DOB査定変更から見るVer1.3_EX2第二シーズン展望
Say goodbye for the "S"pecial season.
・1pt帯以降の閾値変更
前季まで
1pt:101~200位
2pt:201~400位
4pt:401位~
今季から
1pt:101~250位
2pt:251~450位
4pt:451位~
1pt帯が増えて、4pt帯が減った形。
前季でSデッキが組みやすかった原因の一つに
「カードを増やしたにも関わらず閾値変更をしなかったせいで4pt帯が異常に拡大した」ことがある。
枠自体を変えることでSデッキの異常発生を抑えて、APインフレを抑えようという狙いなのだろう。
・・・なんでそれを前季でやらないんです??????
それでも2シーズン前よりもポイントは取りやすくなっているのだから笑えない。
今季のランキングでっす。
1位:《デビルウィンナー》
2位:《無限の魔法石》
3位:《カパエル》
4位:《ハッパロイド》
5位:《ブロックナイト》
7位:《戦神・毘沙門》
8位:《蝿魔王ベルゼブブ》
9位:《白夜刀のカンナ》
10位:《ジャンプー》
次回のイベントは1~10位までのカードとPRカードが使用不可。
《冥王ハデス》・《バンシー》が使える青系が強そうに見えるが
【海洋】は《海底の楽園》がないので構築不可。【ハンデス】系統も《忘れられし地下書庫》がないのでキツイ。
他にも【忍者】【魔導師】などPRに依存するアーキタイプは組めないので注意。
6位:《策略の装填》
で、何してんのコイツ。
4pt→0pt。めでたく次回イベント使用禁止。
あの《暴虐のネビロス》ですら1桁順位にはならなかったのだから前季の異常性とコレの汎用性がわかる。
Sデッキの全てに3枚投入。それすなわち「前季のデッキの7割以上に3枚投入」となる。なるほど魔法石じゃねーの。
少なくともJ1環境とランカーリプレイは7割以上Sデッキ(体感)。これが言い過ぎでないことは前季をやりこんだ方はわかるはず。
そもそも今Ver初期の0pt時にも【珍獣】系統などで採用が見られたカード。"蠅魔王剣"以上と言われると困るが0でもおかしくはない。
コイツが6位にいる現状を見て、開発は反省してほしい。
19位:《インペリアルソード》(0pt維持)
21位:《アサルトガール》(4pt→0pt)
22位:《闇取引》(4pt→0pt)
23位:《聖天使ニケ》(0pt維持)
24位:《狂神アレス》(1pt→0pt)
30位:《暴虐王バアル》(0pt維持)
31位:《春忍の桃花》(4pt→0pt)
50位:《ブレイブドラゴン》(1pt→0pt)
56位:《執行官アーテー》(4pt→0pt)
59位:《ダーティークロウ》(4pt→0pt)
86位:《ネメシス》(2pt→0pt)
100位:《クマゴロウ》(2pt→0pt)
【ニケバアル】関連パーツ。4→0ばっかりじゃないか。反省しろ。
前季初期はベルゼブブ+《愛犬の採掘》や《ポメ錦》が入っていたりしたけど、破壊力を求めて次第に抜けていった。
これに《策略の装填》を足せばほぼテンプレの【Sニケバアル】完成である。おかしい、俺は忠義全盛期の三国志大戦の話をした覚えはないんだが・・・
前季終盤では天敵《ミューズ》《ユグドラシル》に対抗するため青を混ぜたバージョンも散見。【S緑単】【S黄緑】にメタられ続けても、絶滅までは行かなかった。
27位:《光鷹丸》
1pt→0pt。
そういえば1.3_EX2のカードが正規に2週間分カウントされるのは今回が初めて。
《狂神アレス》・《大天使ガブリエル》もそうだが、このように純粋なカードパワーが評価されて0pt入りするケースも少なくない。ってか、それが普通なんだけど。
Sデッキでも黄単系、黄緑系の初期に搭載されていたが、【珍獣】系が減るにしたがって抜けていった。
29位:《ユグドラシル》(1pt→0pt)
34位:《ポメ錦》(4pt→0pt)
47位:《大天使ガブリエル》(1pt→0pt)
48位:《武器破壊》(2pt→0pt)
51位:《愛犬の採掘》(4pt→0pt)
69位:《アークウイング》(4pt→0pt)
74位:《神域のジャンヌ》(2pt→0pt)
95位:《月夜のオデット》(4pt→0pt)
97位:《ゴリデス》(4pt→0pt)
98位:《ピヨベビー》(4pt→0pt)
【S黄単】【S緑単】【S黄緑】系。《ミューズ》は11位まで上がった。
アンチ【ニケバアル】として作られたこれらのデッキが最終的には環境を制した。《ミューズ》+《ユグドラシル》で、【ニケバアル】の圧倒的なスピードをなかったことにすればいい。
こちらでは《愛犬の採掘》は《ユグドラシル》や《ジャンプー》にアクセスできるので採用率が高い。
だいたい似たようなデッキになるものの確固たるテンプレがなかったので、デッキレシピを2つ紹介。
ジャンでもなれるQランクとSデッキレシピ - ジャンのブログ
今APを盛りたくない人は絶対に見ないで下さい!! - ピカデリー平田のblog
特に後者の「CR平田」だと《ライブオンステージ》→《戦神・毘沙門》があるので【侍】に有利というSデッキにあるまじきメタゲームを展開できる。
《大天使ガブリエル》+《明天凶殺》など今後も使えそうなギミックも多数あり、【S黄緑】各種は今後の【黄緑】系統のベースになるだろう。
87位:《海底の楽園》
88位:《ヴォジャノーイ》
1pt→0pt。
【海洋】は【ニケバアル】系に不利なため序盤は苦しい立場だったが、【S黄緑】が環境を支配するにつれて息を吹き返した。
《虹色のキャンバス》《キャプテン・キッド》などは1pt維持なので今季もBなら余裕。前季はA構築もあった。
89位:《幽世のイザナミ》
2pt→0pt。
1.3_EX2のSRユニットは無事全員0ptとなった。このパック美味しいのでは。
前回【五右衛門ワンショット】での採用について触れたが、《絶妙な挑発》(2pt→1pt)と組み合わせての【海洋】【青黄祈り御供】での採用も増えている。
忘れがちなユニット回収効果も優秀。《人身御供》被弾時に手札が1枚増える。
101位:《レイニーフレイム》
102位:《カラスマドウ》
103位:《鼓舞の精ノーム》
108位:《ラミエル》
111位:《ゴーレム》
115位:《ダークテイマー》
116位:《ムーンセイヴァー》
118位:《献身のフェリア》
119位:《エナジードレイン》
120位:《ケロルド・ハンゾウ》
122位:《迷子》
124位:《潜在解放》
129位:《サン・エレファント》
132位:《ダークマター》
136位:《ムルル》
138位:《ナイトメアシープ》
Sデッキ旋風に押し出されて0pt帯から1pt帯に落ちてきたもの。
0pt帯常連とも言える面々も多い。
中でも《レイニーフレイム》はかなり久々の1pt帯。《エンジェルビルダー》以降では初では?確かに【ニケバアル】にはミラー特化じゃないかぎり入らないんだけど。
《ケロルド・ハンゾウ》や《サン・エレファント》など【OC特化珍獣】のエースの姿も。《ダークマター》も同時落ち。
《エナジードレイン》《潜在解放》は《武器破壊》に押し出されたか。
113位:《ニードルアリゲイター》
137位:《ギャウルス》
2pt→1pt。
【S緑単】で活躍。《大天使ガブリエル》の飛び交う現環境は固着が強い。
《ギャウルス》に同色の有望なサーチ先が増えたのも大きい。【S緑単】では《アームズドラゴン》も平気で取れるんだけど。
《ニードルアリゲイター》は《愛犬の採掘》からもサーチできたので、《ユグドラシル》とともに固着高BP戦線を形成。【黄単】【黄緑】に毘沙門を強いることができる。
173位:《フルーレティ》
2pt→1pt。
スピードムーブでの攻めを信条とする【悪魔】は【ニケバアル】のついでにメタられて散々であったが、コイツの生きる道が【五右衛門ワンショット】にあった。
ルートは《金の卵》→《金の卵》→《ライズアンドシャイン》→《フルーレティ》→《石川五右衛門》。金玉さえ撃てればほぼガー不の5点。《インペリアルソード》があれば《フルーレティ》の時に使うと2点増えるので即死である。
《生徒会長マコ》《アサルトガール》《執行官アーテー》なんかでポイントを稼げばS到達できたので【ニケバアル】が【S黄緑】に食われ始めたあたりで頭角を現した。
4点止めやトリガー破壊であっさり涙目だが、地雷デッキとしての存在感は出ていたと言える。
・201~250位について
前季までなら2ptだったはずが、1ptになってしまったカード群。
《白虎》以外の四聖獣と《黄龍》が全部ここだったり、
もし落ちてたら相当熱かった《獅子王》《魔導の書》《セレクトショップ》《冥府の武家屋敷》もここだし、
《ユグドラシル》対策で名を馳せた《ファントム》《角端》もここ。
【S緑単】で活躍した《ランスロット》、将来性のある《ライジングドラゴン》など、この枠にはタレントが非常に多い。
おかげで、2pt帯頭が魅力を感じないラインナップになってしまっているが。
285位:《ゴールドクラウン》
2ptスタート。
《ミューズ》《ユグドラシル》《エンジェルビルダー》をまとめて無視できるのが魅力。
「行動権2体消費シリーズ」や各種スピードムーブとの相性もいい。
【赤黄】系統のポイントゲッターとして注目されている。
367位:《ブラックブラン》
2ptスタート。
哀しいかな、前季よりも2シーズン前の方がよく見たんだよね。
地域・職業格差でコイツに4pt付くのがくだらない、と4月頭に騒いでいたらそこは見事に対策されていたんだけど、
前季はそんなのがどうでもよくなるようなエクストリーム環境でしたとさ。0ptでカードパワーが微妙な立場だと本当に無視される。
【海洋】でも【ハンデス】系統でも邪魔にならないスペック。2pt帯では頭一つ抜けている。
・401位~450位について
前季までなら4ptだった枠。
トリガーに有望なものが揃う。《強欲の代償》、《破滅のギャンブラー》、《狂犬の採掘》、《バックアップメンバー》など。
ユニットも4ptだったなら超精鋭と言える新顔がチラホラ。《デスクラウン》、《ケルビム》、《闇夜のクリスティ》は初の4pt落ちを閾値変更でやり過ごした形だ。
《方向性の違い》《時の圧縮》といった奇襲性の高い無色インターセプトも。
《因果応報》もこの枠で2ptスタートである。
・赤4ptユニット
前季の反動か悲惨。
進化の土台など通常運用では《ニードラー》圧勝。メタ次第では《生徒会長マコ》にも出番アリ。
スピードムーブ枠に《クリムゾンナース》。また《ドラゴンボルケーノ》が帰ってきたので専用デッキワンチャンス。
・黄色4ptユニット
こちらも前季が優秀すぎた。
《ホーローセン》が2pt枠でとどまったので、2CP枠は《麒麟》と《ストラグラー》。
というかこの2枚しかないと言ってもいい。次点が《片翼のエルフィード》と《現世のイザナギ》。うわ、なんもねえな・・・
《創造神の涙》が4ptスタートなのでこっちに頼った方がいいかも。
・青4ptユニット
前季でSデッキバブルに乗りきれなかった色なので、今季は粒揃い。
《闇ずきんちゃん》《黒ずきんちゃん》の競演がありがたい。【海洋】でも【ハンデス】でも。
肉体派は《ケルピー》《エリゴール》《フジツボ三姉弟》とコスト別で選択可能。
《冥府剣士ライマル》も4ptスタート。
・緑4ptユニット
いつもの面々、と言った感じ。
注目は《フォクスコマンドー》《ポクポくん》《モロク》の1コスト軍団。《モロク》の4ptは初。
《鬼ブル》も落ちてきたけど、中堅ユニットは《ゴッドフィスト》で決まり。
ユニット以外の4ptカードでは《整理整頓》《謀略の祝杯》が強そう。前季の反動で青が強そうなシーズンなのでなおさら。
SデッキフィーバーによるAPインフレは沈静化に向かっており、【赤黄】系統、【侍】などの活躍が目立つ。【黄単メガバウンス】がポイント取れなくてキツいのだとか。
前季とは打って変わって自力の試される2週間。Show me what you got!