Ver1.2カードエラッタまとめと環境への影響考察
http://blog.livedoor.jp/hanyuuda/archives/1004627488.html
大きな画像はHanyuさんのところで見てね。
修正内容に関する雑感を個別に。
・魔槍のリリム(上方修正)
BP1000増えたところで1CP上にアザゼルがいるという事実は変わらない。
結局カードパワーが環境についてこれてない印象。
・バブレスウルフィン(上方修正)
要するに「戦闘する分には6000、それ以外は5000」ってこと。
戦闘中以外に補正がかからずにベルゼブブ・アザゼル圏内から逃れることができていないのが厳しい。
・一筋の光明(下方修正、現使用率8位)
死亡確認。ぶん回すために1点まで落とすのはさすがに笑えない。
戦火だろうが貫通だろうが割となんでも死んでしまう。メフィストで1にしようとして業踏んで爆死とかある。
相対的にメフィスト(使用率17位)が弱体化。アザゼル(使用率10位)を弄っていないあたり、1.2のユニットの下方修正はまだしない方針なのだろう。
どうしても光明ゲーしたいなら世界創世推奨。創世後にスピードムーブ走ってきても泣くなよ。
・スピードシャーク(基本的には上方修正)
1CP下がって1000小さく。ただコイツが使われない原因は重さではない。
比較対象はストライクナースなのだから、逆にCP維持のBP+1000とかならワンチャン・・・
・ソウル・シックル(上方修正)
1CP減少。これで名実ともに"2倍エクトプラズム"。
相手ターンに撃つにはやっぱり重いので自ターンにキメるべきだろう。
メフィストの相対的弱体化で"消滅"が減るので、これに限らずPIG系はチャンスあり。
・月夜のオデット(上方修正)
黄色っぽいBPになったことで、Lv1のジャンプーを肉体で凌駕。
種族も悪くないが、戦う相手は使用率3位。淫獣の壁は高い。
・ヘラクレス(上方修正)
うっかり不屈がつくと化けるのはジャンヌ・ダルクで証明済。
殴り始める時には既にBP7000なので、ギガマムートの存在意義が相当アヤシイ。
ターン回ってくるまでは6000だが、ブロック時効果もあるしね。
・魅惑のテレス(上方修正)
BP上がったところで「だから何?」としか言いようがない。
根本的にコイツは勝てる戦闘をしない。
・海王ポセイドン(基本的には上方修正・・・のはずなんだが・・・・)
もうこのカードの使い方がわからない。
「ハッパなんかのクッソくだらないチャンプアタックに能力が吸われる」のが最大の問題点だったのに暴発しやすくしてどうするのか。
4枚伏せてクッソくだらないチャンプアタックも含めて全部シャットアウトすればいいのか。
なんかもうちょいあったでしょう。CP減とか、回収枚数増加とか、破壊効果発動時のコストを選択可能にするとか!
・給食係ピクシー(上方修正)
これは大きい。場に出したが最後、どうあがいても減るCPが緩和されている。
だからと言ってワンチャンあるかと言われたら胡散臭いけど・・・
・輪廻転生(上方修正)
いやあ人身御供は強敵でしたね。青だしPIG含めてアドは取れるかもしれないが
「こっちの盤面が空になる」のに「相手盤面に干渉できない」のはさすがにヤバイ。
0CPだからなんやねん、という印象。卑弥呼→輪廻転生→人類再生計画でフルコン決めるしか・・・
・大いなる世界(下方修正、現使用率14位)
へーこれ下方修正するのな。メフィスト・アザゼル・ベルゼブブは弄らないのにな。
S~SS帯のヘイトを一身に集めたこのカード、撃たれて不快なのはまあ事実か。
CP2という落としどころに注目。修正後も武器商人から飛んでくるぞ。
・ブレイブソウル(上方修正)
まあこのカードにCP1払うのくだらないしね。残当。
サイクロプスあたりに投げて遊ぼう。
さて、本題。
・この修正で何が起こるのか?
まず【メフィスト世界ロック】が実質消滅。
"メフィスト撃って盤面掌握し、光明で世界を持ってくる"という根幹の動きのうち、
メフィスト後の動きが極端に弱くなりデッキとして成立しない。
遅延ハンデス軸【昆虫メフィスト】もメフィスト後のアド獲得手段が光明に寄っていた部分があるので壊滅的打撃。ノーメフィストの【昆虫】のほうが安定するだろう。
一方学びの庭である程度デッキを回せてしまう【珍獣メフィスト】は未だに遅延ハンデス軸として目があるか。
リセットボタンとしてのメフィストの性能は変化無しなので、【メフィストワンショット】 はまだ現役。
ただOCニケなどのパーツ集めに光明が使いにくくなるので、天空の楽園などを活用したやや古臭いタイプに回帰することが予想される。
第四シーズン開始から一週間経った現在においては遅延ハンデス軸【メフィスト】と先攻特化【悪魔】の2強という状態が続いていたが、
この先攻特化【悪魔】も、メフィストでのライフロスを逆手に取った構築をしているので環境因子的にやや弱体化。カモだったメフィストが減ってしまう。
それでもやっぱり先攻【悪魔】は受けきれないのでメタゲームには残存できるだろう。
やはりトップメタは根本のデッキパワーが高い【昆虫】というのが大方の予想。
しかしこれまでの経験上【昆虫】メタのデッキも多く開発されているので安易にインセクター即決を決めるのも早計か。
プレイング面では、実質的に"4点止め"の意味がなくなっているところに注目。
最強の3点カードであった光明の発動条件が1点になってしまったので、ビートダウンは何も考えずに2点までは殴ることができる。
1点は創世と光明ケア。ゆーて前者はスピードムーブ、後者で盤面固められても高BP貫通などで対処可能。
光明修正で、COJのゲームスピードを速めていた
「4点止めから1ターンで殺し切る展開力が必要(Ver1.1【黄単毘沙門】以降)」
「遅延ハンデス軸メフィストの立ち回りを奪うための先攻特化(Ver1.2【昆虫メフィスト】以降)」
といったプレイング・構築セオリーが一気に崩れるので、徐々にアドバンテージを取っていくタイプのコントロールデッキにも目があるかもしれない。僕がそういうの好きなんですよ。
修正適用は、例によって明日。
光明無き世界は、どこへ向かうのか。