DOB査定変更から見るVer1.2_EXエラッタ後第二シーズン展望
あのさぁ・・・
いや、エラッタはあったよ?
【猿】とか、【海猿】とか確かに強かったよ。
そうじゃねえんだよ。
今季のこれ、どういうこったよ。
普通に普通のデッキ組んで、Aとか出るぞ。いいのか。
集計期間は10/14まで。
残光の騎士、進化の系譜はランキングに名前がないため今季は0pt。
5位:カイム
8位:絶望の天魔アザゼル
17位:エンジェルビルダー
下方修正なんてなんのその、相変わらずの使用率。
強いカードのマイルドな下方修正に成功したって意味ではまあよかったんじゃないですか。
ビルダーはもっと減るかと思ったけど【スピム祈り御供】出てきちゃったしね。しょうがないね。
26位:ジャンヌダルク
これも順位的には粘ってるけど、J帯で対面する回数は明らかに減ってる。
【黄緑ジャンヌ】ってデッキ自体が絶滅危惧種。【黄単(戦士)スペリオルジャッジ】に明らかに食われた。
初心者にとって代用が効かないから減ってないのかな。
80位:海底の楽園
82位:ヴォジャノーイ
いつかはこうなる日が来るのは予想できた話。1pt→0pt。
【海猿】【死壊石コントロール】などが搭載するエクストリームドローエンジンが初の0pt帯。
スターフィッシュガールが入れ替わりで1ptに落ちました。
89位:スペリオルドラゴン(1pt→0pt)
前シーズン終盤は本当に【スペリオルジャッジ】強かったんですよ。
【スピム祈り御供】が一段落したかと思うとTLに「黄単しかいねえ」って報告出るのやばいでしょ。
コイツ本人は0pt帯に昇格(多分初?)するも、コイツを取り巻く周辺のカードは豊富なptを未だに抱える。今季もまだ走れます。
87位:アーミーアント
90位:キザルゴン
92位:パピヨンガール
94位:ミノタンク
109位:生産工場
【昆虫】セット一式はpt変化なし。主要カードが0pt帯ギリギリで踏ん張っている。
しかし惜しい、このうちあと2個ぐらい1pt帯に落ちたら"真・昆虫オブジョーカー"とか言って遊んだものを。
【昆虫】使うの2週間だけ我慢して、来季でムシキングしようぜ?
93位:クシナダヒメ(1pt→0pt)
上方修正の甲斐あって、初の0pt帯。
"カウンタークロック最強"の座をフラン・ブラン(96位:1pt→0pt)から奪い取った。
【魔導士】が一斉に採用し始めたのが印象深い。色は合ってないけどカードの挙動としてはシナジーが大きいぞ。
97位:ダークマター(4pt→0pt)
まあ、そうなるな。
エラッタによって"新・環境基準カード"として制定されたアザゼル代用品。
本当にあらゆるデッキに搭載された。2枚積むデッキはないはずなので、"搭載率"の高さが透けて見える。
ただ0ptかと言われると怪しいカード。今季のトリガーゾーンの行方は?
101位:深緑の魔導書
110位:雷光の魔導書
0pt→1pt。おいおい、嘘だろ・・・?
もう魔導書シリーズって使われないもんなんですかね。0pt帯に赤だけ生き残ってるのはなんか色毎の歪なカードパワーの差を暗示しているような気がする。
ちなみにこういうのをうっかり1ptにすると【OC特化珍獣】に変種ができて荒れます。
102位:見習い魔導士リーナ
0pt→1pt。0では使う気が起きないということなのだろう。
【魔導士】は実際Bまでは上げないと握りにくいデッキだし、【OC特化珍獣】で爆弾やるにもポイントは欲しい。
クシナダヒメと入れ替わりで【魔導士】での枠を確保できるかどうか。
103位:ヤシオノトクリ
4pt→1pt。上方修正バンザイ。
前シーズン開始当初から【黄単先攻特化】が悲鳴を上げるなどなかなかの影響力を見せた。
1ptで使うカードかと言われると限りなくノーに近い。来季どこまで落ちるかに注目。
104位:角端
0pt→1pt。上方修正・・・まあ、あってないようなものだったか。
似たような役割のファントムが66位と結構な順位アップをしていて、割を食った形。あっちは【死壊石コントロール】に定位置がある。
まあ今季はこっち使えばいいという話かもしれない・・・
112位:野生の衝動
125位:サン・エレファント
獣軸【OC特化珍獣】セット。0pt→1pt。
魔導書2種といい、ドロートリガーそのものが海底の楽園の追加で一気に駆逐されつつある印象だ。
いくらブラッドハウンドいるからって純正の【猿】には衝動入らねえしなあ。
119位:大天使ミカエル
0pt→1pt。"死に修正"の効果は思った以上に大きかった。
ストライクナースも99位と壊滅的に順位低下。
ニケは頑張っているものの主な就職先は【OC特化珍獣】。
永いこと環境に居座った、COJでのコンボデッキの代名詞【黄単ワンショット】。
エラッタの波に消えていく。
140位:ソードダンサー
2pt→1pt。まあ、2ptつけていいカードじゃないですね。
戦士軸【スペリオルジャッジ】で活躍。粛清の聖騎士を連打されると手に負えなくなる。
同デッキは今季は戦士軸よりも別の構築をしたほうがDOBが伸びそうだ。
142位:ダーティークロー
4pt→1pt。いつものヤツ。
同時期に4ptだったニードラーは今季2pt。
ちなみに今季の赤4pt注目はドラゴンボルケーノ・クリムゾンナース・執行官アーテー。
種族サポートという問題においては「マコから執行官引っ張ってくると最高に弱い」などがあるので各位吟味されたし。
169位:ストラグラー
198位:神人ヤマトタケル
4pt→1pt。ええ・・・さっさと2pt帯に隔離してくださいよこういうの・・・
来季は仲良く4ptに出戻りする未来しか見えない。
今季はキラーヴィーナスが4pt。これもいつもの流れじゃんもういいよ・・・
205位:絶対者の理
1pt→2pt。
【蒼炎ヒトミ・プロメテウス】で緊急スイッチとして活躍する。
pt増加に伴って増加が予想されるので、殴る前には相手のCPを見よう。
207位:サラスヴァティー
1pt→2pt。
黄色1CP帯では優秀な方だと思うんだけどなあ。
アレキサンダーとのコンボが有名だけど、別に戦闘力の高いヤツだったら誰でもいいわけで。
【赤黄ミッドレンジ】でサラマンダーと組んだりとかできないのかな。エンジェルビルダーだと無理なのは知ってるんだけど・・・
214位:地獄のシャレコウベ
1pt→2pt・・・のはず。
"チェインフレイム増幅装置"がこっそりランクダウン。
不死シナジーを活かせる赤青のデッキが今ほとんどないよね。【死壊石コントロール】は入ってもベルゼブブぐらいだし。
237位:ゴッドフィスト
4pt→2pt。
4pt脱出したはいいが、ちゃんと効果は使えているのだろうか。
とりあえず"攻撃時に蹴る"という噂を耳にしたのだが。効果時に使っているのかもしれないが、攻撃は攻撃で拳使えよ。
今季はローグソルジャーが代わりに落ちてます。
248位:密偵
256位:クロウテング
今季の爆弾その1。【忍者】というデッキの根幹を為すキーパーツが揃って2pt。
どれだけ物凄いか文章で説明するよりもコジ研で弄ってもらった方が速い。
まずは何も考えずに【忍者】っぽいカードをデッキの枠の中に詰め込んでみよう。
・・・きっとDOBがこの時点で30pt近くになっているはずだ。
つまり、今期の【忍者】はA安定なのである。
決して弱いデッキではない。デッキパワーを落とさずにAまで行くのは脅威としか言いようがない。
301位:フォックスコマンドー
2pt→4pt。
思わず頭を抱えたくなる今季の爆弾その2。
ただでさえ獣軸【OC特化珍獣】はキーパーツに追い風が来てるのに倍率ドンである。
そもそも1コスト。同デッキ以外でもいくらでも悪用はできそうだ。
302位:ホーローセン
2pt→4pt。
破滅への足音が聞こえる今季の爆弾その3。
こちらは【黄単先攻特化】用。ジャン氏曰く同デッキは「今季も微妙に不遇」らしい。
これデーメーテール型の【OC特化珍獣】に入ったりしないのかな。7000不屈が一生トリガー引いてるの結構強そうだけど・・・
303位:ガンスネーク
2pt→4pt。本記事のラストにして今季最大の危険物質。
黄色・亜竜。この2つが示すもの。そう、スペリオルドラゴン。つまり【スペリオルジャッジ】。
亜竜トリガーは相変わらず4ptを維持してしまったのでBまでは一瞬。例によってA見えますね。
そもそも黄色1CPは"更地から毘沙門を出す"という行動パターンがあり得る関係上他色の1CPとは格が違う。
カパエルの枚数が足りなくなったり、マーヤに着地を阻まれたりする関係上、黄単に近い構成で毘沙門をメインにしたいなら黄1CPは5枚程度欲しいのがVer1.1からの(僕個人の)セオリーである。
最近は拒絶蹴るために1ターンで大量展開したい、とかいう需要もあったりする。黄色系は拒絶決めないと対珍獣系統苦しいからね。
もはや毘沙門入ってれば選択肢に浮上してくるレベルの4ptカード。ヤケクソ極まりない。
僕含めて「新カードあくしろ」という声は各地から聞こえるが、
なかなかエキセントリックな環境がここにきてやってきた。
特に【忍者】は注目株。しばらくは増えるだろう。
・余談(問題が起きそうなら以下は削除します)
僕が少数派なのをわかって言うけど、僕がCOJをやらなくなった一番の理由はODB。
対戦ゲームって相手が本気で殺しに来るのが楽しいのに、なんでみんな弱っちい武器を使うの?
○○のカードが使われないからくだらない・・・みたいな人は真剣に相手を殺しに行ってないよね。
#COJ
— あちゃますぼっと (@atyamasu_bot) 2014, 10月 14
あちゃます氏と言えば先のアルカナカップでの活躍が記憶に新しいが、元はと言えば黎明期に全国1位まで上り詰めたレジェンド。
早くからCOJ関連のニコニコ生放送を配信するなど、もはや"COJの第一人者"と言っても過言ではない。僕がこのゲームを始める上でも彼の影響を少なからず受けている。
そんな彼がCOJに対して、少なくともAPランキングに対して熱意を失ったのはDOBが原因だという。
逆に彼がなぜ「アルカナカップにだけ」固執するのかというと、何の縛りもない真剣勝負ができるから。
まあ、僕が言うまでもなくここに詳しい。
アルカナカップお疲れ様でした!獣珍獣ができるまで! - 愛と感動のあちゃますブログ
この記事を書いている間に、こういう連続ツイートをTLで見かけた。
CoJのデッキオリジナルボーナスといい、ボーダーブレイクのポイントといい セガは勝敗を競うゲームに勝ちと負け以外を作るのが好きだよね
— SP-カチコマレーター (@preliminary611) 2014, 10月 15
デッキオリジナルボーナスってボーダーブレイクでいうとフルセイバー使うとCPボーナスついてフル役だとランク上げがきついってことでしょ?
しかもプレイヤーのほとんどがDOBに踊らされてるのを見ると草すら生えない
— SP-カチコマレーター (@preliminary611) 2014, 10月 15
彼はボーダーブレイク(名前出していいよね、ⒸSEGAだし)におけるトップランカー。COJに換算したらJ1安定層、AP120000ぐらいだと思っていい。
もともとはあちゃます氏もボーダーブレイクで"全一クランマスター"と呼ばれたプレイヤーだ。
「勝ちと負け以外」。
「DOBに踊らされている」。
心に響く内容だった。
僕はこの記事を書くことで何をしようとしているのか、わからなくなったのだ。
僕はこの勝敗のあるゲームで、"勝敗じゃない何か"にプレイヤー多数を誘導しようとしているのではないかと、罪悪感を感じたのだ。
僕は自分自身のモチベーションを整理しなければならないと思った。
DOBシステムに関する僕自身の見解を述べようと思う。
基本的に僕がこのゲーム楽しいと思う瞬間は、ゲーセンに来る前よりもAPが増えた状態で家路につくことである。
要するに、「APが増えればいい」。
APランキングの順位がどうこうなんて言える領域ではなくなって久しいが、増えた日と減った日では寝心地が明らかに違う。
僕がCデッキを滅多に使わないのは"勝率5割でAPが減るゲームをしたくない"という1点に尽きる。
1戦毎のAPの数字を見て、1回の負けを取り戻す勝ち数を計算した時に寒気がするような思いはしたくない。
故にこのJ2査定でもB以上しか握っていない。J1まで来たらまた別途考えると思う。
「要するにCPが増えればいい」なんてボーダーブレイク界で呟こうものならものすごい勢いで晒されるだろう。
だが、COJは個人戦。筐体越しに出会うプレイヤーは全て倒すべき敵。味方は、いない。君の後ろにはいるかもしれないが、筐体の中は敵だけだ。
どんな武器を、どんなデッキを握ろうが勝手だとは思う。その選択で迷惑を被る味方は1人もいない。
そのデッキが弱かろうが強かろうが、DOBが高くとも低くとも関係ないだろう。
ただ、「勝てる見込みのある」武器種を、アーキタイプを使うべきだと思う。
目の前にCの【猿】が来るとわかってたら、Cの【赤黄ミッドレンジ】とBの【死壊石コントロール】どちらが勝ちやすいだろう。僕なら後者を握る。それがメタゲームだ。
当然、リスク(=勝率)が同じでリターン(=DOB倍率)が大きいと判断できればリターンを取りに行くべきだ。
プレイスタイルやメタゲームにもよるが、もしもCの【猿】とAの【忍者】で勝率が変わらないようなら、【忍者】を握った方が気持ちよくなれるだろう。
僕はこの記事シリーズに"第○シーズン展望"とタイトルをつけている。
僕自身の、そして読者の皆様の、ここから2週間をどう戦うかの指標になればいいと思って書いているのだと再確認した。
僕に、そしてDOBに踊らされてはならない。自分のリズムで好きに踊れ。少なくとも僕はそうする。
勝負に勝つ。
盛って、APレースを制する。
イカれたデッキを作って楽しむ。
Raise Your Banner.
君の戦旗を掲げよ。
COJは一人でやるゲームだ。
何をしようが勝手だが、その選択の全ての責任は、自分自身にある。