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COJ阪神支部

旧「COJ山梨支部」。なお、中の人は巨カスの模様。

"S"tartdash in new battlefield ~Ver2.0最序盤雑感~

 

【第22回】 電アケ総研 【2016/06/01】 COJ(ゲスト:ちょもす、竹達先生) - YouTube

 

 竹達先生とちょもすはめちゃくちゃ大事なことを言っています。必見です。

 

 

・これがVer2.0環境だ

 

 6/2現在126戦でエージェントリーグ・ゴールドランクです。体感として強いデッキは

 

Tier1

【蘇生青単】

【緑単アグロ】

【ミリア珍獣】

 

Tier1.5

【紫単】

 

Tier2

【黄単】

【道化師】

【赤単トリガーロスト】

【青黄魔手ハンデス

《聖少女ブリギッド》系統 

 

 

 個別に話をしましょう。前季仕様のデッキレシピも多いですが、単純にB~A環境だったのがC~B環境になったので、「オリボを気にしないでデッキを組もう」という根幹は前季も今季も変わらないと思います。

 

 

・海のみんな~~~~~!!

 

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 通称"プリキュア"。コイツがVer2.0屈指のぶっ壊れカードだと気付けた人が何人いたのだろうか。《レヴィアタン》《天然魔導士ミーナ》を軸とした【蘇生青単】は、特殊な対策をしない限り"0CPで無限にユニットが湧き続ける"という特性において容易に他のデッキを完封する。「捨札に青10枚」からプリキュア変身モード。無限の物量を以て、悪を滅ぼす。

 

 【蘇生青単】、とひとくくりにされるケースも多いが、【青単レベルコントロール】系・【海洋】系・【魔手ハンデス】系と3パターンに大別できる。勢いがあるのは前者2種。

 

・レベルコントロール系【蘇生青単】

 電アケ総研にもおそらくこの形で登場。無限再生モードに入る前の安定感やシナジーを突き詰めた形。《封札の死壊石》や《呪いの贈り物》が大量に採用されるのが特徴。ジョーカーカードも《冥札再臨》《サイレンスビロウ》以外には《インペイルメント》など、押し付けるよりかは受ける立場の考え方である。まれに《シャープリィスライブ》も見るが。

 

 

・海洋系【蘇生青単】 ~【プリキュア認知ビート】~

チラシの裏 デッキからサーチする時代はオワった【マーメイド息吹海洋】

 今年最強のパワーワード【プリキュア認知ビート】の正体がコレ。「プリキュア」=《レヴィアタン》、「認知」=《幽世のイザナミ》。「ビート」はTCG界でよく使われる「殴り倒す/Beatdown」ではなく、単純に「キュアビート」。

 ただでさえ《海底の楽園》でめちゃくちゃ引ける仕様になっているのに《マーメイド》によって捨札が増えるのがとんでもなく速い。早期にプリキュア変身モードに入れるのはレベルコントロールと比較した際の確かな利点。メインの除去手段は墓地肥やしも兼ねる《邪眼天使サリエル》で、《幽世のイザナミ》用のサポートカードの枠は少ない。無限再生に素早く繋がるからこそ、《冥土の献上品》のようなそれを見越した高威力インターセプトが光る。

 それでもイザナミが採用される理由は《シャープリィスライヴ》にある。《レヴィアタン》を1ターンでも放置してしまうと《シャープリィスライヴ》→《幽世のイザナミ》で壊滅するので、無限に再生する《レヴィアタン》への対処を毎ターン強要できる。そもそも除去できるようなユニットを出していると数が並ばないので、今度は《邪眼天使サリエル》がガード不能に。抜け道であるサーチ珍獣系ユニットの横並びを狩るために《弱肉強食》、というロジック。

 現全1、ちゃみがコレで俺の目の前に出てきたんだから、ざっくりそういうことでしょ。ジョーカーは《シャープリィスライヴ》の相方に《ルインリード》《インペイルメント》《冥札再臨》が選ばれることが多い。

 

 

プリキュアをやっつけろ

 

 というか、【蘇生青単】系にこれほどの文章量を割いたのはこれ以外のデッキが「【蘇生青単】系をどうやって倒すか」を焦点としているからである。「いい年こいてプリキュアは見ねえよ」というオタクのためのプリキュア対策法、ざっくり分けて3つ。

 

1. 貫通して本体を殺す

2. 捨札に送らずに除去する

3. 捨札からカードを除外する

 

 1と2についてはアーキタイプレベルでの話になるので各デッキの項で。3.については全デッキ共通で使用可能な手段として《盗賊の手》と《文明崩壊》がある。《盗賊の手》は相手が1枚引くデメリットがないが、3枚しか除外できず《レヴィアタン》本体にクリティカルヒットしなければモード抑制の効果としてそれほど高くない。《文明崩壊》は確実に捨札を0枚にする上《ONI総長》なんかで再利用が容易だが、相手も1枚引いてしまう。【蘇生青単】系は手札を全て投げ捨てて《女神の息吹》、みたいな動きをすることも少なくないので、なるべくなら《盗賊の手》を取りたい。どちらにせよ、【プリキュア認知ビート】のような相手だと捨札が増える速度が速すぎて間に合わないこともある。

 

 電アケ総研でちょもすも言っているが、こういったなんらかの対策プラン・対策カードが入っていないともはやデッキとして呼べない状況になりつつある。

 

 

・【緑単アグロ】

 

 いつもの。貫通と強制防御でオタクパンチ。《ドーバーデーモン》が《ハッパロイド》の穴を埋めてしまったのでVer1.4_EX3からの弱体化要素無し。そして上方修正要素としてW-JOKERシステムへの適応力の高さが光る。

 《ブレイブシールド》が複数回使用可能になったことについては電アケ総研でも言及されているが、もう1つ見逃せないのが《ヘレティックスカー》が従来よりも使えるようになるのが早いこと。「残ライフ2だけど盤面は立て直したので後はジョーカーゲージを溜めさせずに殺すだけ」、というプランはもはや不可能になった。《ブレイブシールド》《ヘレティックスカー》《サイレンスビロウ》からどれか2つ、がメジャー。

 なんでもいいので最序盤で突っ走って相手殺せば勝ち。むしろこの「最序盤に限られたCPでどういう選択ができるか(そして最適解を実現できる"引き"を持っているか、マリガンができているか)」が重要なデッキであり、今日もヘイトを稼ぎ続ける。

 《人身御供》以外にも《獣忍白狼》は最序盤でモタつく原因になるので天敵。《聖少女ブリギッド》も強制防御で処理しないと危ないので、人読みができるのなら《ライオンハートガール》+《開闢王伏羲》でマリガンしたい。一応《ドリアード》なら除去はされない。

 

 

・【ミリア珍獣】

 

 ミリ珍全1を目指して

 《丹花のリンリン》こそ死んだが、《謀略の女王ミリア》は健在である。

 《KP》から《ゴールド・ダルマン》になったことで構成が変わり、前Verでの忍者型はほぼ消滅。最近は更地をOC《献身のフェリア》が走るケースが多い。《紅蓮の命》でトリガーを割れることと、《サイレンスビロウ》で固着や秩序の盾を消せることから本当の意味でのガード不能デッキとして勇名を馳せる。有効な対策はごく少数のランダムハンデスに限られると言ってもいい。そもそもオールバウンスなので無限再生が関係ないどころか《文明崩壊》を普通に戦略に組み込めるので、【蘇生青単】系を苦にしない。

 揃えば無敵という意味では、【蘇生青単】系と同様に環境のスピードを上げた。揃う前に《謀略の女王ミリア》と珍獣達を乗り越えて殺せるデッキはおそらく【緑単アグロ】(《大自然の仲間達》)、【赤単トリガーロスト】、【猿】(《裁きのマーヤ》)、【道化師】(《パズズ》)程度。

 《サイレンスビロウ》の優先度は高い。相方に《冥札再臨》か《ブレイブシールド》。稀に《インサイトストライフ》のケースも。《サイレンスビロウ》を切れるのなら《ルインリード》も強い。

 

 

・【紫単】

 

明日、紫デッキにわからん殺しされないために - chomoshのブログ

明星と共に進みたい紫単攻略 - chomoshのブログ

 

 《魔天ルシファー》でワンチャンすればざっくりなんでも勝てる、という1点特化デッキ。得点力が高い上"貫通"なので、ある種「何にでも勝てる」を実現している。

 

 そこまで行く過程が結構な苦行であることはTier1の面々と戦ったことがある方はわかるでしょう。【緑単アグロ】の最序盤を凌ぐにしても、《レヴィアタン》+《シャープリィスライヴ》を止めるにしても「気軽に使える除去がない」という欠点が響く。《謀略の女王ミリア》や《聖少女ブリギッド》相手に《パイモン》《舞踏のクロエ》で「必死に耐える豚」している光景も少なくない。

 ただそれ以外の点は非常に器用。《ダークプリズン》の理不尽さも光る。対【ミリア珍獣】以外でも《封札の紫呪印》がそれなりに強いことから複数枚投入可能で、結果的に【ミリア珍獣】に対してある程度のプレッシャーを持っていることになる。

 《サイレンスビロウ》への依存度は極めて高い。相方は《ブレイブシールド》《冥札再臨》とこれまた分かりにくいメンバーが多いが、《ターミネートコマンド》見たらまず【紫単】で確定。前季はA確定だったが、今季はCも一苦労とDOB面ではかなり厳しい。

 

 

・【黄単】

 

 実は《ヘレティックスカー》を有効利用できる。最序盤からの《ジャンプー》連打や、《司令官テイアー》からの《ゴールドクラウン》《天龍のレイア》など「除去を介さない得点力」に優れ、5点取るだけなら実は簡単。特に【蘇生青単】系相手にこのルートは決めやすい。《盗賊の手》での遅延は入れておきたいところだが。

 スピードを追求したほうが強い関係上、受けに回ると脆いのもこの系統特有か。【緑単アグロ】相手は前々から不利で《ライブオンステージ》→《天帝インドラ》頼み。【ミリア珍獣】系も《アンフェア・タックス》に祈ることになる。生息数が少ないがゆえに、《天空神機ゼウス》はあまり警戒されておらず環境に《人の業》は多くない。

 《ヘレティックスカー》+《冥札再臨》なんかは【黄単】特有の組み合わせかと。《聖少女ブリギッド》派生については後述。

 

 

・【道化師】

 

 前Verからお馴染み、【ニケバアル】シリーズ。《パズズ》が珍獣系に強く、縦にデカイなら《クラウンクイーン》で無視できるので、マリガンと序盤の引きさえ噛み合えば速やかに人を殺せる。【蘇生青単】系と【ミリア珍獣】が要求してくる「揃う前にケリを付ける」のが得意。例によって《盗賊の手》も欲しい。

 元々《ミューズ》対策で《聖槍・ロンギヌス》(←《三叉・トリシューラ》)が入っていたが、それがそのまま《獣忍白狼》対策にも転用できる。またその系譜に《炎剣・レーヴァテイン》が入り単純に強化された。

 最序盤から《パズズ》《クラウンクイーン》と《おおきくなるよ!》《インペリアルソード》のコンボを要求されそれをサーチする手段もないので、マリガンとドローに自信のあるニュータイプ向けのデッキではあるが、唯一の自慢であるスピードを以て環境に残存している。

 《ブレイブシールド》は確定。相方に《サイレンスビロウ》か《インサイトストライフ》。

 

 

・【赤単トリガーロスト】

 

 スピード自慢その2。同じ赤系高速デッキとして【道化師】と比較すると理不尽さに欠ける代わりに安定感がある。【猿】と比較するとスピードがあるが手札枚数が少ない。【猿】を今回外しているのは、人を殺すまでのスピードにやや欠けるため。《盗賊の手》で【蘇生青単】系を遅延させつつお馴染みのルートで勝ちきろう。

 新戦力で特筆すべきはやはり《炎剣・レーヴァテイン》。ターン開始時に残っていれば《蠅魔王ベルゼブブ》に足りなかった火力を補うことすら可能なので、久々に蠅魔王入りのレシピが増えてきた。《火精フレイミー》との相性もいい。

 《聖夜のメリィ》→《テューポーン》で"トリガー割りに固執しない赤単"も見なくはない。秩序の盾並びに《獣忍白狼》対策が【道化師】よりも更に枚数の少ない《聖槍・ロンギヌス》、それと極少数の《魔軍総帥アスタロト》しかないので、火力除去との相性を考えてもやはり《サイレンスビロウ》が欲しい。またこのあたりを意識してか、赤単系特有のジョーカー選択に《デリートレイド》がある。

 

 

・【青黄魔手ハンデス

 

 

 基本的にVer2.0のカードが入らない、「今お金のない人」にオススメのデッキ(調整やメタ意識の結果《邪眼天使サリエル》《獣忍白狼》は入ることがある)。元々まるす氏がVer1.4_EX3期に「スタン落ちしないカードだけで組んだ」ものなので、当時からほとんどレシピが変わらない。

 最大の収穫は《シャープリィスライヴ》。従来はLv2《プロメテウス》+《ゴールドメイデン》で2種3枚必要だった全体消滅コンボが、ゲージ75%とLv1《プロメテウス》で良くなったので《ゴールドメイデン》を《ロキ》や《大魔導士リーナ》のために雑に使えるようになった。無論ゲージ節約などの観点で従来のルートで使うこともあるが、「意識して手札を残す必要がなくなった」ので、立ち回りやすさが随分改善された。

 《プロメテウス》が全体消滅なので【蘇生青単】系に強いと思いきや、実は平時のレベルコントロールの部分がそれなりに苦手。ついでに魔手ハンデス系の宿命として【ミリア珍獣】相手にハンデスで決定打を出すには《侵撃の魔手》固め撃ち+《闇天使ネフィリア》など無茶の要るプレイが必要で結局不利なのも相変わらず。デッキパワーはあるもののスピードがなくて環境的に辛いデッキその1。消滅領域を利用するので《盗賊の手》はむしろ歓迎、という利点はあるが《文明崩壊》は直撃する。

 《シャープリィスライヴ》確定で、相方は《インペイルメント》・《ルインリード》・《冥札再臨》・《サイレンスビロウ》など。

 

 

・《聖少女ブリギッド》系統

 

 大きく分けて3パターン。全てに共通するのは《冥札再臨》確定ってことと、「デッキパワーはあるがスピードがないので環境的に辛い」ってこと。一応【紫単】相手は強い。先攻1T《聖少女ブリギッド》に対しての後攻《炎剣・レーヴァテイン》はもはや様式美。《聖少女ブリギッド》では秩序の盾が消せないので、意外と《舞踏のクロエ》や《鏡盾・イージス》がめんどくさかったりします。

 

1.【青緑ブリギッド】

 

 

 前Verの【青緑滅王】から派生。基本的に《アジ・ダハーカ》はレギュラー格だがこのレシピでは採用されていない。《圧殺のタウロス》《エリートシーフ》などのランダムハンデスを唯一平時運用できるデッキで、【ミリア珍獣】に強く出れる。《獣忍白狼》をメタとは関係なく運用できるのも特長で、【緑単アグロ】相手はコイツが引き受ける。苦手な【蘇生青単】系を意識してか、《盗賊の手》3枚。

 

 

2. 【ブリギッド・レベルコントロール】

 

 

 前回言ってたデッキの原案とアレンジ先がコレ。【青単レベルコントロール】からの派生。《獣忍白狼》の常用など上の【青緑ブリギッド】と類似点は多いが、ランダムハンデスの要素が減って【ミリア珍獣】系が辛い代わりに、レベルコントロール要素でその【青緑ブリギッド】との直接対決に強いのと、《幽世のイザナミ》によって対【紫単】については磨きがかかった。僕とヤリザさん両方言ってますが、《文明崩壊》よりも《盗賊の手》の方がいいです。

 

 

3. 【黄単tブリギッド】

 

 

 《神人ヤマトタケル》が大活躍。《プロメテウス》を《シャープリィスライヴ》だけでなく2表の早撃ち要員としても活用できる。《天帝インドラ》が《聖少女ブリギッド》《神人ヤマトタケル》をも消してしまうが、おそらく仮想敵は《滅王アレキサンダー》なので問題なし。このレシピだと加護秩序無しで《アンフェア・タックス》1枚なので、確かに【ミリア珍獣】キツいっすね・・・

 

 

 

 

 

 

 ってなわけで新Verで勢いのありそうなデッキ解説でした。ほとんど前方確認せずにレシピやブログ引っ張ってきましたが、今回引用したメンバーはなんとなく自己主張したい系のオタクだと思ってるのでざっくり大丈夫だと信じてます。

 デッキ別に採用されやすいジョーカーについても一応まとめては見ましたが、「《サイレンスビロウ》+《冥札再臨》」や「《サイレンスビロウ》+《ブレイブシールド》」など判別不能なものもあるのでマリガンキツいっすね。気合と人読みです。

 

 

 書いている間にも環境は進んでます。まだ新しいデッキ出るかもしれません。