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COJ阪神支部

旧「COJ山梨支部」。なお、中の人は巨カスの模様。

9/21カードランキング更新~Ver2.0_EX1エラッタ後第三シーズン展望~

・前シーズンまとめ

 

 シーズン開始当初こそS環境は落ち着くのかと思われたが、最終的には【ティアマトギャンブラー】S、【緑単】Sだらけになってしまった。

 

 Sデッキで勲章を増やすプレイヤーには、Sデッキを使わずして追いつくことはできない。例えば「勲章300個」という一定基準に対して、Cデッキが20勝、Bデッキで15勝必要なのに対し、Sデッキでは6勝である。プレイヤーがどのぐらい筐体に座れるか、などを考えてしまうと、この差は余りにも大きすぎる。

 

 またSデッキの普及により、ランキング、すなわち勲章レースから「勝率」の概念が消え去って、プレイヤーの不満はいよいよ持って大きくなってきた。「誰が強者かわからない」のである。全国ランキングを元に選出されるランカーリプレイを見ても、誰がやっても《聖少女ブリギッド》《プラウドドラゴン》《飛翔のジズ》を投げつけることしかできないデッキしかいないのであればもはや手札の枚数ぐらいしか見るべきものがなくなってしまう。

 

 2.0以降の広いマッチ幅に加えて、"対戦相手のデッキが基本的に強いとは限らない"というS環境特有の問題もあり、デイリー戦績や連勝記録でさえ誇れるものではなくなった。プレイ内容にスコアをつけてくれる音ゲーSTGと違い、COJにはプレイヤーを「絶対評価」する機能はない。あるのは目の前の敵を倒して優劣を決める「瞬間的な相対評価」、そしてそれをどれだけの精度で、どれだけの時間続けられるかという「継続的な相対評価」の2つである。

 8/25に行われたDOBシステムの査定変更により、ランキングが機能不全に陥りプレイヤーの「強さの証明」が極めて難しくなってしまった。何の指標かわからなくなってしまった勲章レース自体はますます加速し、9/20時点のランカーボーダーはプラチナ勲章6000を超える。

 

 もはや、「強さの証明」のためには公式大会しかない。

 

 コード・オブ・ジョーカー 第4回 アルカナカップ~共同戦線~ | SEGA

 

 事実、公式大会はある。だがしかしS環境のせいで「今一番強いデッキがわからない、それを作ろうにも全国対戦が調整にならない」という非常事態である。プレイヤー間で評価が高いのは【紫単】【猿】【ブリギッドハンデス】あたりだが、今Tierランクをつけられるのかという話になると店内対戦が50戦は必要だろう。

 

 「強さの証明」がどれほど重要なのかはプレイヤー各位によって認識の分かれるところではあるだろうが、わざわざゲーセンに出向いて対戦ゲームに興じている以上、少なからず「他者を踏み越え、自身の方が上だ」と叫びたい欲求はあるだろう。行き場を失ったこういった衝動が対戦相手以外の何かを破壊しないことを祈る。

 

 要するに、COJ稼働以降最も危険な状態に陥ったシーズンだったと、僕の中では解釈している。

 

 

 

 集計期間は9/7~9/19。

 

・カードランキング:0pt帯

 

1位:《ドーバーデーモン》

6位:《聖少女ブリギッド》

7位:《ブロックナイト》

8位:《プラウドドラゴン》

9位:《ライオンハートガール》

12位:《飛翔のジズ》

 

 数々の解説記事こそあれどどうしても難解なイメージが付きまとう【ティアマトギャンブラー】よりも、大衆に支持されたのは至極簡単な【緑単】であった。《ブロックナイト》は連撃のトリガーにならないので採用されないこともある。

 【緑単】S関係では《イナバハンター》が8pt→0pt。Sデッキに囚われない部分においても《天空のアイテール》《ランスロット》《軍神アテナ》《ブッシュファイター》が2pt→0pt。《花の高原》の関係で【猿】系にも入っていた《開闢王伏羲》は4pt→0pt。

 

 余談ではあるが、1位の使用ポイントが4500と低く、さらには《デーメーテール》《ティターニア》などのスターターカードが順位を上げていることから、COJの客離れをも懸念されている。《メリュジーヌ》が100位で0ptになったらしい。

 

 

46位:《原初神ガイア》

50位:《人身御供》

66位:《学びの庭》

83位:《火精フレイミー》

94位:《狂神アレス》

 

 【猿】関係。フレイミーのみ4pt→0pt、他は2pt→0pt。《ブロックナイト》は【緑単】じゃなくてこっちか。

 《人身御供》→《花の高原》(114位、4pt→2pt)は往年の"祈り御供"を彷彿とさせる。「高速で横に並べてから進化ユニットのパワーで勝つ」コンセプトの【猿】には《花の高原》の本来の効果の方も使いやすく、必須カードと化した。《人身御供》は【緑単S】の序盤の攻勢を凌ぐのに極めて有効であり、デッキ種自体の高い評価の一因にもなっている。

 

 

 他には《バンシー》《封札の死壊石》《聖夜のメリィ》《エンジェルビルダー》《ユニコーン》《ケルベロス》が2pt→0pt。

 下方修正を貰ったはずの《闇天使ネフィリア》がまだまだ元気で、17位。全く落ちる気配がない。

 

 

 

・カードランキング:1pt帯

 

108位:《トリックメイジ》

112位:《創生竜ティアマト》

121位:《破滅のギャンブラー》

158位:《グレイスウルフィン》

188位:《伝説の奇術師》

 

 4pt→2pt。【ティアマトギャンブラー】関係。

 必須パーツに4ptが多すぎて勝手にポイントが稼げる、という立ち位置だったが今季はついにS構築が不可能になりそう。ヘイトの集め方だけはTier1なので、デッキパワーの真価が問われるシーズンになりそうだ。

 

 

151位:《2挺拳銃》

178位:《アイアンゴーレム》

200位:《ブラッディ・マリー》

 

 全て4pt→2pt。

 

チラシの裏 【ヒッキー✩が解説! #1】2016/9/10 ランカーリプレイ(赤黄二挺拳銃デッキ)を読み解く

 前季出現した新デッキというと赤青、あるいは赤黄の【2挺拳銃】デッキとなる。《聖少女ブリギッド》に頼らない盤面解決力は見物。流行度はそれほどでもなかったが、「プレイしていて楽しい」という声の聞こえる良デッキではありそうだ。

 《アイアンゴーレム》は相方《龍将・政宗》と一緒にpt変動するのが常だったが、赤黄型【2挺拳銃】で単独採用され始めたので、ついにptが別枠になった。

 

 

 勢いがないのは【黄単】【紫単】。

 《司令官テイアー》《オータムロイド》《ダークプリースト》が0pt→2ptだが、これはまだ序の口。

 《魔人の羽化》《ニードルレイン》《混沌神カオス》は0ptでも全くおかしくない顔ぶれ。

 

 

 

・カードランキング:4pt帯

 

 【黄単】、さらには【海洋】といった2シーズン前の流行デッキパーツが顔を揃える。集計期間に1日だけ(9/7)2シーズン前が引っかかっていなかったら、全て8ptまで戻っていたんじゃないかという面々だ。

 

 まず【黄単】系。

 《プロメテウス》《銀翼のクリス》《大天使ガブリエル》《どきどきテイスティング》が2pt→4pt。《神札再生》《ポメ錦》《マンドレイク》など2シーズン前の8ptチームは0pt→4pt。"エラッタ前のソリューションカード"《アークウイング》も0pt→4pt。

 

 【海洋】系の方が強烈。

 《デスパレート》《天然魔導士ミーナ》《レヴィアタン》《マーメイド》とデッキを定義するキーカードが全て0pt→4pt。「フルパワーでB」との声も聞こえてくる。

 《シャルロット》《TA-YU》など2シーズン前に8ptだったカードがやはり4ptになっているが、AやS調整するなら8ptカードを使えばよさそう。

 

 紫も凄い。

 《アネモネ》《魔導女学院生エリン》《封札の紫呪印》《舞踏のクロエ》《タイニードラコ》《軍姫エリス》が2pt→4pt。《フェアウェル・ソング》にいたっては0pt→4pt。このあたりのパーツが全体的に軽めなことと《強欲の代償》が2pt→4ptであるために【代償紫】がアツく、環境最速の押し付けデッキがBで組めるらしい。

 

 《繁栄の対価》《死神のランプ》が2pt→4pt。流行が予想されるほとんどのデッキに対して刺さる。

 

 

・カードランキング:8pt帯

 

 赤はさすがに前季が強すぎてなんもない。《魔炎の決意》はそれなりかな。

 黄色は《オトタチバナヒメ》に加えて2CPユニット多数。《ヴァイオレット》もなかなかやる。

 青がラインナップの珍しさと優秀さを兼ね備えている。《宿怨のプロメテウス》《魔侯アンドラス》《ファフニール》は単純に使いやすい。また、《ドラゴンブリザード》が8pt。【海洋】がフルパワーでB行くのはこれが原因。インターセプトに《兵糧攻め》というわかりやすいハンデスカードがあるのも魅力。

 緑は前季で使い切ったのか《アステロイドガール》ぐらいしかない。《威令フルーレティ》が8ptスタート。【緑単】Sを継続させるなら双方フル投入だろう。

 また、今季は紫にもそれなりな8ptユニットが出始めた。デッキの動きを阻害しないのは《マルバス》だが、無理すればゲージを増やせる《激奏サラスヴァティー》、ゲージ消費こそあるものの疑似除去になる《ダークキャット》などバラエティーにも富む。

 

 種族トリガーは《巨竜の島》《盗賊のアジト》。《ギャウルス》《ブラックケルビム》が4pt維持しているので、サーチ先を確保しつつ組み合わせることで高速圧縮できる。

 

 

 

ジョーカーランキング

 

 《サイレンスビロウ》が下方修正にも関わらず1位を堅持。0pt帯のメンバーに変化はない。

 

 ついに《スターライト》が10pt帯を脱出。6pt帯を飛び越えての2pt帯である。【ティアマトギャンブラー】系でレギュラー格。単純に最軽量で1枚ブロッカーを無効化できる特性から、他のデッキにも使われるケースはあった。

 《インペイルメント》はいつも通り10pt→2ptループ。

 

 《ルインリード》《パニッシュメントブレイク》が2pt→6pt。ともに【海洋】で使用実績あり。つくづく【海洋】に都合のいいシーズンである。

 

 《ターミネートコマンド》が2pt→10pt。【武身】で有名だが当然のように【緑単】でも使用可能。《リトルウォンド》《シャープリィスライヴ》の使用率が飛びぬけて凹んでおり、専用の特殊用途こそあるものの6ptでは使いたくないという事情が見える。

 

 

 

 

 これを書いている間にも今季バージョンの【緑単】Sが一部ランカーの手で完成したとか。今季もメタゲーム、並びにランキングの正常化は望めそうにない。