Ver1.2エラッタ後第二シーズンメタゲーム総まとめ
Ver1.2EXへのばーうpを露骨に控えているこの状況、次々と記事を書かないと音速が失われるので
ちょっと早いけど現環境の総まとめをリリースだ。
・「暴虐」
今でもどうしてこうなったのかよくわからない"暴虐のネビロス4pt"。
なんか適当にTwitterで話をしていたら急に記事にされていたのでアルーアブログをチェックだ。
http://ameblo.jp/aru-a-coj/entry-11893529230.html
「土地がめくれたら宇宙ですよ」ってマイナーなネタなんですね
まぁだいたいここに全部書かれちゃったので読んでね、としか。
盤面解決力はベルゼのほうが遥かに上だけど、「1点を取るチカラ」は暴虐が勝っているように思える。
横行するDOB暴虐に大して同じ4ptの封印の壺で対処しようとするあたり巷のエージェントはたくましいと思うし、次に紹介するヤツも暴虐対策のために流行したものだと思う。
とにかく赤系はDOBがB安定 。赤以外は"暴虐対策"の壺の枚数次第でB安定。今季もスーパーDOB環境だった。
・「早漏」
このシーズンを象徴する除去スペルと言えば間違いなく「早撃ち勝負」。
ゴーレム、あるいはジャンヌダルクからブチかますことで7000の暴虐だろうが一撃。
これら3枚に加えてノームを軸にした緑系のデッキが躍進した。
ファントムがDOBptの関係で以前より使用率を落としているのも大きい。
他にもロキやアーミーアントなども"早撃ち勝負が上手い"。
昆虫軸の赤緑、ちゃみ氏考案の黄緑、ハンデス要素を併せ持つ青緑などさまざまなデッキに搭載された。
・明天凶殺vsワンダフルハンド
今シーズンは前シーズンよりもさらにワンダフルハンドの増加が著しい。
というのも、"コントロールデッキに全除去+全ハンデスされてもワンダフルハンドまで生き延びて7枚引いちゃえば捲れる"のが原因。
オールハンデスからミカエルで瞬殺する【黄単毘沙門】は衰退している。
この2種の対戦は「先に撃ったほうが不利」である。つまり、「ライフレースで優位に立ち、先にジョーカーを撃たせたい」。
まりね側はビートダウン、沙夜側はコントロール。ライフレースで有利なのがどっちかなんて言うまでもない。
沙夜側でも【黄緑ジャンヌ】は積極的なビートダウンもできるのでもしかしたらまりねを先に撃たせられるかもしれない。
・流行デッキ総括
SAYAさんのツイートがわかりやすいので掲載。
現環境考察
・ジャンヌに対する回答は必須
・お互い赤でメンコするなら、スピードムーブで点数を上手く刻む
・3ターン目ベルゼブブに対する回答を用意
(6000ラインを並べる、3体以上並べてブロウを抱えるなど)
・後攻と先攻が変わるタイミングをつくる
— ♂SAYA♂ (@SAYA_COJ) 2014, 7月 17
総じて、"ジャンヌゴーレム早撃ち"が幅を効かせていることはわかるだろう。
「ジャンヌに対する回答」として最も簡単なのがノームだったりする。ファントムでもいいけど。
それもこれも全て、火力除去対策の結果なのだが。
①【黄単ワンショット】
メタゲームを根本から歪ませる諸悪の根源。天敵【青単ハンデス】が減少しさらに勝ちやすくなった。
例によって「高速ビートダウン」と「手札に干渉できるデッキ」以外の全てに有利。
このうち【悪魔】【珍獣】といった高速ビートダウンは早撃ちゴーレム搭載の緑系に苦労するので減少傾向。
【黄単毘沙門】【黄緑ジャンヌ】は"メフィスト+沙夜1"を強いられる。
「世界創生」、やや効果は落ちるが「人の業」など対策カードもなくはないが、これを投入して腐った場合が悲惨。
DOBもAぐらいまでは自由自在。ジョーカーは烈火やフラン・ブラン対策の仁2または創生etc対策の沙夜4。仁を見たらほぼ確定。
②【黄緑ジャンヌ】
ちゃみ氏考案らしいので【ちゃみ黄緑】とも。ちょもすブログにレシピが置いてあった。
http://chomosh.hatenablog.com/entry/2014/07/13/000528
ゴーレム早撃ちの緑軸が、サブカラーとして黄色を選択する理由はやはりコントロール能力の高さ。
ジャンプー・毘沙門・メフィストあたりが採用理由になる。ジョーカーが沙夜1になり、また「KPOC+沙夜1」を搭載するので相対するなら手札への干渉が欲しい。
DOBが低いらしいが、壺でどうにでもなるのではなかろうか。ゴーレム早撃ちKPで9ptだし。
③【青緑ジャンヌ】
こちらは青いバージョンのゴーレム早撃ち。青はやはりハンデスが最大の魅力。
こうやってデッキを一覧にするとわかるが、盤面さえ確保すればハンデスは驚くほど刺さる。
ハンデスは効果の大きいポイズンディナーが有力。見習いシーフやタナトスでも十分といえば十分。
ジャンヌゴーレムに加えてロキやサイクロプスまで入るので、8kクラスの多さが半端ない。つまり早撃ちが強い。
相手のジャンヌを簡単にファントムで倒せるのも大きい。
KPを取らないことが多く、緑同型で起こりがちな膠着状態の打破にはたいていインペリアルクルセイドが用いられる。黄色や赤を意識するとまりね1や沙夜3。
④【悪魔】【赤単】
赤いデッキ。暴虐4ptの影響で自然と悪魔シナジーが入りやすい。
威圧暴虐は本当に止まらない。また「デモンズハンター+アドバンスエネルギー(4pt)」とかいうクソ2択があるとかないとか。
タッチファントムで緑系を誤魔化して、引いてきたカードを叩きつけて火力除去。"メンコ"の由来はここにある。
リトルドラコ+サラマンダーとか、スピードムーブ+人身御供とか、構築の幅は思ったより広い。
先攻特化への高い素質は、そのまま【黄単ワンショット】への有利に繋がる。
ジョーカーはたいていワンダフルハンド。
⑤【珍獣】(ビートダウン)
【猿】。いつものヤツ。
もともとタッチジャンプーとかしてるぐらいなので、それをタッチファントムに切り替えるのは容易。
バクダルマンのOCをさせやすいのは他の赤系に比べて明確なメリット。⑥の影響でスターフィッシュガールが入ることも。
DOBがCになりやすいのが難点。暴虐を複数取るデッキではないというのが大方の意見。ジョーカーはまりね1じゃないのかなあ。
⑥【珍獣】(OC特化)
【K井珍獣】と言った場合こっち。K井氏が既に構築を公開している。
https://pbs.twimg.com/media/BskIPoUCQAE7KWU.jpg:large
また、よりKPに特化した【じゃこ式】なんてのもある。これはじゃこ氏のブログへ。
http://jacko7lantern.hatenablog.com/entry/2014/07/08/192729
双方学びの庭なんてものはない。"珍獣デッキ"ではないような気もするが、挙動が近いのでひとくくりにする。
回し方に関してはK井氏の連続ツイートかじゃこ氏の当該記事へ。
平たく言うと「OCKPからOC叩きつければ点数は取れる」ということ。
【K井珍獣】はこれに加えてOCロキなどが盤面を切り崩す。
デッキ相性として見た際には、"最高速度を落として持久力と爆発力を上げた珍獣"。
序盤の除去力はベルゼブブなどを取らないのでやはり低い。最も、ユニットの重なり方次第では"環境最速"になる可能性はある。
その平均速度の差から【黄単ワンショット】を瞬殺することに関しては通常の珍獣に分があるが、緑軸のジャンヌゴーレムに盤面を固められてもKPでなかったことにできるのは大きい。
OCユニットへの依存度が大きいどころか、"OCさせることしか考えてない"のでハンデスはキツイ。ワンダフルハンドから捲れることは一応あるっちゃある。
「難しい」との声をよく聞くが、回った時の気持ちよさは他の追随を許さない。一度は握って欲しいデッキだ。
⑦【昆虫】(ゴーレム早撃ち+赤)
まあ、これもいつものヤツ。赤緑でゴーレム早撃ちすると自然と昆虫になるものだ。
そもそもゴーレム入り昆虫なんてメフィストオブジョーカーの頃からあったしな。
早撃ち勝負はゴーレムに拘る必要はなく、アーミーアントという更に広範囲な使い手がいる。ジャンヌを取る必要がないのもコイツのおかげ。
パピヨンガールでBPダメージを与えると更に早撃ちの範囲が広がったりする。
赤系デッキとしては盤面強度はかなりのものだが、【悪魔】【珍獣】と比べて劣るのは速度。つまり【黄単ワンショット】を瞬殺する能力にやや欠けるということ。
DOBは例によって暴虐の枚数次第でB。何も考えずにまりね1でいいでしょう。
⑧【赤青コントロール】
前環境の覇者。DOBが減ってキツイ?なら暴虐入れましょう、ということで現役。
火力除去+高BPへのファントムの布陣は今シーズンも十分通用する。
ハンデス要素を取っておいたほうが勝ちやすいのが今シーズンなので、タナトスなんかも重要視。
それでもポイズンディナーを取れるデッキではないので【黄単ワンショット】に有利つくかと言われると怪しい。
ジョーカーは例によってまりね1。
これ以外にも【忍者】や【五右衛門ワンショット】などの"ザ・地雷"なデッキも出現しつつある。
環境因子を踏まえた上で、各色の特長を活かせばたいていの2色デッキが成立するような多様化した環境だが、"デッキ相性が勝敗に直結しやすい"という印象は拭えない。
下手したらプレイング面はおろか"先手・後手"よりも大きい。全体的なDOBの高さもあって、「J3まででAPを増やす分にはプレイヤースキルはいらない」と揶揄されることも。
来週中盤にはカード追加を控えるが、それよりも"暴虐4pt"と"早撃ち3ゴーレム3=6pt"の終焉が大きいのではなかろうか。
・筆者使用デッキ
主力はこの3つ。全てまりね1。
1.【青緑ジャンヌ】
ちょっとだけハンデスを取りつつ盤面強度。
キャタピワラシや不可侵防壁でロキとタナトスを育てる。アザゼル?ノームいれば出て来ないでしょ。
もっともこのぐらいのハンデスでは【黄単ワンショット】相手はまだ微不利。
息を吐くように赤系を殺し続け、米国からの帰国後に大炎上したAPを一気に回復させた殊勲のデッキ。
黄色・赤意識でまりね採用なので、最大の弱点は同型のインペリアルクルセイド。
2. DOBB【珍獣】
狂気の暴虐3枚珍獣。【K井珍獣】からも悪影響を受けてリーナ投入。
ベルゼブブの枚数を抑えているのでブブと相性のいいレイニーとかがない。
B珍獣はデッキパワーが低いとの警鐘を頂いたが、それほど深刻でもないと思う。
3. 【K井珍獣】改悪版
K井氏がデッキを公表する前に、TLで耳にしたコンセプトだけを頼りに作った。
本家と比較すると、OC抜きでの対応力が上がって回転率が下がった形。
ベルゼブブも採用してみたりしたけどさすがに邪魔だった。暴虐は出すと1点取れるので割と有能、結構出す機会もある。
考えることが多いので楽しい。
次は7/23のリスト流出に伴うファーストインプレッションかな?
7/24にはDOB更新記事もあってなるほど忙しい。
7/24&7/25&7/28に結構デカめのリアル案件抱えてるのが最高に暗黒だが。
アルカナカップの当日枠も無いそうなのでイベントは毘沙門だけ貰って撤退の予定。当日行くかどうかも不透明。
半年間守り抜いたランカーの地位もついに今季で陥落(7/19で101位)、AP増やしたいです。