COJ阪神支部

旧「COJ山梨支部」。なお、中の人は巨カスの模様。

【蒼炎ヒトミ・プロメテウス】

初めてこのデッキを見たときは誰だって驚くものだ。

蒼炎の魔導士ヒトミによる、相手の都合を考えないプロメテウスの高速育成。

旧【青単ハンデス】の延長線にして、同デッキが得た究極奥義。

いざ自分で触ってみるとその拡張性の高さには恐れ入る。

今シーズンで唯一「DOBをBまで上げてもトップメタと戦えるデッキ」と言っても過言ではない。

 

環境考察とかはBANさんとかがやってくれたので、今回はこの【蒼炎ヒトミ・プロメテウス】の解説である。

僕が作ったデッキを2個ほど張るけど、このコンボの発案は僕じゃないし、著作権は僕にはない。

 

サンプルデッキ①:ポイズンディナー型

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サンプルデッキ②:迷子型

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②は現在使っているもの。①は少し古い。

 

1、カード解説

上から順に重要度が高い。

サンプルレシピで採用していないものについても触れる。

 

・蒼炎の魔導士ヒトミ

コイツをどう使うかが全てのデッキと言っていい。

除去されないように細心の注意を払うべき。

細かい使い方については後述。

 

・プロメテウス

爆弾。上手く爆発させて疑似インペリアルクルセイドを決めるのが絶対的勝ちパターン。

Lv2で6000になってしまうロキでは不安が残るため、赤系相手では最序盤から出していって、ブロッカーとしても利用する。

アタックを通してのライフ1点とプロメテウスでブロックしての1点に差はないので、敵の数を減らせるなら減らすべきだし、レベルも1上がるので次が殴りにくくなる。

 

・ロキ

説明不要の青のスーパーエース

基本手札では重ねないで8000ブロッカーとして運用するが、盤面育成でOCすることも。

 

タナトス

ヒュプノス

不死のハンデス系ユニット。盤面にいろいろ揃えるタイプのコンボデッキなので、ハンデスによって敵の攻め手を削るのは極めて重要。

ロキも合わせて不死という種族シナジーを利用するのが結局一番丸い。プロメテウスも不死だし。

 

・ポイズンディナー(+忘れられし地下書庫)

・迷子

ハンデス系スペル。この2つのどちらを採用するかは結構大きくて、

っていう差がある。

ハンデスデッキとしての本懐を遂げて、【黄単ワンショット】だの【OC特化珍獣】だのに相性勝ちするならポイズンディナーが望ましいし、

コントロール寄りのコンボデッキとしてヒュプノスでアド差取っていくなら迷子に分がある。

「ポイズンディナー+忘れられし地下書庫」は強力だが枠を取るし、ヒュプノスとの相性はそれほどでもない。

迷子型のほうが地下書庫が不要な分よくわからないビックリドッキリメカを詰め込める。

要は目指す方向性の問題。サンプルデッキを2つ張ったのもここのせい。

 

・ダークテイマー

 実質0CPの自壊装置。

蒼炎を自由自在に起動できるので、最後の1ピースになりやすい。

序盤は無造作に軽減に突っ込んでいいが、中盤以降は大事に扱う。

 

・ミイラくん

・見習いシーフ

不死ではないものの汎用性の高いハンデスユニット。

ミイラはたまに相手のマーヤと友情コンボが成立して高速で蒼炎を稼働できる可能性があるので優先度が高い。

 

・ファンガスガール

採用すると全く違うデッキになる。

蒼炎+プロメテウス+ファンガスガールまで揃うと1CP1000サーチャーを叩いているだけでプロメテウスのカウントが進むので手札を減らさずにトンデモないことが起こる。

これが現在主流の"不死型"ではなく"珍獣型"であり、このコンボを最初に導入したのはこちらだった記憶がある。

"珍獣型"は盤面強度が犠牲になるので、トップメタの【赤黄ミッドレンジ】に不利が付く。"不死型"優勢。

 

・カパエル

"珍獣型"では100%入るが"不死型"でも優先度は高い。

プロメテウスを高確率でサーチし、相手のマーヤで自壊できることもある。

プロメテウスへのアクセスの容易さがウリなので、勢い余ってカイムとかを入れ始めると効率が落ちるので注意。

 

・ファントム

ロキで止まらない超BPユニットを瞬殺できる。

一番の活躍ポイントはミラー。プロメテウスさえ先に落とせば大損害にはならない。

他にもコンボを崩してくる毘沙門(たいてい蒼炎と他を巻き込むのでLv2以上になっている)を瞬殺できるなど有能。

 

・冥土少女シノ

ブレイク・クロックに拘らなくともプロメテウスの育成はできる。

カウンタークロックであると同時に不死なのでシナジーが濃い。

蒼炎+シノ+プロメテウスと並ぶと相手の攻撃は相当制限されるし、

逆にシノが殴った時にチャンプブロックされてもシノのクロックアップ効果で自壊し始めるので蒼炎起動とライフダメージの純粋な2択になる。

 

・モロク

自壊装置として使う。4枚目以降のダークテイマー。

もちろんライフ3以下で普通に着地する分にも強い。

 

・弱肉強食

普通に使う分にも優秀だが、自分のカパエル・ミイラくんを巻き込んで行けるのが採用理由。

特に"珍獣型"ではファンガスガールの代用として機能する。

 

・冥土の献上品

地雷として有能なカードその1。

ミラーのプロメテウスや蒼炎、OCKPなどの天敵を処理しつつ自分の蒼炎を起動できる。

アザゼルこそ無理だがエンジェルビルダーや暴虐をも仕事させずに出オチさせることが可能。

1枚ぐらいは。

 

・絶対者の理

地雷として有能なカードその2。

蒼炎もクソもないのに突然プロメテウスが光る。

蒼炎がいないから殴るなら今がチャンス!と思った矢先にこれで結局全消滅、みたいな。

1枚ぐらいは。

 

・天剣の沖田

・ドラゴンゾンビ

BPに頼らない絶対的な防御力の代わりに、数ターンで自壊する。

時間を稼いでその間に蒼炎を置ければいい。

 

・冥王ハデス

・ヴォジャノーイ

・封札の死壊石

裏の勝ち手段としてハデスを用意するパターン。

ヴォジャノーイは勝手に自壊するので有能。

封札の死壊石はポイズンディナーの返しに手札を回復する役割もある。

 

・女神の息吹

・海鳴の精ウンディーネ

ポイズンディナーを使うなら一緒に。

一旦0になった手札を回復させやすい。

 

 

実は構築者次第で相当バリエーションが多いことがわかるだろう。

ただ、回す上での大事なポイントはそう変わらない。

 

 

・プロメテウスがいない時の蒼炎の使い方

このデッキを回す人の上手い下手はほぼ全てここに集約されると思う。

何もプロメテウスに拘らなくともロキOCで盤面を解決できることはあるし、

タナトスヒュプノスでアドだけ取ってるのが正解ってこともある。

蒼炎自身の第二効果も忘れてはならない。

あとはいざプロメテウスを爆発させて「さあ殴るぞ」ってなったときに

蒼炎で上手くLv3を作れると余計にライフダメージが取れる。召喚酔い解除とかにもなる。このあたりのプレイングで殺し切った試合は数えきれない。

 

・ダークテイマーは最後まで隠す

このデッキ、点数の取り方がたいていくだらないチャンプアタックになる。

「蒼炎+プロメテウス揃ったけどお前ブロックする?」ってヤツだ。

この場合、たいていのプレイヤーは"1回だけブロックしてくれる"。

プロメテウスが爆発さえしなければいいのだから。ダークテイマーの落としどころはこの後。

この場合にダークテイマーの存在が手札ORなんかでバレてるとブロックしてくれなくなるのでめんどくさくなる。

中盤以降のダークテイマーは重ねないほうがいい。当たり前だが、蒼炎+プロメテウス+テイマー+テイマーは確定爆発だしね。

 

 

ジョーカーはライズアンドシャイン推奨。ミラーが楽だし、先攻特化でつんのめって来るヤツにもハンデスと合わさって間に合うケースが多い。

プロメテウスが殴るとゲージが伸びることは覚えておきたい。

 

 

ブログも書いたしCOJすっかー。

僕はもうこのデッキ回すの疲れたから、【赤黄ミッドレンジ】で王道を往くけどね。