COJ阪神支部

旧「COJ山梨支部」。なお、中の人は巨カスの模様。

12/9カードランキング更新 ~Ver1.4_EX2第二シーズン展望~

甲府に帰ってきました。空が広すぎます。

 

 

・ざっくり前シーズン総括 ~【武身】乱舞~

 

 1.4_EX2の全カードに1ptがついた前シーズンはとにかく【武身】。稼働当初から完全にトップメタとして君臨した。新カードが多すぎてB安定、頑張ればAといったところ。

 ボード・ハンド両面のアドバンテージ獲得能力もさることながら、特筆すべきはその拡張性。 【黄単メガバウンス】から派生し《アンフェア・タックス》や《意気投合》が入るもの、《It's Showtime》+《モロク》コンボの投入、【アリアンロッド珍獣】から《追い風》と《アリアンロッド》を投入した【武身アリアン】、さらには《絶妙な挑発》と《幽世のイザナミ》のパッケージが投入されるケースまである。

 抜本的な対策としては《叢雲・クサナギ》と《聖槍・ロンギヌス》を生かして帰さないという点に尽きる。《叢雲・クサナギ》《護剣・アロンダイト》以外は5000以下で、性質上レベル1が並びやすいので《チェインフレイム》は効果が高い。《勇王機神バトルカイザー》はバウンス効果をシャットアウトしつつ《護剣・アロンダイト》が出るまでBPラインで抜かれないので活躍したが、バトルカイザーは【武身】にも入ってしまう。このため純正【武身】のミラーではパンプの枚数がモノを言う展開になりやすい。他にもバウンスしか除去を持たないことを逆手に取り、《丹花のリンリン》率いる【舞姫】が高DOBの【武身】メタデッキとして活躍した。

 

 

・Sデッキ倍率修正

 

 pt毎の閾値にそれほど変化がないな、と思っていたらコレである。3倍→2.5倍。Aデッキが1.8だしそっちでいいかな・・・

 

 

 今季のランキングです。もう仕事したくねえ。帰ってJしてえ。

 

 

9位:《雷鎚・ミョルニル

11位:《鏡盾・イージス》

12位:《叢雲・クサナギ》

13位:《聖槍・ロンギヌス》

16位:《護剣・アロンダイト

28位:《武具コレクター》

 

 新カード1~6位までを【武身】が独占。ちなみに《金剛・ヴァジュラ》も全体34位で新カード8位。CIP含めた単体性能の時点である程度強いのに進化の可能性があるのでミョルニル以上は全てマスト除去という恐ろしいカード群。特にクサナギとロンギヌスは現環境を定義するカードと言えるだろう。これらを早急に排除するか、バウンス効果に耐性のある盤面を作れないと最速で後攻2tからユニットを維持することすら難しくなってしまう。

 鳴り物入りの新機軸はわずか1シーズンでそのポテンシャルを証明。《ジャンプー》今季10位、《蠅魔王ベルゼブブ》今季14位と書くと嫌でも武身環境を実感させられる。

 

 

31位:《光明神アポロン

 

 新カード7位。後攻1tと先攻2tの覇者。「ユニットの行動権の有無」までコピーしてしまうので、この2つのタイミングを逃すと大した成果が出せなかったりする。それでも、《叢雲・クサナギ》相手に対等な速度で盤面を作れる数少ないカード。特にコイツはそのクサナギにBPで勝っているのがいい。

 PIGの消滅回収については、自身の効果以外で消滅領域のカードを増やせるようになると急に強くなる。《選ばれし者》+《ダークプリースト》の併用などなど。

 

 

37位:《始世姫ジョカ》

 

 散々騒がれた「青い毘沙門」をもってしても新カード9位。一応【武身】関係を除くと2位ではあるのだが。

 《破壊少女シヴァ》のついでにケアされるので思ったよりも虹色感はない、というのが正直なところではなかろうか。一応チョーシこいた【武身】相手に一瞬で勝てるカードではある。性質上複数入りにくいのもランキング争いの面ではマイナス。でもLv3ならスピードムーブつきますよ。

 

 

66位:《勇王機神バトルカイザー》

 

 「星を護る碧の剣」が新カード10位。

 とりあえずこれさえ立てておけば《聖槍・ロンギヌス》は怖くない。他にも《暴虐王バアル》やOC《破壊少女シヴァ》からも護ってくれる。基本的には攻撃せず専守防衛になるだろう。

 対《魔軍総帥アスタロト》の場合のみ立ち回りが変わる。自身が7000で防御禁止がついてしまうが、「BP+2000」の方を全て吸い込めるので他の低BPユニットが防御禁止になることはない。バトルカイザーで殴り他の5000~6000クラスを防御に回す形になる。

 

 

69位:《魔軍総帥アスタロト

 

 新カード11位。「タメ」と「テンポ」を両立したCIPムービーは今Verどころか全カードでも上位に入る出来。蠅魔王剣以来の傑作だろう。

 自軍の《裁きのマーヤ》や既に付与されていた沈黙などに注意すれば気前のいい押し付けが可能。忘れがちだが消滅効果耐性を持ち《ライズアンドシャイン》《アリアンロッド》に耐性があるのも優秀。バウンスでどうにかなるわけでもないしなあ。

 

 

80位:《アサルトエンジェル》

 

 新カード12位。ここまで0ptスタート。

 アグロに特化した新しい【天使】デッキを成立させた。リクルートされるのは大抵《天空のアイテール》。《シルフの空士》でも悪くはないが貫通付与などその後の展開を考えるとアイテールが欲しい。先攻軽減アサルトアイテールから後はパンプ構えて殴るだけ。後手でも同じ。【武身】の影響で《人身御供》の信頼性に陰りが見えるからこその超脳筋ムーブである。

 

 

84位:《アンフェア・タックス》

 

 2pt→0pt。

 【武身】での採用が多い。《意気投合》まで取るかどうかはともかく、《聖槍・ロンギヌス》で相手のハンドを増やすことの多い【武身】では発動機会に恵まれる。一方、勝手にハンドが増える【武身】対策として全く関係のないデッキから飛んでくることも。

 

 

89位:《拷問官アーテー》

 

 1pt→0pt。

 《魔軍総帥アスタロト》が参入しさらに悪魔が増えてしまったので、《風紀委員マコ》のサーチ絞りを諦めてしまうのが最近は主流。アスタロト→アーテーの流れが強い。それにアスタロトのPIGに悪魔サーチついてるしね。《献身のフェリア》よりもBPが1000高いことで《裁きのマーヤ》《統制者ヴィシュヌ》影響化でも1点取れるのが大きな違い。他にも《統率者ネビロス》なんかにも影響。

 

 

93位:《バーンカウンター》

 

 1pt→0pt。《破壊少女シヴァ》のOC、あるいは2連発を食らうとさすがに【武身】でもアヤシイ。他にも《静御前》の入った【舞姫】や【侍】だと火力除去2連打したくなる盤面は多いのでこちらにも投入される。《破壊少女シヴァ》2位という環境だからこそのチョイスと言えるだろう。

 

 

101位:《タナトス

 

 0pt→1pt。

 長きに渡ってハンデスデッキを支え続けたがついに陥落。相方《ヒュプノス》は下方修正を食らいつつも87位だが、これはバージョンアップ前(集計期間11/24~、Verうp11/26)の【盗賊】の影響だろう。【盗賊】は原型こそ留めているものの大幅弱体化、そして【ディナーハンデス】の次世代型は未だに見えない。前環境で最も強力なハンデスデッキは《アンフェア・タックス》を抱える【武身】だった可能性すらある。

 

 

104位:《ゴールドクラウン》

 

 0pt→1pt。

 対【武身】性能の高さに注目。勝手に進化する関係上低CPユニットが並びにくいので、「ジャッジメント」になりやすい。《勇王機神バトルカイザー》も無視できるのでミラーでの決定打になるかも。

 

 

124位:《開闢王伏羲》

 

 新カード13位。面倒なのでカウントここまで。

 固着があるので対【武身】・・・と思ったら《光明神アポロン》が怖すぎる。PA成功時のCP+1を有効利用できるのは珍獣系統らしい。

 

 

141位:《死神のランプ》

 

 2pt→1pt。【武身】への対応手段であった「《ライブオンステージ》→《戦神・毘沙門》」や「《追い風》→《アリアンロッド》」を封殺できるので【武身】側で搭載率が高かった。《雷鎚・ミョルニル》でトリガーはいくらでも引けるしね。

 

 

188位:《蜀漢の英雄・趙雲

 

 1ptキープらしいが、出現率の高い1枚。

 これも対【武身】カード。デメリットである「敵軍全て基本BP+1000」を武身は自らリセットしてくれるため。他にも《魔軍総帥アスタロト》と併用して防御禁止の範囲を広げてくるケースも。

 

 

219位:《丹花のリンリン》

 

 1ptスタート。

 歴代で最も舞姫らしい【舞姫】デッキだろう。加速度的に火力が上がり後続もつれてくるので【武身】程度なら焼き切れる。《勇王機神バトルカイザー》は《巫女の護り手》で対応するしかないが・・・

 バウンスでは何も解決しないので、しっかりと破壊することが重要。

 

 

352位:《魔侯アンドラス》

 

 2pt帯の注目株。悪魔効果のトリガーロストよりも不死効果が強烈で「青いバアル」のような立ち回りが可能。《勇王機神バトルカイザー》を苦にしないのも大きい。後攻初手から叩くと結構な確率で生還するし、青には《虹色のキャンバス》もあるのでスピム付与も容易。ライフにさえ気をつければゲームを壊せるポテンシャルはあるので一度試してみてほしい。

 

 

520位:《ホーリーカウンター》

 

 4pt→2pt。【武身】と《アリアンロッド》に両対応というスゴいヤツ。ちなみに《ライズアンドシャイン》にもばっちり反応(このカード以外でライシャに反応するのは使用率最下位の《虚空への回帰》のみ)してしかも撃つ意味がないのでラグでバレる。

 

 

551位:《呉越同舟

 

 4pt帯の爆弾その1。とりあえず《不可侵防壁》にはなりそうなので《不可侵防壁》4ptと言える。緑系は困ったらコレ。その2に癖があるので【武身】では特にこちらを推奨。どうせジャンプー・アポロン・バトルカイザーぐらい入ってるやろ。

 

 

622位:《どきどきテイスティング

 

 爆弾その2。これも3000~4000ぐらいは簡単に上がる。しかも無色だ。かなり癖が強いので、使用上の注意をよく読んでお使い下さい。

 

・捨て札0枚では使えません。

・どうせ使うなら4000は増やしたいので、ユニットの多いデッキに入れるといいでしょう。

・デッキがごっそり減るのでシヴァ他OCさせたいカードも余裕で墓地に落ちます。【武身】での使用はおすすめできません。一応、デッキ一周までの速度は速いです。

・墓地のカードもめちゃくちゃになるので《冥札再臨》《火精フレイミー》etcも危険です。

・ただ消滅領域のカードがめちゃくちゃ増えます。つまり併用すべきは《ダークプリースト》と《光明神アポロン》。

 

 総じて「消滅回収」「《選ばれし者》でゴミを排除して強いカードだけ使う」「全部諦めてユニット過多赤青でひたすら走る」みたいな構築の工夫が必要。Sデッキ向けでもあるが倍率低下が痛い。

 

 

・赤4ptユニット

 

 《フレイムソルジャー》1択か。《バーンソーサラー》《アイアンゴーレム》には専用構築が必要。ただ今季は《フェニックスの羽》が4ptなのでそちらでもいいという話が。《どきどきテイスティング》以外にも《真の力を見せてやろう》《パワーイズジャスティス》とBP強化は豊富。

 

 

・黄4ptユニット

 

 《シルフの戦士》《キラーヴィーナス》《アークウィング》《風精ウィンディ》《ターボモスキート》と2CP帯はバーゲンセール。種族で選べるレベル。《風精ウィンディ》は2CPウイルス唯一の4ptなので《始世姫ジョカ》でハメに行くならそちらでも候補に挙がる。インターセプトでは《ミスディレクション》のクソゲー力が高い。

 

 

・青4ptユニット

 

 CP別に《黒ずきんちゃん》《イエティ》《魔性の妖狐》と並ぶ。《イエティ》《フジツボ三姉弟》はデカくなったところを複製される危険性あり。バウンス過多の環境で《ペルセポネー》は苦しいか。《ケルピー》が【武身】相手に攻撃を通したらとんでもないことになる??

 《守神・不動明王》が2pt帯に抜けているが、《海神ポセイドン》は余裕で4pt維持。

 

 

・緑4ptユニット

 

 そもそも《呉越同舟》を抱える色ではある。使いやすそうなのは《ポクポくん》と《ゴッドフィスト》、《義勇馬エニフ》。色が合うなら《荒海のカプリコーン》は優秀。《フォースフラワー》に結局未来はなかった・・・

 

 

・その他

 

 《謀略の祝杯》が4ptだが今のハンデスは《アンフェア・タックス》ばかりなので最大稼働しにくい。《明天凶殺》が流行ったら思い出せばいい程度。《アゲンスト》の4pt維持は珍獣系には朗報か。【青単レベルコントロール】系にありがたいのが《シャドウメイジ》をサーチできる《ピエロ達の宴》。

 ちなみに、新カード最下位は《天災の孤島》。

 

 

 

 Sデッキバブルまでは行かない・・・というのが大方の予想。ただ4pt帯はなかなか強烈なのでAデッキぐらいなら頻出しそう。Sの倍率低下もあるし。《呉越同舟》のせいで【武身】の真価を問うシーズンとは言い難くなってしまったがそれでも前期ほどのパワーはないはず。

 

 帰ってJしてえ・・・