DOB査定変更から見るVer1.2第二シーズン総まとめ(後半戦)
5/22、想定よりも早くDOB数値が変更され、COJVer1.2は第三シーズンに突入した。
DOBの数値変更からメタの変遷とJランクおじさんの悪意を紐解く好評(?)企画第二弾をお届け。
20位:蠅魔王ベルゼブブ
33位:アーミーアント
34位:キザルゴン
37位:ミノタンク
42位:パピヨンガール
48位:生産工場
【昆虫】セット一式は第二シーズンも絶好調。【悪魔】が思いのほか増えたためにベルゼブブはついにTop20。
唯一順位が下がっているのがパピヨンガール。元々純正の【昆虫】でも抜ける可能性のあるカードだったが、
パピヨンがまず採用されない遅延・ハンデス軸の【昆虫メフィスト】の大流行が理由と見ていいだろう。
50位:断罪のメフィスト
メフィストは現状維持。しかし、前記事にも書いたが【メフィスト】は増えている。
これは「1試合で2回出すことはまずない」というメフィストの性質への理解が進んだため。
第一シーズンに比べて【メフィスト】1つに投入されるメフィストの枚数が減少していることを意味する。
メフィスト環境は終わらない。メフィスト→沙夜1→追加展開のデスコンが開発された以上、これはもはやDOB査定とは関係ない。
40位:チェインフレイム
96位:サラマンダー
今回の査定変更の目玉とも言えるだろう。ともに1pt→0pt。
【チェインフレイム】というデッキそのものが広く知れ渡り、圧倒的なDOBにより使用者を増やしていたのが原因。
サラマンダーの相方リトルドラコも2pt→1ptである。よく使われていた関連カードが軒並みpt低下している印象。
今後【チェインフレイム】はDOBをAまで上げることが難しくなった。
67位:ロキ
ついに居るべき場所に到達した青のエース。1pt→0pt。
不死という青を象徴する種族に加え、インターセプトドローと高いBPが【チェインフレイム】に完全に合致。【ハンデス】系統にもほぼ搭載率100%。
もう1pt圏内に落ちることはないだろう。
52位:魔将・信玄
逆に一時期はTop10間近に迫った前Verの青最強クリーチャーはここまで順位を落とした。
どこからでもメフィストが飛んできて、そのメフィストの飼い主を殺すために天龍のレイアが跳ね回る現環境では
「ただライフが減るだけの置物」になることも少なくない。
一応【昆虫】【チェインフレイム】などの赤系相手の制圧力は相変わらず。【昆虫メフィスト】?知るかよ・・・
19位:人の業
36位:弱肉強食
加速するメフィスト包囲網。業は現状維持、弱肉は大幅増。
業についてはデッキ1つあたりの投入数が減っているのが原因だろう。毘沙門減ってるだろうしね。
弱肉はメフィストへのメタにとどまらず、デッキ構築の段階で自軍への被害を減らすなどして逆にデッキ1つあたりの投入数が前より増えている印象だ。
29位:デーメーテール
39位:炎の魔導師ヒトミ
上位では見る回数が少ないものの、順位を上げている2枚。
新カードにしてコンボ感満載なので、「TCGの楽しさ」としては満点。
この2枚同士が噛み合うと普通に強いのも面白い。
J帯では無慈悲にカキーンだのチェストだのされて跡形も残らないあたり哀愁を感じる。
96位:ゴーレム
2pt→0pt。おいおい、出世しすぎだろ。
【昆虫】のミラー対策、沙夜1採用【メフィスト】での遅延手段など
たびたび頂上・ランカーリプレイを盛り上げた緑の守護神。
これ、0になってもみんな使うのかな・・・
75位:拷問官アーテー
なんでや!!おかしいやろ!!!!
1pt→0pt。前記事にも書いたが、マコからサーチできるスピードムーブ。
確かに「ライズアンドシャイン+スピードムーブ」は現環境のキモなのだが。
一昔前は"赤2CP帯の貧弱さの象徴"みたいなところがあったのに。
TCGはわからない。だから、面白い。
103位:人身御供
えっ、0ptになってないの・・・?世界創世と入れ替わりかなと思ったが。
もともとは【昆虫】ミラーでの後手用秘密兵器みたいな扱いだったが、
最近では【昆虫メフィスト】など遅延から沙夜1に繋ぐタイプの【メフィスト】の必殺技として名を馳せる。
これが1ptである限り、パワーカード満載の【昆虫メフィスト】のDOBは安定してCに到達してしまう。人身御供3+天龍のレイア2でいいのだから。
あと2週間は覇権デッキとして暴れ回ることになりそうだ。
104位:献身のフェリア
なんとか1pt帯に踏みとどまった"赤専用突撃の合図"。
アーテーよりもこっちが0ptかと思ったがそうでもないらしい。
使ってみるとそこまでOCしない。ライズアンドシャインから2体投げてメフィスト殺すとかね。
105位:天龍のレイア
どう考えても第二シーズンの支配者。【メフィスト】のパーツでありながら"メフィスト絶対殺すウーマン"。
新参&復帰組から怨嗟の眼差しで見つめられる、現状では実質トレード不可のPR。
そのレートはベルゼブブ・魔法石をも凌ぐとかなんとか。最上位帯では見ない日はないカード。
コイツが1ptに留まっているのは、単純に「持っていないプレイヤーが増えた」ためだろう。喜ばしいかな、COJの人口の増加だ。
109位:冥府の武家屋敷
115位:剣神・武蔵
Ver1.1_EX2で一世を風靡した【侍】も【昆虫】には勝てなかった。種族トリガーとフィニッシャーが0pt→1pt。
注目すべきは、個々の侍では順位が上がっているカードが少なくないこと。
弁慶は1pt→0pt、烈火に至ってはTop30入りである。こいつらは【チェインフレイム】のパーツなのだ。
僕個人としては【侍】は今こそ注目のデッキ。遅延ハンデス軸以外の【メフィスト】には割と有利だし。
108位:ラグエル
125位:天空の楽園
これも1.1EX2当時では考えられない順位の落ち方。0pt→1pt。
【珍獣】(というか【猿】)の衰退でラグエルで撃ち落とせるカードが極端に減った。
天空の楽園についてはもっと残酷な理由だ。メフィスト→光明のほうが掘る速度が速いのである。
1.1からずっと第一線を走り続けた【黄単毘沙門】系統も、ついに時間の流れに消えるのか。A・Sデッキ狩りには定評があるが・・・
116位:アメノタヂカラオ
出ました、「4pt→1pt」。"第二シーズンのヘルハウンド"1号はやっぱり我らが斧爆弾。
第二シーズン初日から「コイツおかしい」と言われ続け各種黄系デッキに全力投入。
【メフィスト世界ロック】系統のDOBを爆上げした、Jランクおじさんの悪意の象徴Re:Birth。
ヘルハウンドとの最大の違いはしょっちゅう場に出てくること。
ホーリードラゴンだの、天龍のレイア→ミカエルのキルルートだの、
頻繁に8000になって伊達じゃない肉体を見せつけた。そしてファントムで死ぬ。
ストラグラーはまだ4ptです。第三シーズンはこっちを使おう。
ちなみにこのシリーズでは今後も頻繁にヘルハウンドを弄り倒すことになりますが、奴は第三シーズンでも1ptです。
175位:ホーローセン
こちらも「4pt→1pt」。"第二シーズンのヘルハウンド"2号。
斧爆弾とは違って【メフィストワンショット】【珍獣】を担当。双方にストラグラーを加えてS狙いのデッキも。
【メフィストワンショット】の先攻初動としては凶悪で、「どうせカキーンするんだから」とチャンプアタックして光明やマネゲ持ってくるぐう畜フクロウ。
現環境は3000も5000も除去耐性としては大差ないしね。
ストラグラーはまだ4ptです。第三シーズンはこっちを使おう。
121位:サイクロプス(2pt→1pt)
136位:チェックメイト(4pt→1pt)
独特のポーズと挙動、そして圧倒的DOBで人気を博した【サイクロプス】関連カードたち。
特にチェックメイトの使用率変動がすさまじい。
SS中~上位の友人のプレイを後ろで見てたらこの系統の多いこと多いこと。
やはりハンデスはいつの時代もファンがいるものだ。ダリチュヒッピーA定食!
ちなみにその他としては見習いシーフが1→0、ポイズンディナーが1→2、迷子・ドラグーンレイアが1維持。
DOBという武器を奪われた【ハンデス】系統。第三シーズンは厳しい展開か?
204位:冥界の門
213位:世界樹の恵み
ともに1pt→2ptの種族トリガー。
冥界の門はPRではあるもののRPパックに封入されたことがあるためトレード可能。「不死」にはタナトス(1pt維持)などのシナジーもできた。
世界樹の恵みの「精霊」はなんといってもアンチ進化精霊サイクル(全て0pt維持)が使えるし、アリエ(説明不要)やプリティベル(1pt維持)を擁する。
第三シーズン、この2種族はチャンスかも?
279位:ドン・ペロッツァーノ
294位:キャタピワラシ
今シーズンの台風の目では、と期待する2枚。ともに2pt→4pt。
最強種族の1角「珍獣」を共有し、この2枚の間にそもそもシナジーがある美しい組み合わせ。
双方全力投入から庭でブン回す新型【珍獣】の出現が待たれる。つーか、自分で作るか。
貴重な昼休みをデッキ構築ではなくブログ3700文字に費やした僕を褒めてほしい。
今日本当はめっちゃ忙しいんだぞ。