止むことなき"自殺"~現行イベントシステムの限界
これはエージェント向けの記事ではありません。
「R&Dサポーターズ」としての特性を利用した、COJ運営向けの記事です。
僕は一週間前にこんな記事を書いた。
イベント4thリミテッド展望 ~絶対神の帰還~ - COJ山梨支部
"【メフィスト高速自殺】ですら、魔法石と《禁じられた召喚術》がないと極端に速度が落ちる"
こう書いた。半ば祈りと言ってもよかった。
甘かった。舐めてた。
イベント終了
1時間40分でフィニッシュ
先攻は初手信玄+マコorカパエル
後攻はメフィストキープ
最悪タコからでもタコ→マコ→メフィストとアクセス出来ます pic.twitter.com/LJ5ySNu7u1
— ♂SAYA♂ (@SAYA_COJ) 2014, 9月 11
世の中のエージェントはいとも容易く【メフィスト高速自殺】を組んでしまう。
代表例を2つ挙げたが、これ以外にもTwitter上には数多くの自殺デッキレシピが既に氾濫している。
なおキリンすまっしゅ氏のブログは「勝率0%を目指すための記事」なのでそこまで深く参考にしないように。
効率だけを追求するなら【メフィスト高速自殺】ミラーは勝ったほうがいい。イベントがより速く終わるからだ。
とにかく、どのようなフォーマットであっても、このデッキが"最速"であることがイベント開始1日で証明されてしまった。
イベント戦は例によって新小○駅も真っ青な"自殺志願者のメッカ"になっている。
前も書いたけど、
イベント3rdリミテッド雑感〜「時間」の価値を考える - COJ山梨支部
僕はこの"高速自殺"を咎めるつもりは全くない。
APが増減しない戦いに時間を費やすつもりがないエージェントは多数いるだろう。
僕は今日はプレイしてないけど、今回はノーメフィストで行こうかと思っている。
強そうなデッキができたのでちゃんと強いかどうか見てみたいのだ。
結局のところ、【メフィスト高速自殺】が存在しないイベントを作るのはもう無理なのだろう。
メフィスト自体を使えないフォーマットにするか、イベントにサレンダーボタンを実装するか。
サレンダー機能が実装されたらされたで"開始5秒サレンダー"が横行して巻き込まれた側のENが悲惨なことになるが。
勝ち星5、負け星1でよい気がする。勝ち負けの効率差が無さすぎる。サレありはやられた側が巻き込まれるのでNGやね #COJ
— Lig (@Lig_NICO) 2014, 9月 11
とにかく現行の勝4+1/負3+1という星増加のシステムを問題視する声も多い。
ただ、勝利偏重にすると下位、というか初心者にPRカードが行き渡りにくくなるのでそれもそれでマズい。
そもそもイベントで星を取る方式自体がナンセンスという話すらある。《冥界の門》《ヴァイス・ヘルメス》方式の再開、など手はあるだろう。
メフィスト自体が使えなくなるフォーマットと言うと「1CPユニット禁止」か「進化ユニット禁止」あたりが候補か。
ただこの"○○禁止"に関しては既に飽きてきたとの声も多い。
つまりイベントでしかやっちゃいけないような限定解除フォーマットの実装が待たれているのだ。
三国志大戦でちょくちょく"10コスト登録可能!"とかわけわからんことやってたじゃん。アレだよ。
どうせやるなら【メフィスト高速自殺】が自殺するよりも速く相手を殺せるようなフォーマットのほうがいいだろう。
「全カードCP-1」とか世紀末感あっていいと思う。150円ランサーってレベルじゃねーぞ・・・と思ったら後手1Tでエンジェルビルダー出るじゃん。すごい。こうなるとなかなか死なないかも。
巷で評判の「全エラッタ済カードを全盛期性能へ」は【メフィスト高速自殺】が余計に加速するだけなのでNG。アレに3点光明を与えてはならないし、追い風・意気投合・ライトステップもきっとろくでもない。
あとは普通じゃない勝利/敗北条件を設定しちゃうタイプ。
急にデッキに5枚ほどよくわかんないカードが混ざって、それが全部手札に揃ったら勝ちっていう「封印されしエク○ディア」戦とか。
いっそのこと本当に「負けたら勝ち」とか作ればいいんじゃないの?
よくわからないカオスイベントフォーマットは今後も募集してみることにしよう。
コメント欄とか使うといいよ(乞食スマイル)。
どういう意図があって今回の「トリガーカード禁止」というルールを制定したのか、僕には知る由もない。
ただ、イベント戦そのものに抜本的な改革が必要な時期になっていることは言わねばならない。
エージェント各位のエゴとして、知恵が生み出した結果としての【メフィスト高速自殺】は認めるべきものだ。
ただ勝敗のある対戦ゲームとして見たときに、「勝敗なんてどうでもいい」状態になっているのは、不健全極まりない状況ではなかろうか。
冒頭にも書いたが、これはエージェント向けの記事ではない。
インターネットにブログを通して全公開した、僕からSEGAへの要望メールのようなものである。