COJ阪神支部

旧「COJ山梨支部」。なお、中の人は巨カスの模様。

【COJS】2/23カードランキング更新~Ver2.0EX3_05第三シーズン展望~

・前シーズンまとめ

 

 マッチング幅が広すぎてメタが流動的な状態は続いている。そもそも2/9にマッチング幅はさらに広がったし、その理由も「一部のサイボーグがクラスを上げすぎて"孤立"したのを救済するため」という100%納得できるものだった。

 

 アーキタイプの細かいアップデートとしては、まず【紫単】のトレンドが《賢蛇オピュクス》から《転生・ジークフリート》に移行。"ゲージを使わずに多大な影響力を持つ"という点で共通するが、ジークフリート型の方が専用構築を要求する代わりに爆発力がある。《受け継がれし英雄譚》で集めて、十分に引いたら《文明崩壊》でデッキリセット。"カードゲームうま夫"への挑戦状とも言える名作。

 他にも【道化師】に《強欲の代償》が投入され始める。もともと「ジェネレートサイクルと《鍛冶神の業物》が1表で揃えば宇宙」って言うだけのデッキであり、それを《強欲の代償》のドローにより実現しやすくするのは理にはかなっている。《鍛冶神の業物》のサーチのために《抑制剤》まで入っている徹底ぶり。1表に鍛冶神が2枚刺さることもあり、この場合はトリガー破壊ですら妨害が困難。《エンジェルビルダー》など加護も《蒼花のメイメイ》に落とされる。"対話しないデッキ"の極致と言えるだろう。

 

 

 

 今回の集計期間は2/8~2/21。《求愛のダンス》《ギルティソーサラー》《ホーンテッドハウス》はまだ対象外で2pt。

 また、3/2にカードパラメータ調整があることが名言されている。

 

 

・カードランキング:0pt帯

 

 《花の高原》、3位。「紫と【ブリギッドハンデス】以外の全てに入る」とまで言われる。《蒼花のメイメイ》も7位で似たような立ち位置を築いたが、3/2のカードパラメータ調整で強烈な下方修正がかかるので今後はその姿を見ることは減るだろう。

 《金の神殿》が2pt→0pt。赤系、というか《夜魔女王リリス》デッキにおいて0ptの《愛しき来訪者》《紅蓮の魔導書》の代わりに使われていたが、ついに抜け道がなくなった。今後はポイントを取ろうとすると種族サーチトリガーしかない。

 《盗賊の手》《バーンカウンター》も2pt→0pt。前者は【ブリギッドハンデス】対策だが、たまに《火精フレイミー》《遮那王義経》にも刺さる。後者は赤系・紫系意識だが、《聖少女ブリギッド》に当たることも。総じて、《死神のランプ》にも勝るとも劣らないメタ範囲を持っていることが評価された形。

 《夜魔女王リリス》を代表に進化過多の環境であるために、そもそもリリスを出させない《夢破れし者》、殴ったリリスをローコストで機能停止できる《夜光のヴィヴィアン》の両者が2pt→0pt。

 

 《天空のアイテール》《軍神アテナ》は配布された緑単デッキの影響だろう。《幻想のメロディー》2pt→0ptについてはコメントを差し控えたい。

 

 

・カードランキング:2pt帯

 

 《大魔導士リーナ》が再び0pt→2pt。"対青決戦兵器"である《聖剣・エクスカリバー》への最も簡単な青側の回答。

 また、《鍛冶神の業物》も0pt→2ptだが、コレで出したいカード筆頭である《クラウンクイーン》が2pt→0ptなのでトータルでトントン。

 

 《魔法少女マジカルなっくる》0pt→2ptはメタ系インターセプトが大量に0ptになってしまった【武身】には朗報。同時に《烈槍・ゲイボルグ》も落ちているが、どうせ《アフロディーテ》で黄色が入る今では《聖槍・ロンギヌス》が優勢。

 

 紫系、《舞踏のクロエ》《混沌神カオス》《彼岸のメイカ》が一気に0pt帯から落ちてきた。その一方で《竜魔人ドラゴニュート》《転生・ジークフリート》が4pt→2pt。ドラゴニュートはカオスよりも小回りが効き、【武身】程度ならコレで十分なので再評価の流れがある。

 

 《静御前》《丹花のリンリン》《炎法師弁慶》《遮那王義経》。前々季の最終盤に出現し、前回のカードランキング更新で打撃を免れた【侍・舞姫型《夜魔女王リリス》】デッキのパーツが悉く4pt→2pt。B維持はもう不可能だろう。

 

 【道化師】用なのか、《ストレンジ・アイ》と《エンシェントドラゴン》が4pt→2pt。《ピエロ達の宴》も4pt→2ptだが、これは【道化師】での利用だけでなく《夜魔女王リリス》で挿して《蒼花のメイメイ》を引くための用途が多い。

 

 

・カードランキング:4pt帯

 

 《アネモネ》2pt→4ptは大きい。【代償紫】のレギュラーだが《フェアウェル・ソング》が4pt→2ptなのでトータルでトントン。むしろ《ギルティソーサラー》だの《パイモン》再強化だの紫魔導士であることが評価されそう。《強欲の代償》下方修正後も居場所を見つけられるだろう。

 

 《夜魔女王リリス》系デッキに入りそうなトリガーとして《禁じられた召喚術》が2pt→4pt。リリスを出しながらリリスを引けるのはやはり強いが、《風紀委員マコ》でスタートしがちなデッキでもあるので悪魔種族が先にデッキからなくなる危険性もある。《ONI総長》や《蠅魔王ベルゼブブ》などで水増しできているなら複数投入もできるか。他には《魔導士の館》(→《聖夜のメリィ》)なんてのもある。《灼熱の大地》もリリスで挿せると強力なカード。

 

 《モロク》《It`s Showtime》が合わせて2pt→4pt。リリスが頻繁にトリガーを割ってくる世の中ではあるが、《モロク》が消滅しなければまだまだ現役のムーブ。

 

 

・カードランキング:8pt帯

 

赤:《オロバス》がスピードムーブで優秀。

 

黄色:ユニットよりも《封縛の御札》の方が強いのでは。《救世の天草》8ptシーズンなので【山珍】歓喜。《オオヤマツミ》も2pt→4ptである。

 

青:《サイボーグ死兵》《魔侯アンドラス》《レイヴンテング》と豊作。新顔に《メデューサ》がいるが効果を使えるシーンがあまりに少なそう。

 

緑:《アステロイドガール》ぐらい。《怪盗ZERO》は刺さるデッキがないかなあ。

 

紫:《クラブゲイナー》が新加入。ただそれ以外のメンバーに代わり映えがなく、8pt帯を使うような色ではないことは明らか。

 

無色:汎用ドローが《造反劇》と《虚空への回帰》で2択。後者は久々の8ptで、特に消滅に弱い【ブリギッドハンデス】などで使われそう。

 

 

 

ジョーカーランキング

 

 上位に変動無し。

 

 2~6pt帯、《トリックフィンガー》が上がって《ターミネートコマンド》落ちる。6~10pt帯、《リトルウォンド》が上がって《チェックメイトアクト》落ちる。

 

 ちなみに今《夜魔女王リリス》系デッキのDOB調整に《デリートレイド》(10pt維持)が熱いのだとか。《花の高原》の+3を無駄なく使う手段であり、苦手な耐性持ちも加護以外はだいたい一撃。

 

 

 

 3/2のエラッタ解説もやりますよ~。日付変わるぐらいにリリースできればいいですね。