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COJ山梨支部

移転準備中。

【COJS】2/9カードランキング更新 ~Ver2.0EX3_05第二シーズン展望~

・前シーズン総括 ~「対話」するものしないもの~

 

 対戦型TCGの本質は駆け引き、すなわち相手との「対話」であると言ってもいい。

 が、カードプールが拡張していくにつれて、現代COJでは(逆順処理をしないルールも伴って)「やったもん勝ち」のデッキが増えてきたことも事実である。

 

 今の環境デッキを「対話」力で並べてみよう。決して強さ順ではないことに注意。

 

1. 「対話」したい派:比較的普通のCOJをしている。

 

1-1. 【ブリギッドハンデス

 いつものアレだが、【青単レベルコントロール】とのハイブリッド型が増えてきて青伏せが《封札の死壊石》であることが多くなってきた。後手取ったら理論値最強クラス。ミラーは後手ゲー。《明天凶殺》+《ワンダフルハンド》はほとんど【ブリギッドハンデス】なので対策マリガンは容易。圧倒的な低DOBで毎回お馴染みなので諦めてD構築にしているケースが多い。

特殊対策:《盗賊の手》、《謀略の祝杯》、《女神の息吹》、《聖剣・エクスカリバー》、【黄単】、【代償紫】

 

1-2. 【紫単】

 いつものアレ・・・と言いたいところだが《賢蛇オピュクス》が強い。ゲージを減らさずに盤面に大きな影響を与えてくる。《ワンダフルハンド》+《サイレンスビロウ》が多い。

特殊対策:《ミューズ》、《パラライズ・フォグ》、《勇王機神バトルカイザー》、《死神のランプ》

 

1-3. 【黄単】

 《ハーピー》多用のアグロ型は随分減った、というか明確な方向性を持たずに器用に立ち回るようになったというのが正解か。《夜光のヴィヴィアン》で《夜魔女王リリス》をローコストで機能停止できるのは明確な強み。ジョーカー枠での判別はほぼ不可能。

特殊対策:【紫単】、【武身】

 

 

2. 《夜魔女王リリス》系

共通事項:《夜魔女王リリス》→《花の高原》があるせいで"上ブレ"がとんでもなくデカい。が、上ブレがなくてもデッキパワー自体は高く、特にトリガー破壊や《裁きのマーヤ》によって"対話しないタイプのテロリスト"に強い。超高確率で《鳳凰》が投入されており、《ミューズ》が安定しない。大型加護も《蒼花のメイメイ》で死ぬ可能性が高い。そのため進化する行為そのものに圧力をかけた方がいい。

共通対策:《繁栄の対価》、《アムネシア》、《人の業》、《夢破れし者》、《封札の紫呪印》(有利盤面のみ)、《火弦の精サラマンドラ》他アンチ進化精霊サイクル、【カーバンくん育成デッキ】

 

2-1. 【赤単】型

 《聖夜のメリィ》が強烈で、トリガーゾーン絡みで《夜魔女王リリス》と2択になる。トリロス、と呼ぶにはそのあたりの要素がコレしかなく適当な呼び名かどうかはわからない。《破壊少女シヴァ》《火精フレイミー》も大抵いる。

 

2-2. 【フレ珍】型

 いわゆる【猿】。《ブロックナイト》《ドーバーデーモン》のセットが《夜魔女王リリス》で埋まることがあり、デッキのカウンティングを利用した的確な圧縮は以前よりもやりにくい。《火精フレイミー》を最も有効利用できる、というのが長所。安定はしているが、リリス系特有の上ブレもそれほど大きくない。

 

2-3. 赤青【海洋】型

 《夜魔女王リリス》で《海底の楽園》を埋めて馬鹿ドローしよう、というリリス実装当初からあるデッキ。上2つと比較して青要素が随分強くなり《冥裁者ラダマンティス》あたりが出張ってくることがある。

 

2-4. 赤青【侍・舞姫】型

 頂上リプレイから爆発的に広まった新型。リリス系において必須カード以外の余ったスペースで種族シナジーが使えることを示した傑作。《流浪の剣士サツキ》《炎法師弁慶》を軽減コストや《静御前》で雑に消費し、《遮那王義経》を叩きつける独自の強みを持つ。《花の高原》+軽減1枚で《丹花のリンリン》に繋がり、火力の足し算をしつつ手札が減らない器用さも見せる。他のリリス系では考えられない高DOB(B安定)が長所だが、進化ユニットへの依存度も最も大きくその手の対策の餌食になりやすい。

 

 

3. 緑系:対話の仕方が「除去耐性で守る」だったり「メタカードでハメる」だったりと特殊。

 

3-1. 【武身】

 "武身進化ガチャゲー"とはよく言われるが、現状それよりも目に付くのは"各種対策カードの過剰投入によるハメゲー"である。(《魔法少女マジカルなっくる》→)《アフロディーテ》による全体加護に始まり、今は《バーンカウンター》がとにかく多い。《ミューズ》《勇王機神バトルカイザー》《パラライズ・フォグ》などの投入も容易。余裕を与えると《大いなる世界》でハメてくる。一度崩れると立て直しが難しいのでこれでも対話の余地はある方。基本的には《ヘレティックスカー》+α。

特殊対策:1撃で倒せる全体除去、あるいは全体沈黙。《アフロディーテ》は《蒼花のメイメイ》の普段使わない方の効果で崩せる。

 

3-2. 【カーバンくん育成デッキ】

 《マッシヴサージ》が目印のいつものアレ。「相手の好きにさせないこと」に関するプロフェッショナル。この記事に書いた特殊対策枠を大量に投入しているケースも多い。

特殊対策:全体沈黙、あるいは《創世竜ティアマト》。《マッシヴサージ》前に全体火力。《ヘカトンケイル》《始世姫ジョカ》で周りを消して攻撃回数を減らすのも有効。

 

3-3. 【連撃緑単】

 Ver1.4後半~Ver2.0前半の【緑単アグロ】と、Ver2.0中期のいわゆる【鰤ジズ】の折衷のような構成であることが多い。《飛翔のジズ》下方修正が痛い。近頃は《強欲な代償》から《ブレイブシールド》《ターミネートオーダー》を連打してくるパターンがあってアグロ度合に磨きがかかっている。

特殊対策:大型加護+BP強化。総CPが少ない序盤は無敵に近いので《花の高原》《ライブオンステージ》などで加速する。《加速装置》《ドーバーデーモン》があるので《死神のランプ》もそれなり。

 

 

4. 対話をしないテロリスト共

 

4-1. 【代償紫】

 前シーズン序盤の癌。《スターライト》を見たら真っ先に疑うべき。《フェアウェル・ソング》に引っかかる壁しか用意できないと2~3ターンでの即死すらあり得る。基本対面に出てくると不快なアーキタイプだがミラーの面白さは折り紙付きで、雑な《強欲の代償》を撃つと即座に死ねる。

特殊対策:加護、《ミューズ》、《ユグドラシル》、《裁きのマーヤ》、《勇王機神バトルカイザー》、《炎法師弁慶》、《死神のランプ》、《弱肉強食》

 

4-2. 【道化師】

 《ストレンジ・アイ》他ジェネレートサイクルからの《鍛冶神の業物》→《クラウンクイーン》がガー不で不快の極み。1ターン目から揃えられるのでマリガン命のアーキタイプ。1度動き始めると《クラウンクイーン》が《ジャック・ザ・リッパー》や《蒼花のメイメイ》を持ってきてしまうので超高速で死ねる。が、初動で失敗すると余りに脆く下ブレの大きいデッキ。

特殊対策:トリガー破壊。《ONI総長》などで自軍に沈黙を付けて防御禁止を回避する。

 

4-3. 【血染め珍獣】

今日から使える代償血染め珍獣 - 私の備忘録

 キングオブソリティア。Ver2.0_EX2期にデッキが完成して以降何の新戦力も下方修正もなく、ただただ使い手の技量だけが上がっていくという不気味なデッキ。誇張表現抜きに「何もできずに死ぬ」ことがある。

特殊対策:《死神のランプ》、4000以上の固着ユニット。OC《ゴールド・ダルマン》を潰せるカード全て(ランダムハンデス含む)。《魔天ルシファー》でのフィニッシュタイミングを見計らった《弱肉強食》など。

 

4-4. 【山珍】

 《断罪のメフィスト》→OC《オオヤマツミ》→OC《聖天使ニケ》(or《救世の天草》)。いつものアレ。テロリストの中のテロリスト。「対策カードを引かれるorメフィストが投げられなくなる前に殺す」が基本線なので見切り発車当たり前、2裏か3表には鎌を振り始める。珍獣連打から《巨人の集落》《天空の楽園》《受け継がれし英雄譚》が見えたらもう間違いない。「2体止めによる相手ライフのコントロール」は《強欲の代償》であっさり崩壊するので無意味と考えた方がいい。

特殊対策:《死神のランプ》、《デストラクションスピア》、《裁きのマーヤ》、《ファンガスガール》、消滅効果耐性、ランダムハンデス

 

 

 各デッキ毎に特殊な対策が必要な環境だが、もはや現行COJに《無限の魔法石》を取る余裕のあるデッキは少ない。相性や対面の"上ブレ"など安定して勝つのは極端に難しいが、査定がヌルいのが救い。このためAPを増やす最適解は「長いプレイ時間を確保すること」である。

 

 

 

 集計期間1/25~2/7。

 

・カードランキング:0pt帯

 

 《紅蓮の魔導書》、《聖夜のメリィ》、《火精フレイミー》が一斉に2pt→0ptでやっぱり赤系が元気。他には青系《圧殺のタウロス》《大魔導士リーナ》、紫系《封札の紫呪印》《混沌神カオス》、"ほぼ武身"の《魔法少女マジカルなっくる》などが2pt→0pt。《舞踏のクロエ》に至っては4pt→0ptである。無料配布になった《鬼神・スサノオ》《人身御供》も0pt帯。総じて、1/26のエラッタの影響が大きい。

 

 

・カードランキング:2pt帯

 

 0pt→2ptに頭を抱えたくなるようなカードが多い。《クラウンクイーン》、《天龍のレイア》《聖天使ニケ》《ゴールドクラウン》は殺傷力に長ける。対話派の皆様には《銀翼のクリス》《セレクトショップ》が朗報か。《文明崩壊》はリリス系で使え、《盗賊の手》の代わりに対《グレイブガーディアン》として機能しなくもない。

 一方4pt→2ptは前季活躍したカードばかり。無料配布に加えて対リリス性能で再評価されたアンチ進化精霊サイクル、リリス系で使える《禁じられた召喚術》《灼熱の大地》、【紫単】のセットアッパー《賢蛇オピュクス》、そして"諸悪の根源"《強欲の代償》。環境を如実に反映した興味深い区域と言えるだろう。

 

 

・カードランキング:4pt帯

 

 対リリス系で考えた時に面白い性能のカードが多く落ちてきた。

 《創造神機ブラフマー》と愉快な仲間たちは物量戦でリリスに真っ向から対抗できるため実はアツい。リリス系は全体沈黙を取っていないケースも多く、邪魔者を全て焼き殺す性質上《人柱のシズク》などを回避することができない。《貴公子ZERO》も、トリガーゾーンが溢れかえるのが常であるリリス相手にはハンデス効果を安定して期待できるだろう。これらは【黄単】踏んだらキツい。というか何もないところから《聖剣・エクスカリバー》が降ってくるケースが一番キツい。

 また、【連撃緑単】の土台に適したパーツが一斉に落ちてきたので同デッキは今季アツい予感。《ムルル》《ニードルアリゲイター》《イナバハンター》《加速装置》と揃う。

 

 

・カードランキング:8pt帯

 

赤:《フォックスバンデッド》がいなくなってユニットはいよいよ悲惨。インターセプトは腐ってもスピードムーブ付与の《火炎の咆哮》か、リリスミラーや紫相手にワンチャンありそうな《強運の狙撃》か。

 

黄色:超豊作。1CP《オトタチバナヒメ》に加えて、3CP《寝坊のヒュプノス》4CP《幻夢のロキ》が明らかにオーバースペック。Sデッキにできるような環境ではないが、目的別に8ptユニットを突っ込める上それほどデッキパワーが落ちない。

 

青:《闇ずきんちゃん》が落ちてきて1CP帯ゲット。他はほぼ変わらないので相変わらず《アキレウス》のスピードムーブが熱い。

 

緑:どうしても使うなら実質秩序の《疾風の小太郎》か。リリスを後出しで機能停止できる《ピヨベビー》はもしかしたら凄いヤツかもしれない。

 

紫:ほぼ前季と変わらず。《魔弓のバルバトス》か《宇宙海賊ジャ・アーク》の2択。

 

無色:ドローは無条件で入れるには厳しい《掘り出し物》と、種族シナジーの薄そうな《巨竜の島》だけ。ドローとは真逆だが《闇取引》が注目株。

 

 

ジョーカーランキング

 

 ついに《ワンダフルハンド》が1位奪取。2.0稼働当初から長く続いた《サイレンスビロウ》の天下はここに潰えた。

 なぜ《ワンダフルハンド》が現環境必須かと言うと《グレイブガーディアン》の存在が大きい。一度沸き始めるとハーフロックに近くなる上、グレイブ単体では落とせない最後の1枚を何らかの手段で刈り取ることも【ブリギッドハンデス】なら容易である。《ワンダフルハンド》を持っていない限り、【ブリギッドハンデス】に《明天凶殺》を撃たれたらほぼ生還できない。極論、《ワンダフルハンド》を採用しなくていいのは【ブリギッドハンデス】の大勢が整う前に瞬殺できるテロリスト系コンボデッキと、《ヘレティックスカー》によって事実上の決着を5点にまで短縮できるデッキのみとまで言える。《ワンダフルハンド》を採用したところで【ブリギッドハンデス】側の《明天凶殺》とお見合いになるのだが、向こうが苦しくなって《ワンダフルハンド》を使った瞬間(=《明天凶殺》を諦めた瞬間)にこちらも《ワンダフルハンド》が解禁され、手札の少ない同士での窮屈な試合から一転して総力戦に移れる。一方的な枚数差による虐殺は防げるのだ。

 それ以外でも、リリス系デッキでは《花の高原》によるCPの上ブレを有効利用する術としてほぼ標準搭載される。

 

 頂点の入れ替わり以外では0pt帯のメンバー自体に変動無し。2~6pt帯は《ルインリード》《ターミネートコマンド》が上がって《トリックフィンガー》《インサイトストライフ》が落ちた。

 6~10pt帯では《スターライト》が上がって《チェックメイトアクト》が落ちた。どちらも【代償紫】に高い適性を示す。

 

 

 

 自分ではどうすることもできない対面の上ブレ、非対話系テロリストによる轢き逃げ、ミラーの先攻後攻など筐体に座り続けるにはストレスのかかる環境だが、一方でAPを増やす最適解が「筐体に座り続けること」なので試されているのはプレイヤーの精神力。人間辞めていきましょう。