 

 

・《ドーバーデーモン》 4.5

 

 実質1CP2/3/4でCIP1ドロー、《ハッパロイド》スタン落ちとはなんだったのか・・・と思いがちだが、この「実質1CP」の部分が曲者。軽減に緑を刺せば今まで0CPからでもユニットが出ていたのに今後出なくなるということは、《アリアンロッド》系や【OC特化珍獣】系のデッキで小さくない影響がありそう。

 それでも2/3/4は素で《裁きのマーヤ》に耐えるので、《人身御供》が捗る。

 

 

・《勇戦の騎士》 3

 

 こちらはざっくり《ジャンヌ・ダルク》。

 秩序の盾にしろ貫通にしろオプションが強い。火力と呪縛以外であっさり処理したいところ。

 

 

・《パンダティーナ》 2

 

 連撃達成で7/8/9。

 ・・・緑2CP帯はかなりの激戦区。これだけで採用され得るとは到底思えない。

 

 

・《プラウドドラゴン》 3.5

 

 基本BP-6000は強烈。ゲーム終盤なら意識せずとも連撃できるだろうが、早い段階から使うには《グラインドビートル》《ニードルアリゲイター》《救いの神風》などが必要。カードパワーこそ高いが、デッキ構造が軽すぎる【緑単アグロ】には入りにくいのも面白い。

 

 

・《烈槍・ゲイボルグ》 3.5

 

 ようやく出てきた《聖槍・ロンギヌス》以外の5CP武身。固着がつくのでロンギヌスとの直接対決に自信ニキ。基本BP修正値を《統制者ヴィシュヌ》と比べると悲しくなるが、《叢雲・クサナギ》《三叉・トリシューラ》から出てくる可能性があることを考えると止む無しか。

 

 

・《聖少女ブリギッド》 4

 

 コイツ以降全てのユニットに《早撃ち勝負》付加。強制なので《ブロックナイト》との噛み合わせは最悪。今まで《南風のニンリル》あたりを入れて遊んでたような重量級緑デッキで使おう。【青緑滅王】もこれで復活か。

 先攻初手で叩くと第一効果で3CPユニットが手に入るのでマリガンが楽になるかも。

 

 

無色:【珍獣】系のDOBが安定しそうだなあ。

 

・《愛しき来訪者》 3

・《ターニングポイント》 3.5

 

 サーチ範囲が広すぎて、もはや「ピンポイントに何かを探す」ことは不可能。単純に圧縮用のカードである。各色の魔導書や《サプライズボックス》なんかも生きているので、使いやすい圧縮カードが大量に増えていることになる。問題はこれが全部1pt帯に入れるとは到底思えないことで、毎シーズン何かしらの圧縮カードが4pt帯に居座ることになる。

 【猿】系にしろなんにしろ、【珍獣】は死なない。

 

 

・《受け継がれし英雄譚》 3

 

 英雄サーチ。英雄を出した時の「+2000&不屈」も面白い。《神域のジャンヌ》なんかは化けそう。ほかにもOC《軍神アテナ》が楽に作れたりとか。

 

 

・《新センターポジション》 1.5

 

 条件がキツすぎる・・・CP1消費するのも考え物。この手のカードを見て、《三日天下》に勝てるかどうかってのは重要な問題。

 

 

・《消えない星》 2

 

 《天空神機ゼウス》が出たので消滅効果耐性は重要・・・と思いきや、そもそもこれがCP2なせいでオマケにユニットがついてくる《ラッシュビートル》でよかった。

 「加護+消滅効果耐性」を作るならこちら。しかし、それも《宝玉獣カーバンくん》がいる。

 

 

・《神の救済》 3

 

 相手を戻せない《脱出装置》・・・と思ったら、なんとこのカード自体を繰り返し使える。

 《脱出装置》は相手をバウンスすることで盤面のテンポにも貢献していたが、これにはそれがない。回収するユニットを《大魔導士リーナ》《蠅魔王ベルゼブブ》《ジャンプー》などの盤面に影響を与えられるユニットにすると繰り返しこれらの効果も使えて無駄がないのでは。効果が強烈すぎてコスト比BPがたいてい低いので戦闘破壊もされやすい。

 

 

 

総評:想像以上に過去のカードのリニューアルが多い(このためいつもの新カード期待値ランキングはお休みします)中、紫は新機軸をしっかり打ち出していて楽しそう。何が強いとかは全く読めないですが、楽しくなると思います。

 

 

 お疲れ様でした。

 2.0稼働は明日、張り切っていきましょう。